FACE OFF

毎日がスタート

サイパン⑦

2006年06月08日 23時49分13秒 | 海外旅行
北部最後はシーサイドクリフという島内でも眺めが最高な場所。
島を一望でき、かなりの絶景です。

ここでも砲弾の跡が残るなかに、ひっそりと慰霊碑があった。
「サイパン高等女学校」の教員、生徒の慰霊碑。
兵士だけでなく、一般市民をも巻き込んだ戦闘。
バンザイクリフに代表されるように、住民を守る事を第一に考えなかった
旧日本軍のあり方、軍隊という存在に一石を投じさせる場所、それがサイパンだと
感じた。ぬくぬくと当たり前に平和を楽しむ今の俺は本当に幸せだ。

ここからは南部へ向けて、常夏の島らしい観光。

島の真ん中を抜けて、途中、昔の祠や教会を1時間ほど眺めつつ、最南端のビーチ、ラダ・ビーチへ。
ここからはお隣のテニアン島がくっきり見える。



誰もいなく完全なプライベートビーチ。幅は100Mあるかないか程度。
透明度は抜群で、ひっそり泳ぎたいならお勧め。外洋に面しているから
他のビーチより若干波は高いけど、まあ気にならないと思う。
途中、地元の人が遊んでたけど・・・こんな昼から仕事は???って感じ(笑)
現地の人のノンビリっぷりには、ホント羨ましささえ感じた。

最南端よりガラパン市街へは車で20分程度。時間も少しあるので市内にある
アメリカンメモリアルパークという博物館?へ。ここはサイパン戦の記録を
残す資料館だった。
戦死した遺品、銃器、当時の様子の語りなどを見たり聞く事ができる。
ここを見てから北部に行くのがいいかもしれない。

夜は・・・早くも3日目にして日本食に恋しくなった。我ながら根っからの日本人。
普通に日本食の店へ直行。野菜炒め定食、しめて$10。味噌汁おいしかったな。
どこのお店も日本人だらけ。ホント海外の感覚を忘れちゃうよ。

続きは明日にします。長くてすみません。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サイパン⑥

2006年06月08日 15時45分10秒 | 海外旅行
続いてすぐ近くの「ラストコマンドポスト」と呼ばれる場所。
サイパン島守備隊最後の司令部跡。ホテルから車で10分もかからない場所。



斉藤義次中将率いる陸軍25,000人とハワイ真珠湾攻撃の立役者、
南雲忠一中将率いる海軍陸戦隊6,000人最後の司令部だ。

ここまで残った将兵は約4,000人。
国を想い、ここで最後の抵抗をしたと思うと、思わず胸に迫るものがある。
ちなみにホテル目の前のビーチから最後のバンザイ突撃を敢行。
ビーチ撮影をした場所こそ最後の決戦場である。

展示している兵器は旧日本軍軽戦車。こんな薄っぺらい鋼板では
とてもアメリカ軍の戦車には太刀打ちできなかっただろう。
砲弾の後も生々しい司令部跡。壕内はなんともいえない雰囲気が漂う。
斉藤、南雲両中将ほか司令部幕僚が皆ここで自決した場所でもあり、
思わず黙とう。

中部太平洋戦死者の大きな慰霊碑モニュメントがあった。
何気なく慰霊碑の裏へ行ってみると、小さな墓地があった。たくさんの遺族が
作った小さいお墓や慰霊碑だった。あんなに大きな慰霊碑の日も当たらぬ裏だ。
きっと気付かない人も多いだろう。寂しそうな場所だけに余計悲しみを誘った。

南雲中将 最後の訓示の一部
サイパン全島の皇軍将兵に告ぐ・・・

今や、止まるも死、進むも死、死生命あり、須く其の時を得て、帝国男児の真骨頂を発揮するを要す、
余は残留諸子と共に、断乎進んで米鬼に一撃を加へ、太平洋の防波堤となりてサイパン島に骨を埋めんとす。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サイパン⑤

2006年06月08日 15時18分09秒 | 海外旅行
気持ちのいいペテン師にお会いでき、満足至極の午前も終わり
予約していたレンタカーを受け取り、いよいよ楽しみにしていた島内観光。
この日の為に、相当勉強しまくってきた俺。もちろん場所だけじゃなく、
その地に由来する歴史もしっかりと。気分はガイドツアー。

