僕の電車のお客さん(1)

2021-10-07 08:01:28 | 童話
お母さんはお買い物をするのは近くのスーパーですが、時々電車に乗って遠くのデパートへ行きます。
だけど、土曜日と日曜日は、お父さんもお母さんも、僕の電車のお客さんになります。

昨日は新幹線だったので、日曜日の今日は蒸気機関車にしよう。
僕が運転手で、助手は犬のシロです。
そして、ホームのアナウンスがありました。
『左の方から蒸気機関車が入って来ます。お客さんは切符を買って、客車がちゃんと止まるまでお待ちください。』
『シュッ、シュッ、シュッ、シュッ。』
『停車位置よ~しっ。』
『今の駅、今の駅。』
『皆さん、今の駅に到着しました。乗る人は、降りる人が終ってからお願いします。』
『ルルルルルル。』
『皆さん発車しま~す。次は「次の駅」、「次の駅」で~す。』
『シュッ、シュッ、シュッ、シュッ。』
『ポッポ~ッ。』
『シュッシュッ、ポッポ、シュッシュッ、ポッポ。』
『ポッポ~ッ。』>