☆ こにゃんこのケセラセラな毎日 ☆

人生なんてケセラセラ
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障碍の受容 *-* こにゃんこの場合 *-*

2008年10月31日 | 子育て思い出話*-* コナン編 *-*
久しぶりに思い出話を・・・。ネタ切れっちゃあ、ネタ切れなんですが(笑)

我が子に障碍がある、もしくはその疑いがある、と知った場合、
ほとんどの方がその事実をすぐには受け入れられないかと思います。

ワタクシの場合は・・・実は今でもちゃんと受容出来ているか、と言うと
ちょっと自信がありません
なぜかと言えば・・・コナンはコナンだと思っているからです。
忘れ物大王だし、ちょっとしたこだわりもあるし、扱いにくいこともあるけれど
それが、コナンが障碍だから、とか実はそんなこと考えて毎日を送っていないんですね

便宜上、特に施設利用や役所とのやりとりの中で「障碍」って言葉は使いますが
それ以外は、「ちょっと規格外なコで~」とか「独特なんです」と
コナンのことを説明する時は言っています。

でも、もしかしたら、私の心の奥底で「障碍」という言葉を使うのに抵抗があるのかもしれません。

それは、コナンを育ててきた環境にあると思うのです。

まず、未だコナンは診断名をもらっていません。
これって、結構、大きいかも

そして、発達相談や療育センターでコナンのことに関して「障碍」という言葉が使われたことがありませんでした。
ですから、ワタクシの中でコナンが「障碍児」という認識は本当になかったのです。
一度だけ、保育園に入ってすぐの発達相談で「コナンくんの障碍は・・・」と言われ、
「コナンってやっぱり障碍なんや~
って目からウロコ、って感じになったことはあります(笑)
でも、その時、そう思っただけで、幼児期はワタクシの中でコナンはやっぱり
「みんなより成長が遅めちゃん」だったのです。
年長くらいで「コナンは障碍児やんなぁ・・・」と認識が変わっていったように思います。
それは、保育園での生活の中で、集団行動が出来ずに、一人別行動をし、
先生方が、コナンと一生懸命向き合ってくださる姿に感謝する中で、
「健常児じゃないんだなぁ」と思うようになっていきました。

でも、心の奥底で「コナンは障碍児」「いや、違う」という葛藤がきっとあったように思います。
それは、自分でも気付かずに・・・、いえ、気付かないようにしていたのかもしれません。
今から思えば、そうだったのではないか、と思うのです。

そして、ワタクシがコナンは障碍児だと、意識せずにはいられなくなったのは
就学活動の頃からだと思います。
保育園で集団行動がやっと出来るようになって、クラスメートにも受け入れられるようになったコナン。
病院で「診断名が付きません」と言われたことは、ワタクシから一気に
「コナンは障碍児」という想いを一蹴させました。
そして、諦めていた「コナンを普通学級に」というはかない夢を見るハメになりました。

でも、その時、コナンに関わっていた発達相談員さんやことばの教室の先生は
戸惑いをみせました。
きっと、「コナンに普通学級はしんどい思いをするだけ」と思っておられたと思います。
ところが、ハハであるワタクシが「普通学級で」なんて言い出して
まさか、このお母さんがこんなこと言うなんてと驚かれたと思います。

そして、コナンの就学活動をあれこれしていく中で、どうも周囲はコナンに普通学級は無理だと思っているようだ、
と理解していき、学校側もコナンの普通学級在籍に難色を示している、と分かっていても
あれこれと活動せずにはいられなかった、あの頃のワタクシ。

そんなワタクシが、「コナンは障碍児」だと受容せざるをえなかったのは、
校長室で号泣しながら、「コナンを障級でお願いします」と言った、
あの瞬間だったと思います。
今、思い出しても、あの瞬間は本当に辛かったですねぇ・・・。

とは言え、やっぱり、ワタクシの中では今でもコナンはコナン
障碍がある、とかそういうのは、どうでもいいんです(笑)

とか言いながら、今後のためにも診断名が付くなら、付けてほしい、なんて
思ったりもして、ワタクシのココロは裏腹~(笑)
ま、親なんて、そんなもんかもしれません

そんなワタクシが言うのもなんですが、お子さんの障碍を受け止めきれないお父さん、お母さん。
お子さんはお子さんです。ありのままを受け止めましょう。
都合の良い時だけ、「うちの子、障碍があるんです。」って言っちゃえば、いいんですよー
いつか、あなたなりに、受けとめられる時が、必ず来ます








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