ポエム kotoshin's STORY from gabacyo

~すべての詩たちが僕のすべて~
元気になってくれたり、勇気をもってくれたら最高です。
ゆっくりご覧くださいね。

約束から70年

2015-03-19 22:08:33 | ポエム
あの夏の約束は守れましたか?



ほんとは、青々と繁った草木と
セミの声と無邪気な子供たちの声

見守る老人と母親の優しい瞳と
それでも駆け回る子供たちの姿

自分の意見もろくに言えない雰囲気
正しいことはたったひとつだけで

誰も信じて疑わなかったあの夏の日



ほんとは、嫌で嫌でたまらなかったけど
口に出せない辛さと 切なさでいつも

心が窮屈で 愛することすらできなくて
それでも何する訳でもなく 時間が

追ってきては 迫ってきて 短くて
考える暇もなく 流れていくだけで

それでも彼女との約束を忘れない日々



ほんとは、人と戦う意味など0に等しく
自分との戦いのほうが大切なことであり

ちょっとした意見の違いからいつも
いつも人は人を傷つけてしまうもので

思想、宗教、哲学、環境、すべて違うけど
産まれ、目を開き、立ち上がり 夢をみる

単純な約束も守れないでいる日々よ



ほんとは、自己満足から争いは始まり
偽りだらけの思いやりを声高々と語り

それでも流されるだけでせーいっぱいで
明日を生きるために泣いてばかりでなく

無理にでも笑顔で頑張る親の背中は
何を語る訳でもなく ただ大きく見えた

太陽は明日もギラギラ輝いていると



あの夏の日の少年たちは大人になれなかった
夢も希望もあの空に砕け散ったからこそ

今の暮らしがあることを忘れてはいけない


黒い袋

2015-03-14 00:31:01 | ポエム
嘘で固められたボールを投げたら
完璧なまでに打ちのめされた朝

声高らかに叫んでいる馬鹿げた奴
何を信じていいの なんて心にもない

言葉はいつも真実を語るとは限らない
文字ならなおのこと ましてやTVなんて 

真っ直ぐな瞳が語るその言葉を飲み込んで
真っ直ぐに言葉を返したときだけが真実

泣いても 悔やんでも 信じたのならば
ただ ただ 疑うことなく進めばいい
 



転がったボールを拾い集めてみれば
何かが違う そんな一瞬に出会うだろう

横並びになる必要などどこにもないから
色も形も違う ましてや見えかたは無限大

裏切られて 腹立たしく 拳握りしめても
怒りからは何も生まれないのなら

真っ直ぐな瞳が語るその真実をしっかり
自分のものになるまでボールを集めて

例えば何も隠すことがないのなら
まっさらな透明な袋に詰め込んでみよう




苦し紛れの言い訳は なんのため?
自分の地位が不安になるから ずっと

嘘で固められた言葉を放つから 誰も
いつかはいなくなって また言い訳考えて

群がるハイエナたちは 今が愛しくて
明日になれば きっと別の住みかを探す

黒い袋に詰め込んだものは行き場がなく
それでも詰め込んで 時に身を任せる

心配しないでね 大丈夫だから と笑顔で
語るその瞳に真実はあるのだろうか?


美しく咲くとは

2015-03-07 23:48:17 | ポエム
例え 誰もいない道を歩いたとしても
誰かに何かを言われようとも

この大地に 一歩をしっかりとゆっくりと
そのまんま進んで行けばいいんだよ

大人になると色んな事が見えてしまうけど
自分は自分でしっかりと地に足つけて

泣いたり 笑ったり 怒ったり 困ったり
晴れの日も 雨の日も 激しかったり
穏やかであったり 寒い日も 暑い日も
そのまんまで そのまんまで 前に~
   

例えば 何もかもかもから逃げたくて
何もかも忘れたいほどに苦痛だったら

ゆっくりと休めばいいから そこから
何かを見つけられなくなったとしても

見つかるまで 瞳閉じて みてもいい
大人の時間に合わせる必要などないから

時間に追われて 縮めては また広がって
雲行きが怪しくなっても どしゃ降りで
その隙間から いつか優しい光りが包んでくれる
だから そのまんまで 変えることなんかない



例えば 無邪気に子供のように泣いた朝は
きっと 何かに包まれて 勇気が沸いてくる

一生懸命頑張ったから 自然と涙も流れる
少しの寂しさと少しの安堵と同じ時間を過ごした

仲間はいつも心の中に 大きな一歩をくれる
今までも これからも いつまでも心の中

桜の花も 朝顔も ヒマワリも 金木犀も
そして名も知らない必死に踏ん張る草木も
誰にも見つかることなくひっそり咲く花たちも
そのまんま 自分にできる せーいっぱいの力で