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宮崎信行の国会傍聴記 ニュースサイト

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

東京地検特捜部、PCIの荒木元社長をついに逮捕

2008年04月23日 16時48分03秒 | 第169通常会(2008年1月~6月)ガソリン国会

 東京地検特捜部が半年以上の捜査のすえ、荒木民生・元社長らを逮捕しました。

 当ブログでも過去2回、とりあげました。

【読売】東京地検特捜部、中国遺棄化学兵器「詐欺」で荒木PCI元社長を立件へ 政界波及か?(2008年1月1日付)

東京地検特捜部、PCIを強制捜査 パシフィック・コンサルタンツ、政治スキャンダルに発展する可能性も(2007年10月17日付)

 ちなみにPCIは、その筋では、「パシコン」と略して呼びそうです。

 旧日本軍が中国で遺棄した化学兵器に関しては、日本が費用を負担し、処理します。「そんなの当たり前でしょ!」 私も同感です。

 ところが、「当たり前」のところに利権がはびこるのが自民党政権です。

 昨年秋の安倍改造内閣で、入閣順位1位だった参院自民党幹部が大臣になれませんでした。それは産経新聞でも報道された中国遺棄化学兵器に関する口利きや家業との癒着などが問題視され、“身体検査”に引っかかったようです。福田内閣でも入閣していません。

 今回の事案とその自民党議員の関係は分かりません。
 
 蛇足ですが、中国政府から「事業総額は3兆円にのぼる」というようなびっくりする数字が日本の流れたことがあったと思います。これも産経の報道だったと記憶しています。

 「当たり前」だからといって、議論を“タブー”にすると、足下を見られます。外交手腕としては中国が一枚上手です。

 「そんなの当たり前でしょ!」という言葉は、知らず知らずのうちに話し合いのテーブルをひっくり返す荒っぽい言葉になっていることも時にあるようです。

 
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PCI元社長ら逮捕=1億2千万不正支出-兵器処理事業で特別背任容疑・東京地検(時事通信) - goo ニュース

 国発注の中国遺棄化学兵器事業をめぐる不正支出事件で、業務委託費名目で計約1億2000万円を不正支出させた疑いがあるとして、東京地検特捜部は23日、大手建設コンサルタント「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI、東京都多摩市)の元社長荒木民生(71)、当時の副社長森田祥太(66)両容疑者らを逮捕した。 (後略)

タグ 矢野哲朗 身体検査 遺棄化学兵器 旧日本軍 横須賀 自民党国防族 自民党防衛族 ODA利権 山崎拓


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