【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

平将明内閣府副大臣「段ボール式簡易型ベッドをプッシュ型で熊本に送った」参議院の内閣委・外交防衛委で閉会中審査

2020年07月09日 13時42分23秒 | 第201回通常国会(2020年1月から6月)「コロナ感染症」
(初公開は13時35分頃)

[写真]防衛省、東京・新宿区の「市ヶ谷」、きょねん2019年、宮崎信行撮影。

 当初予定の参議院内閣委員会のほか、先の国会閉幕直前の「イージスアショア停止」で外交防衛委員会も開かれました。来週は予算委員会です。

【参議院外交防衛委員会 令和2年2020年7月9日(木)】

 一般質疑です。自民党の佐藤正久さんは、イージスアショアが停止しても「北朝鮮の脅威は変わらない」との現状認識に違いが無いと防衛相に答弁させました。佐藤さんは、「大臣は対空警戒対象手当を知っているか。空自のPAC3への警護は手当てが出たが、海上自衛官がイージス艦を警護しても手当はどなかった。私の野党時代に海自にお願いして手当てをつけてもらった」とし、唯一の陸海空統一のイージスに関する党内論議をリードしていきたい意気込みを垣間見せました。

【参議院内閣委員会 同日】

 口上が昨日と変化し、「さる3日からの大雨による、土砂災害、河川氾濫により、熊本県を中心に被害が出た」として、黙祷しました。同じ前線で官房長官は長野、岐阜両県の激甚災害指定にも言及しており、皆が口々に言うように過去に経験したことのない類の災害がここ数年起きている、ことは間違いなさそうです。

 一般質疑3時間コース。

 共産党の田村智子さんは「避難所の段ボール型簡易ベッドは1日1万台生産可能だという見方もある」としながらも、内閣府でまとまって備蓄すべきだとしました。平将明・内閣府副大臣は「内閣府で2000セット備蓄していたが、1500セット熊本にプッシュ型支援で送った。来週追加で発注する。スピード感というよりもボリューム感の話だろうが、検討する」と答弁しました。田村さんは「避難所で家族のプライバシーを守る間仕切りパーテーションも必要だ」とし、「もう少し背の高いパーテーションが必要だ」と要望しました。

 国民民主党の矢田わかこさんは「妊婦の休業者で、新型コロナウイルスの休業支援金を受けられない例がある」と指摘。厚労政務官は「事業主が申請できずフリーランスの人だと申請できる助成金はある」と各種支援の混在をみとめ「矢田先生から大臣室に集めた署名をいただいている。たてつけを見直していく」としました。

 厚労省のきのう8日付の自治体公表資料の積み上げ文書では、国内の感染者が類型2万10名となりました。死亡者は980名。感染者に締める死亡者の割合は4・8%ですから、用心がいることはまちがいないでしょう。

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Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki

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