ほんわか村(6)

2020-07-23 07:04:27 | 童話
ある日人間がやってきて、動物全員と相談をしました。
ほんわか村の森は手入れがされていないので、木が倒れたままになっていたり、草が生い茂っている場所が多く、果物があまり多く取れていません。
それを人間が手入れをして果物の木を植える場所と、動物たちの大好きな野菜を植える場所を作るのです。
そして収穫できた果物や野菜を動物たちと人間とで半分ずつにするという計画でした。
 
しかし動物たちは、森の木は大切なので切っては困ると言い、人間も自然は大切なのでそのままにしておき、使えなくなっている所だけを手入れするということで、動物達と人間とが約束しました。

そして手入れした場所に『ここは、ほんわか村の農場で、動物と人間とが自然を大切にする農場です。お互いに自然を大切にすることを約束します。』と書いた看板を立てました。

そして、今も動物達と人間が約束を守りながら農場を大切にしています。

    おしまい


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