火星に行く日と火星に帰る日(1)

2016-04-28 21:14:47 | 童話
『これから火星の勉強を始めるよ。』
理科の先生が大きな画面のパソコンで火星の映像を映しました。
すばる望遠鏡とハッブル望遠鏡と火星探検車で見た火星の画像でした。

『わぁ、赤茶色で石がおおいね。』
『誰か住んでいるのかなあ?』
『誰も住めないよ。』

『それでは、火星探検車のキュリオシティを見てみよう。これが火星探検車の画像だよ。砂や石ばかりの所を走るのは金網みたいなタイヤがいいのだよ。そして、頭の所に付いている丸いアンテナで、画像の電波を地球に送ってくるのだよ。』
『わぁ、すごいなあ。』
『これは、着陸船から撮った画像だよ。それでは、この3つの画像を見ながら、みんなで話し合いをしましょう。』

『火星はどうして赤いのかなあ。』
『誰かが赤いインクをこぼしたのだと思います。』
『先生がテストを採点する時に赤いインクを使うから、インクをこぼしたのは火星にいる先生だと思います。』
『誰かがオムレツを食べている時にトマトケチャップをこぼしたのだと思います。』