来た車は日産の車。国産車とは分かっていたけど、フォードやシボレーに
乗りたかったなぁ。
右側通行も左ハンドルだと違和感ほとんど無し。面白いのは右折時に左から車が
来なければ信号が赤でも進めること。あとスクールバスが止まったら、
対向車線も含め前線ストップしなければダメなこと。
他に気付いたのは、とにかく運転マナーがいい。
信号が黄色だから飛ばして渡りきろうなんて
光景は全く見られないし、後交差点に歩行者がいるとすぐ止まって道を譲る。
特に観光客には特別だった。

ホテルのすぐ近くの北方面から。まずは「バンザイ・クリフ」
到着と同時に忠魂碑へ合掌。



何千人もの日本人とその家族が米軍から逃げて来て、ここから身を投げた場所であり、鎮魂碑などが並ぶ。
どんな思いで子供の手を引きあの絶壁から身を投げたのか・・・
軍民一体思想の犠牲でもある。

彼らの犠牲あって今の平和があるのだと感謝の念を忘れずにいたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サイパン④

2006年06月08日 14時35分05秒 | 海外旅行
3日目。ここからは今まで迷惑千万させまくってきた両親への親孝行。

午前は潜水艦に乗っての海中観光。旧日本軍の沈没した輸送船やら
機銃跡を背中に優雅に泳ぐ熱帯魚達。ナゼか俺らにだけ親切な添乗員・・・?
「右側に座った方がいい風景見れますよ♪」
お♪ナイス情報♪狭くて面倒くさいけど早速移動。
しかもその人、カメラを俺らに向けてくれるから、ついついポーズしまくる俺ら。







って言うかさ・・・この潜水艦、ちゃんとUターンするから右も左も関係ねーし。
適当な添乗員?だよ・・・
ま、綺麗な景色と優雅な熱帯魚に免じて許してやっか。
楽しいひと時も終わり、潜水艦から船へ乗り移った時、添乗員?の
彼が俺に近づく。
「さっきの写真、CD-Rにして1枚$30で販売しますよ♪」・・・
って言うかさ、商売うまいねー。あんだけ気持ち良く撮影もされりゃ、
ここで「いや、結構です」なんて断れるかっつーの。
まあ、いいカモの俺?には当然無理。気持ち良く購入したワケよ。
ウチの会社にも多いけど、サイパンにもペテン師はいるんだねー(笑)
って言うか類は友を呼ぶ、ってか?
海外でいいカモにならぬよう要注意。ここで肝に銘じました♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サイパン③

2006年06月08日 14時20分03秒 | 海外旅行
朝は8時起き。メークさんが9時には来るので、彼女の下準備の手伝いを。
化粧の下地やら、ドレスの下着???やら・・・女は大変だよ。
メークさん登場。本日付っきりしてくれるらしい。
早くも俺の居場所無し。ベランダで一服したり、外を眺めたり・・・気付けば
残り時間30分弱。シャワー浴びて、顔と髭剃って、髪の毛セットして、
最後はタキシード着て・・・それでも5分前には全て完了。脇役はホント楽だね♪
主演を引き立てる為にも手抜きは出来ないけどさ。

式の前に別のホテルへ移動。ビーチやらプールサイドでの撮影。
さすがにジャケット着た身に灼熱の太陽は暑いのなんの。
カメラマン目の前に固くなる俺。陽気になれない辺り日本人気質丸出し。
でも関係ないホテルのスタッフやら現地人、観光客みんなが拍手と喝采をくれる。ホント感謝感激。
少しは笑顔が出てきた。

式は・・・まあいろいろ演出やらドタバタやらあったけど、とても良かったのでは。
本番中の当の本人はあまり浸る余裕なんてなかったなぁ。両親、先方の両親、そして彼女がとても感激している姿に一番満足。
俺自身、式自体に興味なんて全然無かったし、やらなくても全然構わないと思っていたけど、「大切な人達」が喜んでくれるなら、
あの恥ずかしさを緊張感に変え、しっかり終えられた事にとても満足し、大切な皆の為にもやって良かったと心から思えた。
式も無事終わり、いろんな思いにしみじみ浸りつつも、もう1つ思っていたこと。
「いい加減、一服してぇ・・・」

