カピバラさんの２泊３日（１１）

『みんなで一緒に行くよ。』
とお父さんが言ったので、またお父さんを先頭に一列になって歩いて行きました。

そして、友達の家についたのでお父さんが玄関のチャイムを鳴らすと、
『あらっ、よく来たわね。』
とカピバラの飼い主さんのおばさんが迎えてくれました。

外はもう日が沈みかけて、少し暗くなりかけていました。

『疲れただろうから中に入ってくつろいで。』
と言ってワラを敷いた箱をすすめてくれましたが、その箱は僕達家族全員が入るのに丁度良い大きさでした。

この家で大事に育てられているカピバラが、自分達の箱を持ってきて隣りに置いたので、中を見ると、その箱も柔らかいワラが敷いてありました。

『これでみんなで遅くまでお話しができるね。』
とお姉ちゃんが言いましたが、
お父さんが
『今日は疲れたから早く寝るよ。』
と言ったので、夕食の後ですぐにお風呂に入りました。

お風呂はいつ入っても気持ち良くて、僕はウトウトとしてしまいました。