ポエム kotoshin's STORY from gabacyo

~すべての詩たちが僕のすべて~
元気になってくれたり、勇気をもってくれたら最高です。
ゆっくりご覧くださいね。

しょうへいの詩

2006-10-21 23:53:00 | ポエム
「おーい しょうへい!」最近元気がないみたいじゃないか
おれのとこにも風の便がさっきとどいたばっかりだけど
馬鹿クソ間抜けに結局は何やってんだ!
あの頃のおれ達の情熱は何処かへ忘れちまったのか?
そんなはずないだろう?そんなことはないだろう?
あの時の約束はもう忘れちまったのか?

「おーい しょうへい!」大きい身体に小さい自転車に乗って
気遣い上手だからみんなに頼られたのは分かるけど
その分きっとお前の小さい心は少し傷ついて
あの頃のおれ達のことは何処かへ置いてきたのか?
そんなはずはないだろう?一緒にとりにいってやるよ
あの頃の約束を守るためにいこう!

「おーい しょうへい」お前のことをそう呼んだ
「おーい しょうへい」いつも考え込んでいたんだ
「おーい しょうへい」心を少し犠牲にしても
「おーい しょうへい」「おい!」「しょうへい」


「おーい しょうへい!」大きい頭にちょこんと帽子かぶって
ふざけた真似をすると生真面目なお前は怒っていた
お前がいるから馬鹿になれるとみんな思っていた
一緒に涙を流したあの夢の中へは戻れないけれど
心の中はいつもあの頃のまんまでいたいはずだよな
おれ達を残して何処へもいかないで!

「おーい しょうへい!」あの頃の思い出話はしたくない
まだまだ長い道が続いているんじゃなかったのかい
おいおい、どうしたんだ?元気出せよ?おいおい。 
もう同じ道は歩めないけれどおれ達の明日はきっと
空が明るくなるようにそして太陽が昇る・・・・・
お前はおれ達に勇気をくれたじゃないか!

「おーい しょうへい」信じたくはないんだ
「おーい しょうへい」まだまだがんばろうや
「おーい しょうへい」苦しいなら素直に
「おーい しょうへい」「おい!」「しょううへい」

「しょうへい!!」

好きといえずに

2006-10-14 02:15:00 | ポエム
どんより曇った空が 少しだけ肌寒くて
黄色の自転車で 僕に会いに来てくれた

髪をなびかせながら 冷たい手を握り締め
僕のところへ・・・ 優しさを運んでくれた

ホントは好きなくせして 好きと言えずに
君を悲しませてしまったけれど
今日は君に「好き」と言えるよ きっと


わがまま気ままな僕を ずっと見守ってくれて
ホントにありがとう いまだ口にはできないけれど

さよならの日はいつか ずっと先にしまっておいて
僕のところへ・・・ 優しさを運んでくれた

ホントは好きなくせして 好きと言えずに
君を悲しませてしまったけれど
今日は君に「好き」と言えるよ きっと

今日は君に「好き」と言うから・・・。

HELP

2006-10-08 00:57:00 | ポエム
食べるものは何でも食べました
着るものはこれだけです
暮らしていけるのはあなたのお陰です

世界は何処にあるの?

私のお母さんはいま何処にいるの
弟はいつも泣いてばかりで
お父さんは気付いたらいませんでした

食べ物はこれだけです


北の山は崩れ落ちて草がないの
夜になると食べるものを探して
それでも生きるために頑張れるなら
頑張っていこうと思っています。


何人もの人が力尽きて倒れていく
痩せた頬 力のない握りこぶし
生きているのか死んでいるのか

淋しい風が吹いています


ありふれた日常に生と死があります
駅にはいつも眠っている人がいます
それでも生きるために頑張れるなら
頑張っていこうと思っています。

助けがくるのを待っています。