ベストはつくしたか？

今をベストに過ごしているのか？自分に問いかけている
鏡に映る自分の姿　心の声を　奥深く静かに聴いている

追い込んで　苦しくなって　誰にも言えないから　いつも
悔しくて　泣きたくて　それでも涙のひとつも流れない

しゃがみこんで　塞ぎこんで　立ち上がれそうにないくらい
それでも明日の太陽は爽やかに包みこんでくれるのかな

「そんなに追いこまなくていいよ」「楽にしていいよ」って
素っ裸のお前を後ろからきつく抱きしめて温もり感じる

ベストをつくす　後悔したくないから　今までも　これからも
ベストをつくすからこそ見えてくる　道もあるはずだから
そう信じてる　馬鹿だと言われても　幾つになっても
結局は一人ぼっちだから


車走らせ　遠くに見える勇敢な富士山はいくつもの歴史をみて
その綺麗な形を保ちながらいつも勇気を与えてくれるんだ

流れる景色　吹き抜ける風　揺れる木々　爽やかな太陽
カーステからはいつもの音楽と香りに包み込まれて

現実はいつも無常に降り注ぎ　悔しくても悲しくても
誰にも言えないこの思いを　いつも追い込んで考えて

夕べ　鏡越しに少し恥ずかしそうなお前を初めて抱きしめた
長い髪をおろして　いつもは見せない優しさをくれた

今日はベストをつくしたか？明日はどうだ？昨日はどうだ？
もう一人の自分に問いかけて　深く深く考えこんでいくから
楽じゃない　信じてる　馬鹿だと言われていい年になっても
結局は一人ぼっちだから

いつもベストをつくす　苦しくて立ち上がれそうにないくらいに
体を酷使し寝る間も惜しんでベストを尽くす　追い込んでいく
もっと楽していい？もっと眠っていい？夢は現実になってないじゃない
結局は一人ぼっち歩き出す

あなたと離れてから

あなたに会いたくて　会えなくて
切ないこの気持ち　誰にも伝えられない

瞳閉じると　あの時の笑い声と
セピア色に染まった夕日の影

メールのなかった時代を生きたくせに
あなたのメールを待っている

今日も朝から雨が降っている
昨日もその前もずっと　あなたと離れてから



あれからもう随分の時間が流れて
時々思い出してはまた消えていく思い

にぎやかな街のイルミネーション
寄り添い歩くカップルを見つめて

心に穴が開いてしまったような感覚
切なくて誰にも話せないこの思い

明日の天気予想はシトシト雨模様
窓に映る自分を見つめながら　涙する



やっぱり雨　ずっと雨　晴れた心よ
青い空よ　あなたと離れてから