間違いなく、人生で一番旨いビールとタバコだった。
準備から移動、撮影、移動、メイク直し(俺じゃないっすよ)式、移動、メイク直し・・・あの暑さトータル4時間くらい?。
無事終わった満足感、重圧からの解放感。
そしてあの綺麗な海と空。パーティー会場で家族、スタッフ、他のお客様・・・周りからの拍手喝さい。
これ以上ない展開での一杯と一服。あの一瞬だけは一生忘れないだろう。
仕事なんかじゃ味わえない達成感と気持ち良さ。やっとサイパンまで来て良かったと思えた。
「こっぱずかしい」ので写真は辞めときまする。

あ、メイクさん付っきりは結構お金取られたけど、大正解でした。
マメに汗拭いてくれたり、髪を直してくれたり・・・特に女性には絶対お勧め。
パフ?とかでマメに直してくれるから。暑い所で式やるなら、出し惜しみせず
絶対付ける事をお勧めしまーす。

夜は軽装に戻るも、みんなで豪華なディナー。
「男」の務めを無事こなし、いよいよここからが
サイパンを味わい尽くす脇役の本番です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サイパン②

2006年06月08日 13時43分55秒 | 海外旅行
無事到着。
昔の日本領でもあるサイパン。そして、たくさんの同胞が眠るサイパン。
感無量な想い。

想像以上に空港が小さくてびっくり。荷物受取所は実家の空港より小さかった。
外は蒸し暑いよな・・・んん?意外とスーパー寒がりな俺には適温。
もちろん汗は軽くにじむけど快適だ。
成田発の飛行機だから当たり前だけど周りは日本人だらけ。また異国の地の
実感わかず。

バスでホテル移動中は、3日後に控えているレンタカーでの観光に備え
地図と道の照らし合わせ。そして不慣れな右側走行のイメトレ。
それにしても、海も空も山も・・・作りのもか?と思いたくなるような綺麗さ。
そして、走っている車のほとんどが日本車。トヨタ、ホンダ・・・マツダに日産も。
日本車強し。フォードはマスタングが多かった。シボレーもたまに遭遇。

ホテル到着。想像より綺麗でもなかったけど、全然十分。なんと言っても
ベランダから見える海は絶景。初日はこれで十分興奮できた。
島では最も北に位置すつホテルで、島の最北端までは車で10分弱。
この場所に日本軍3万人及び日本人住民2万人が米軍に追い詰められたのかと
思うと綺麗な景色も忘れ少しの間、万感の思いに浸らずにはいられず。



言い忘れていましたが、まずは結婚式が目的でした。到着してしばらく式の打ち合わせやら、衣装の確認等々・・・まあ脇役の俺は、親孝行の為、彼女の為にも
明日が無事終わる事を願うのみ。

夜は一番の市街地、ガラパンへ。夕食を皆で取り、夜は2人で一応式の練習。
疲れもあり、明日の早起きに備え早めの就寝でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サイパン①

2006年06月08日 13時23分25秒 | 海外旅行
6日間の初海外、無事に行って参りました。
簡単ではありますが、感想、旅行記を綴りたいと思います。

成田国際空港に初めて行ったけど、$への両替、受付、搭乗口と行くところは
限られたので、あまり広さを実感することがなかった。

成田からサイパンまでの直行便はノースウェスト航空しかなく、いざ乗ると
スチュワーデスさんはみんな英語・・・でも乗っているのは99%近く日本人。それだけ正確に言えるほど機内はガラガラでした。窓際に行きたくて席移動も
全然OKもらえたし。

初めての機内食はホント気持ち程度の量。和食、洋食などの選択肢もなく
3分で食べきれる量だった。日本から僅か3時間。こんなものかと気にもならず。

天気がホント良く、雲がほとんどなくて、硫黄島(多分・・・)が見えたのは感激。
当時の激戦を想像しつつ思わず合掌。
気付けば、南国らしい青?緑?の海が見える。いよいよサイパンだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする