チェチェン・カフカスニュース 3月24日
http://kavkazcenter.com/eng/content/2007/03/24/7811.shtml
チェチェンの独立系ニュースサイト、カフカスニュースの報道によるとこの土曜に中国を訪問予定のイェンス・ストルテンベルグ、ノルウェー首相が中国首脳部に対してラビア・カーディルさんの家族の解放を要請することをラフト財団が見込んでいるということである。
ラビアさんが受賞したラフト財団はノルウェーに本拠を置く、世界の非暴力で平和活動を行った人々に毎年トロロフ・ラフト記念賞を授与しているが、ノーベル平和賞の人選にも大きく影響を与えているといわれている。
昨年、ラビア・カーディルさんの2006年ノーベル平和賞のノミネートが明らかになった際、中国の外交部副部長はあからさまに妨害を仕掛けてきた。
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20060925
気丈にもラビアさんはノルウェーを訪問した際、「ノルウェーは北京オリンピックをボイコットしてください。」と要請した。
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20061102
北欧にはウイグル亡命者が多いといわれるがノルウェーもそのひとつの国である。
ラビアさんはラフト財団やアムネスティ・インターナショナルの運動により2005年3月監獄より解放されアメリカに亡命したあとも、中共の脅迫にもかかわらず世界にウイグル人の実態を訴え、中国ウイグル自治区での人権状況の改善を訴えてきた。
中共当局はそれに対し、でっち上げ犯罪といわれる容疑でウイグル自治区に残った息子3人と娘を逮捕、暴行、監禁の目にあわせている。
http://blog.goo.ne.jp/kokkok2014/d/20060629
記事によればラフト財団のトップはノルウェー最大の新聞VG(Verdens Gang ヴェルデンスガング、世界の動向とか言う意味らしい)に「中共当局はラビアさんを沈黙させるための人質として息子さんたちを逮捕し、その一人の息子さんは拷問によって健康状態が気遣われている。」と語った。
ラビアさんにとっての希望はイェンス・ストルテンベルグ首相が今回の訪問でのホスト役、温家宝首相に人権問題を言及するであろうということである。
北欧で必ずしも大国とはいえないが平和、人権分野では大きな力を発揮している国のひとつであるノルウェー。イェンス・ストルテンベルグ首相は1959年生の若きリーダーである。以前の首相もチベット問題で当時の江沢民主席にダライ・ラマ法王との対話を要請したりしている。
このノルウェーの新聞の記事をレポートしているのはなぜか、チェチェンのニュースサイトしか目立っていない。
ラビア・カーディル紹介サイト↓
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