共産党官員トップ、西欧が「東トルキスタンテロリスト勢力」支援と非難
2008年9月22日 在米ウイグル人協会声明
http://www.uyghuramerican.org//articles/2134/1/Top-Communist-official-accuses-West-of-supporting-quotEast-Turkestan-terrorist-forcesquot-/index.html
公式の中国のメディア報道によると、ヌリ・バキリ新疆ウイグル自治区共産党副書記が9月10日に長文の演説を行い、西欧諸国が東トルキスタン（新疆ウイグル自治区）におけるテロリズム、分離主義、極端主義を扇動しているとした。
「中国を分割する帝国主義計画」を引用し、バキリは「東トルキスタン分割主義者分子」がウイグルの民主指導者、ラビア・カーディルに率いられ、西欧に後押しされており、東トルキスタンで起こったオリンピック期間中の一連の暴力的攻撃の責任があると主張した。
バキリの言葉は以前の中国政府が外部勢力と国内のテロリズムが連関しているという主張と一致している。ウイグル人のテロリズムに関しての以前の公式な主張とおなじように、外部勢力や「三股勢力（テロリズム、分離主義、極端主義）」のメンバーが東トルキスタンにおける暴力を扇動して、この地域のテロリズムと暴力を実行する計画を立てている高度に組織化されたテロリストネットワークの一部でもあるという主張を立証するいかなる証拠もバキリは出していない。
新疆ウイグル自治区共産党党書記王楽泉に指導されている中国官員は、東トルキスタンにおける平和的な異論派とテロリズムとの間の区別を曖昧にさせるという運動を率先してやってきた。中国政府官員はまた絶え間なく、人権と民主制の運動を行う組織とテロリズムやテロリストグループを連関させようとしてきたが、その目的は人権民主のための組織の信用を落とすことである。
バキリは演説の中でドイツに本拠を置く、民主、人権、ウイグルの人々の自由の運動を行う組織たる世界ウイグル会議を直接標的としている。
人権運動とテロリズムとを関連させて非難する公式声明は前例のないものでは全くない、2008年4月、人民日報は「ダライ一派はまた東トルキスタンテロ組織との共謀を強化して、チベットでのテロ活動を計画している。」と言明してダライラマがテロリストであると非難した。
バキリの意見でのいくらか異常な見方は西欧のたくらみが「国家分割」だけでなく、ラビア・カーディルなどの人物を支援することによる民主と人権の名のもとにおいての暴力とテロリズムを東トルキスタンにおいて扇動しているというものである。「西欧敵対勢力」に関してバキリは言明する、「新疆における民族分割主義者の絶え間ない蜂起、破壊的活動において重要な外的要因がある。彼らが我々の国家安全保障と社会安定に海外からもたらす脅威は長期にわたり存在しつづけるであろう。」
「中国の体制は東トルキスタンにおける安定を創出することに失敗しつづけてきました、それで自身の失敗を外部の勢力のせいにして非難することは自暴自棄です。」
ラビア・カーディルさんは述べた。
「中国の体制は西欧をそのスケープゴートにしました、西欧諸国の民主的自由の保護が東トルキスタンにおける分割主義と暴力を助長する力を構成するのであると非難してです。」
ウイグル人権プロジェクトは中国共産党が東トルキスタンにおける増大する社会的、経済的、政治的問題を、力や脅迫および個人の誹謗中傷を用いることに他ならない選択肢の欠如を伴なういかなる形式の積極的改革をもってしても緩和する能力がないことを確信している。
「東トルキスタンにおいて存在する民族的及び宗教的差別、貧困、不平等といった重大な社会的諸問題を発表したり、ウイグルの人々の真の不満を発表するような戦略を表すことをしないで、中国政府がその代わりとして誇張したレトリックと根拠無き個人攻撃をふたたび選ぶようになったことは不幸なことです。」
ラビア・カーディルさんは語った。
「中国政府がウイグル人の生活を改善する真の試みを始め、東トルキスタンに存在する社会不安の本当の根源を発表することが私の希望するところです。」
中国政府はラビア・カーディルさんの2006年のノーベル賞ノミネートにおいて同様の非難をしている、また2005年の8月に彼女がテロ攻撃を中国の東トルキスタン統治の50周年記念に仕掛ける計画を立てたと称している。
そのような非難を裏付け、証拠立てるようないかなる証拠も現れていない。
ラビア・カーディルさんは何度も、また公式に平和といかなる暴力へも彼女は反対することを強調している。
ヌリ・バキリ新疆自治区主席の妄言演説
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20080918
世界ウイグル会議大激怒
http://www.uyghurcongress.org/Jp/News.asp?ItemID=1221359477
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