台南・ダイアリー

台湾の台南市で3年、新竹市で2年駐在して、色々な所へ行ったり美味しいものを食べたりしました。

萬寶龍 と 夢普蘭 と 白朗峰

2004年11月19日 | 台湾


今日は、思いっきり サムく いくので、力を抜いて読みとばしてくれ。



この前、北門路 ( ペイメンルー ) を黒シャツ隊のT君と歩いているとき、
オレが モンブラン の ブランド専門店 を見つけて、
「 おお、こげなとこに モンブラン のミセがある。 」
と言ったら、ヤツが
「 うぁ、どこに目をつけとるの ! 菓子屋 なんかないやないノ ! 」
と びっくりする様な発言をした。
ゲゲっ と思って聞いてみると、
なんと T君は本当に、万年筆メーカーの モンブラン を知らない様だ。
 
その上ヤツは、そんなブランドを 知っているのは オカシイ といい、
「 門司 ( ヤツは門司出身だ ) にゃ、
 モンブラン なんて文房具屋 を知っとるモンはおらん。
 みんな ケーキのこと としか思ワン。 」
と言い張った。

そこでオレは、ひとつの提案をした。
「 そんなら、これからケータイで 知り合いに電話をかけて、
 ” モンブラン と言えば? ”
 と訊いて、訊かれたヤツが一番に 文房具屋 を思い出したら、
 オマエがオレに10円払え、
 その代わり、 ケーキ屋 を思い出したら オレが10円はろうたろ。 」 
提案は成立し、それからオレたちは北門路 を歩きながら、
台湾中のダチに電話をかけたかけた。

結果、予想通りほとんどのヤツが モンブラン と聴いて、
文房具ブランド しか思いつかず、
だれも ケーキ を連想するヤツはいなかった。
オレは
「 さすがは台湾人、ブランド志向! 」 なんて思ったりした。

しかし、オレが500円も もうけたころ、T君から、急に異議が提出された。
「 TADAさん、電話で訊くときにずっと、 
  ” 萬寶龍、 ワンパオロン と言えば、何を思い出す? ”
  - って訊いてるじゃないッスかぁ。   ホントにその
  ” ワンパオロン ”
  っての、 ケーキ の モンブラン と発音一緒なんスか? 」

「 うァ 」

そういえばそうだ。
中国人は 外来語に てきとーに漢字を 振るから、
モトが同じ ” Mont.Blanc ” でも 漢字まで 一緒とは限らん。

そこで、性根が 英国紳士 の様にフェアなオレは、
T君に500円を返し、次の日 インターネットで
ケーキ の モンブラン の漢字を、台湾ではどう書くのか
について調べることにした。

その結果は、やっぱり漢字が全然ちがってて、

万年筆 の Mont・Blanc = 萬寶龍、 ワンパオロン
ケーキ の Mont・Blanc = 夢普蘭、 ムンプーラン

になっていた。 そして、ついでに調べた スイスの山 の方は

Mont・Blanc = 白朗峰、 パイロンフォン  だった。



 
なー、みんな、この三つの 漢字 の表記を見ただけで、
語源 が同じもんだって 想像できるヤツいるかい?

オレは
「 本来、 表音文字 である アルファベットを、 表意文字 の漢字 に変換すると、
  同じ 語源 と スペル でも、全然違うもんになっちまうんだなァ。
  日本語だったら、” モンブラン ” って言う共通のカタカナ を見れば
  - 何か関係があるんだろう - って想像がつくけど、
  中国語では、 外来語 にあてられた漢字 から、
  本来の 語源 を推察するってことは多分無理だナ。 」
なんてぇことを、 漠然 と考えていた。




台南 もやっと朝晩涼しくなってきて、
オレは今朝、
久しぶりに 洋服ダンスの
( 引き出しの方 じゃなくて ) - 縦長の両開き扉を 開けたのサ。




昨日は、ウェイトだけをやりました。
今日は、ウェイトと35分JOGをやりました。
(ING安泰の国際レースまであと30日)

一昨日のヒット数 - 360
昨日のヒット数 - 398


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