山村留学体験記&棚田復活!         あの山の向こう

横浜→長野へ山村留学した長男(中学3年間)と次男(小4-5)の記録と山留「その後」+山村の耕作放棄棚田の再生挑戦記♪

受け入れ農家さん

2009年09月10日 | 育てる会「山村留学」のこと
育てる会の山村留学の最大の魅力は

地域の農家さんのお宅に

そこの家の子となって 同じ釜の飯をいただく・・・

ということ。


昨今は 月の約半分が 農家さん宅での生活ですが

山村留学が始まった頃は、 100%農家生活だったそうで

農家さんの高齢化や負担軽減などの理由で

次第に滞在日数が 減らされてきていると聞きました。


農家さんは 1年間 複数の山村留学生を受け入れることになりますが

まぁ。。。 その苦労たるや・・・

自分の子供ひとりでも それなりに 「大変だなぁ」と

手をこまねいたり 育児に悩んだりするものです。。。


我が家の次男 Joにしても

昨年までは とても人様に預けられるような状況ではなく

小3の後半になって(今年に入って) ようやく・・・

何とかやれるかな。。。と。


農家の父さん曰く

「 目はいつも開いているのだが、もちろん手は出さない。

  その中間の『口を出す程度?』が難しい。 」 


手を出さずに 口を出す・・・・

口を出すのも 感情ではなく 意図的に考えて 加減する・・・


これが親には本当に難しい。

手を出しすぎていること、 口を出しすぎていること自体に

親は自覚がなくやってしまっている場合が多い。

子供は 良くも悪くも学習能力に長けているから

多少うるさくても 親にやってもらってるほうが楽だと思えば

自発的に動かない。


それを見て 親は 「まだこの子には “できない”」 と勘違い?して

せっせと 手をかけてしまい 結果、 子供の自立を妨げてしまう。



昔・・ 子供たちが保育園に行っている頃

ある日 保育園で靴下を自分ではいて 靴を履き 園庭に駆け出していく

子供の姿を見て・・・

「 えっ! 自分で履けたの??? 」

とびっくりしたことがある。


毎朝 毎朝、 されるがまま? 子供は私に 靴下を履かされ 靴を履かされ

保育園に出かけた。

子供はどんどん成長し もう靴下も靴も自分で履けるようになってたことに

気づいていなかったんですね~

子供は楽チンだし・・・ そりゃ、 やってもらいますよね~、、、


一事が万事 こんなことで・・・ 同様に

山村留学に行き始め 子供たちの活動内容を見ていると 

へぇ~ こんなことも あんなことも・・ そんなことまでできるんだ~・・

と つくずく 親の手で 子供の自立の足を引っ張ってた感を

実感させられるわけです。


「 かわいい子には 旅を・・・ 」 と言いますが

まさに 親の手を離れての旅路は 親が手をかける数倍 様々なことを学習し

体得し 自分の潜在能力を引き出して 生きる力を培っているかんじです。


 
手を出さずに 口を出す・・・・

口を出すのも 感情ではなく 意図的に考えて 加減する・・・


難しいけど 子供の成長のために 親も努力が必要です(^^
コメント
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