【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

12月10日(土)までの第210回臨時国会で、泉健太「次の内閣」経済対策の提案を指示、「廊下鳶」15名側耳を立てる

2022年09月29日 21時22分24秒 | 第210回臨時国会 黄金の2年間 統一教会
 立憲民主党は「次の内閣」を開きました。

 与野党は、第210回臨時国会の会期を、令和4年2022年10月3日(月)から12月10日(土)までの69日間とすることを、きのうの議院運営委第2ラウンドで合意。政府は11月に入ってから、第2次補正予算案を出すという極めていびつな国会になります。

 この間隙を受けて、泉健太代表のもと復活した「次の内閣」はきょう令和4年2022年9月29日(木)午後4時から第2回会合を開き、泉ネクスト首相は「生活氷河期だ」として、経済対策の提案をまとめるよう指示しました。

泉健太 大西健介 次の内閣 20220929

 筆者は、「政調審議会」を、前身政党で直島正行会長・長妻昭会長代理だった時代以来14年ぶりに取材しました。そのため対比はできませんが、最近国会内でほとんど見かけなかった廊下鳶15名と出くわしました。

 廊下鳶とは、1府12省で、官房配属の20代キャリアだったり、国会連絡室につとめるノンキャリアなどエース職員。1府12省から、15名(男性12名、女性3名)ほどの廊下鳶が会議室の頭撮りをのぞいて、泉さんの発言をメモ合わせしていたようです。他の取材で、長妻昭ネクスト官房長官のブリーフィングを聞けませんでしたが、長妻代理時代に、国会内衆・第14控室ののネクスト閣議を廊下鳶が聞いているので、党本部ビルに移したことがありました。政権交代1年前だと思います。これにより、直島経産大臣、長妻厚生労働大臣らのリアル内閣への円滑な政権移行を妨げました。

 ところで、廊下鳶とは、港区新橋1丁目の料亭で、芸者部屋から芸者部屋へと渡り歩く男性客を、廊下鳶と呼んだ隠語だそう。ジェンダー無視の下品な由来だそうです。現在は同地に料亭は全くなく、新幹線・山手線で隣(皇居から見ると外側)の中央区銀座9丁目の雑居ビルで営業を続けている人もわずかにいます。また、国会周りの仕事でも、さすがに芸者ではありませんが、口が堅くて小回りが利くバイプレーヤーとして与野党を支えるスタッフもいます。

 さて、今後の国会。あす9月30日(金)の8時半から、衆議院経済産業委員会の一般的質疑「経済情勢」集中審議3時間コースがあります。先の通常国会での与野党対立で積み残しになった日程です。ここで、「西村康稔大臣マニュアル野党国対合同ヒアリング」の結果の反映や、電気料金、福島原発処理水、中小企業事業承継などが問われます。衆議院が100日ぶりに一気に眠りから覚めるという印象になります。

 まあ2年間、各党とも何も変わらないと思いますが、突然何かが起こるかもしれません。ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記は、コロナ前よりページビュー1・6倍増。宮崎信行はオーナー社長昇格4年で、誰からも叱られないストレスフリーな日々を過ごしています。銀行団からも国税庁からも叱られない幸福な毎日。これからの自民党一強政治を、ほのかな政権交代の希望の光を見つつ、粘り強く淡々と報じ続けます。

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