【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【第50回衆院選で自公与党に逆風か】治安悪化、刑法犯認知件数ー検挙件数は34%悪化 コロナ禍前の水準に戻る

2023年08月03日 16時13分54秒 | 地方
[写真]警視庁麹町警察署を取材する筆者、ことし1月。

 治安が悪化していることが分かりました。

 警察庁が先月まとめた統計で、ことし1月から6月までの刑法犯認知件数は33万3003件で前年同期比21%増、検挙件数が12万5333件で同4・9%増となりました。

 警察当局が発表していない、「認知件数から検挙件数を引いた数」を算出すると、前年同期比で34%増という大変な治安悪化の割合となります。

 警察当局はコロナ禍前の水準より治安が良いとしています。実際に8%ほど治安が良い水準となっていますが、凶悪・粗暴・窃盗犯は既にコロナ禍前より悪化した水準となっています。また、前年同期比で増えていることから「体感治安」も悪くなった気配もあります。

 安倍晋三(昨年7月射殺)、菅義偉両元首相の事務秘書官が、警察庁長官や警視総監に出世したことで、警察当局への不信感が高まる「割れ窓」ができで、47都道府県の警察官らがやる気を失ったかもしれません。

 次の第50回衆院選(再来年10月より前に施行)で、岸田文雄首相率いる自民党・公明党の政権与党にとって逆風となりそうです。

 以上です。


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