【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

枝野幸男さんが立憲民主党代表選に出馬することをXで表明

2024年08月09日 21時23分51秒 | 新・立憲民主党2020年9月15日結党
[画像]枝野幸男さん=本人公式「X」アカウント内動画からスクリーンショット。

 枝野幸男さんはきょう令和6年2024年8月9日(金)の午後7時過ぎに「X」(旧ツイッター)を更新し、フルスペックの立憲民主党代表選に立候補すると明言しました。

 9月7日(土)告示9月23日(月)党大会の1か月強以前に表明したのは、次期衆院選に向けて、代表退任後に入会した派閥「サンクチュアリ」の顧問として、同派閥と関係が深い、自治労・日教組を構成する地域支部員への浸透を図りたい思惑もありそうです。


 枝野さんの動画のAIによる全文書き起こしは次の通り。


まずは冒頭、昨日宮崎県などで被害をもたらした大きな地震、その被害に遭われた皆さんに改めてお見舞いを申し上げます。また、南海トラフ地震に関する臨時情報が出されました。初めてのことでご心配の方も多いと思いますが、


日頃の備えを再確認などして少しでも安心して過ごせるよう、心よりお祈りを申し上げます。さて、私枝野幸男9月に行われる立憲民主党の代表選挙に立候補することを決意いたしました。この間、様々なご意見をいただき、実行してまいりましたが、


今の日本の状況大きな政治の転換点にあると考えています。経済や社会が大きく変化したのに、政治だけが10年や20年30年と足踏みをしている。こうした状況に、もう入られない、そんなところまで日本が来ている。


今こそ政治を時代に合わせてアップデートをしていく、そのための強いリーダーシップが今求められています。9月には立憲民主党の代表選挙と自由民主党さんの総裁選挙が同時に行われます。与野党でどんなリーダーを選ぶのか、そしてどんな日本を目指していくのか、このことを国民の皆さんの前で


しっかりと競い合う、そんな9月にしなければなりません。こうした多いから、私自身がこれまでの経験や知見を生かして新しい時代を切り開き、次の時代に力強い日本を引き継いでいく、その役割責任を先頭に立って果たしていきたい、そんな思いを抱くに至りました。


これから代表選挙立候補に向けて具体的な準備作業を進めてまいります。お盆明け21日をめどに、私自身の政権も皆さんにお伝えをしてまいります。国民の皆さんの前で開かれた議論を行い、これから日本がどうあるべきか、誰がそのリーダーにふさわしいか、国民の皆さんに見極めていただきたいし、


そして私自身、皆さんに選んでいただけるよう頑張ってまいります。

以上です。

「ボランティア交通費・日当の政府支給」を山本太郎れいわ新選組代表が首相に書面4枚で直訴「屋根修理5万円」「コインランドリー補助金」も求める

2024年08月09日 21時04分22秒 | 閉会中審査
 確認していませんが、事前の情報の通りだと、衆参の災害対策特別委員会の理事懇談会は、きょう令和6年2024年8月9日(金)理事懇談会を開き、山形県警2警察官が流され殉職した山形・秋田線状降水帯について、政府から説明を聞きました。

 閉会中審査は、今月、衆参の財金委員会が、植田日銀総裁と財務・金融担当大臣に対する質疑を行います。

 れいわ新選組の山本太郎代表は、同じ「昭和49年組」の泉健太・立憲民主党代表と「テノハシ」の食糧支援で同席したり、単身で能登半島ボランティアに行ったりしています。れいわは災害対策特別委員会は、衆ではゼロ人、参では山本さんと折り合いの悪い大島九州男委員だけなので、きょうまでにペーパーで矢継ぎ早に動きを見せました。岸田首相・松村防災相・斉藤国交相宛てに、舩後康彦議員らが省を訪れて、渡しました。

 首相にあてた「令和6年7月東北地方豪雨被災地の迅速な復旧に向けた要請」では、自衛隊による民有地での土砂・流木などの撤去を求めました。ボランティアが支援を必要とする地域までの移動交通費と日当を支払うべきだとしました。8月9日付。

 8月7日付の首相・防災相両名宛ての「被災した屋根などに対する緊急修理の要請」では能登半島の被災住宅で生活する5万円を必要に応じて追加で支給するよう求めました。現状認識として「ブルーシートは最大耐久半年が限界で、発災当時に張られたブルーシートは限界を超え、雨漏りが始まっている」とし「今被災者の方々は、いつ台風や豪雨に襲われるか分からない状態で生活している」と警鐘を鳴らしました。首相に対して「水道工事に際しては、石川県の支援策として工事業者の出張経費に対する補助が出されているが、屋根の緊急修理についてはボランティアの善意に甘えてきた現実がある。政府は猛省すべきだ」としました。

 同日付の首相・国土交通大臣宛ての「能登半島地震被災地における網羅的な宅地内漏水調査と修理の迅速化に関する要請」では、宅地内漏水は水道メーターでは全容を把握できず、国交省が「7月10日で、輪島市が7社90件、珠洲市で5社200件の予約が入っていると回答した」が不十分な対応だとしました。水道行政は内務省時代から厚生労働省の所管でしたが、国土交通省・環境省に移管したばかりです。山本さんは地方公共団体が水道を企業に委託できる「改正水道法」で反対してきた経緯があります。

 同日付の首相・防災相宛ての「避難所で生活する被災者の生活環境改善に向けた要請」では「コインランドリー費用の補助金支給を」求めました。

 屋根をめぐっては、死者14名・全壊68棟の「平成30年21号台風」で、大都市、大阪府ですら2年屋根修理の予約がとれなかったとされています。「ヤクルト戸田球場」が水没した令和元年19号東日本台風でも、戸田市で屋根修理が2年予約がとれなかったとされています。なおこの件は、朝日・読売の地域面などでは全く報道されることはありませんでした。

 きのうから南海トラフ地震に関する情報が出ており、岸田首相は上海協力機構3か国の訪問を、泉代表は日米同盟グアムのアンダーセン空軍基地などの訪問を延期したり、中止したりすると、きょう判断しました。

 枝野幸男さんは近藤昭一サンクチュアリ会長との対談後に盆明け再来週21日(水)に立憲民主党代表選出馬記者会見をしたいと発表しました。代表選告示が9月7日(土)ですから、かなり早いタイミングで、サンクチュアリと関係が深い、自治労、日教組の2つの産業別労働組合の地域支部にあいさつまわりをしたい思惑もありそうです。

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