
けさの朝日新聞投書欄に、亡き父の同級生にあたる方が投稿していました。戦時下をのどかに生きる小学生たち。塩崎村は周辺では珍しく一地方自治体単独で塩崎国民学校を設置しており、1941年4月の桜が満開の下の入学式は、父の母の兄が助役、父の父が収入役ですでの、父ともに出席していたことだろうと思います。塩崎村は終戦数日前に一度神社の三本杉が空襲されただけで、肥沃な農地を持ち独立独歩、明治維新に負けたために陸軍幼年学校に進む人もいませんから、宮崎姓は誰一人戦争で死んでいません。誰も軍に行っていないからです。総務省のキャリア官僚(旧自治)からそれを指摘され、戦時下の命もお金で買えることを、私は知りました。さて、長い一日となりましたので、更新が遅れてしまいましたが、目まぐるしい政局にしっかりついて行っています。
【参議院予算委員会 令和3年2021年3月12日(金)】
「令和3年度予算案」は10日目で、そのうち一般質疑5日目。大きな動きがありました。立憲民主党の小西洋之さんが「誰でも見られる情報だ」として示した東北新社の外資比率が放送法が規制する20%超になっていた問題。朝、武田良太総務大臣が閣議後会見で「東北新社メディア・サービスのザ・シネマ4kの認定を取り消す」と発表しました。小西さんにとっては「憲法クイズ」に続く大ヒットとなりました。ところが、きょうの審議では、650世帯しか契約者がいないことは判明。「トカゲのシッポ切りだ」との疑念が出ました。週明け月曜日は参、火曜日は衆で予算委員会。NTTの沢田社長と東北新社の「日清食品カップヌードルでマンモスが出てくるアーユーハングリーCM」のディレクターとして著名な中島信也社長が参考人として呼ばれることになります。中島さんは関東のラジオ局「文化放送」で「なかしましんや」名義で毎週土曜日に2時間のレギュラー番組を数年以上続けた複業サラリーマンで、電波法の処分の他チャンネルへの適用という社命がかかった政局で「総理の子の上司」として国会に登場することとなります。
【参議院本会議 同日】
「地方税法改正案」(204閣法9号)と「地方交付税法改正案」(204閣法10号)の趣旨説明と代表質問。維新の柳ヶ瀬裕文さんが電波オークションで質問。武田大臣は「電波法による携帯電話の周波数の割り当ては経済生活の基盤だ。割り当て方針を公表してパブリックコメントを募り、電波監理審議会に諮り、基地局整備計画の認定を行っている。公平性、透明性をもって電波を割り当てている」としました。高市早苗元総務大臣はNTT麻布十番接待について、局長が最終決裁者だとホームページで主張しましたが、電波法にもとづく基地局設置は「総務大臣の免許」ですから、NTTドコモの生殺与奪の権を持っていると考えられ、例えば仮定ですが「NTTがNTTドコモを完全子会社化するとは思えなかった」などという理由はとうていあり得ません。総務省所管法令を見ると、電波法、放送法、電気通信事業法などがすべて被弾しており、旧郵政省存亡の危機。
【衆議院本会議 同日】
「過疎法を10年延長するなどの改正法案」(204衆法 号)が全会一致で可決し、参議院に送られました。年初は「5年延長」説が強かったですが、与野党とも「10年」にしました。
「いわゆる思いやり協定の1年暫定延長の改定議定書の承認案」(204条約2号)が趣旨説明され、代表質問がありました。
【衆議院国土交通委員会 同日】
JR北海道、JR四国、JR貨物の「二島貨物会社」を支援する「国鉄清算事業団債務処理法改正案」(204閣法12号)の対政府質疑が終わりました。共産党の高橋千鶴子さんが修正案を提出し「支援の必要性は政府原案の通りだけれども、鉄道事業に直接支援すべきで、金融機関に対する政府の利子補給を入れると、JR北海道の札幌タワー建設に利子を補給することになる」として修正案を出しました。衆議院規則146条や衆議院委員会先例114などは修正案を先に採決することになっているので、採決されました。高橋さん一人の賛成で否決されました。続いて、政府原案が採決され、高橋さんを含んだ全員が起立して全会一致で可決すべきだと決まりました。次回は17日(水)9時。
【衆議院法務委員会 同日】
17名純減の「裁判所職員定員法改正案」(204閣法15号)は共産党のみ反対し、自民・公明・立憲などが賛成して可決すべきだと決まりました。これに対する質疑では、刑法犯検挙件数としてはさほど増えていないDVですが、相談などはコロナ禍ステイホームで急増していることが、分かりました。
【衆議院内閣委員会 同日】
「デジタル庁5法案」(204閣法26号から30号まで)の対政府質疑。本多平直さんらが「参考資料の誤りも問題だが、それについて説明した経緯について、内閣官房がきのうの夜7時までずれ込んだ。誤りを隠ぺいしたかもしれない」と指摘しました。審議は順調に続きました。参考人出頭を18日(木)に求めることになりました。次回の審議は17日(水)9時。
【衆議院文部科学委員会 同日】
小学校の新・1・2年生以上全員6年間35人学級を法制化する「義務教育標準法改正案」(204閣法16号)は与党のみ2時間弱審議されました。こちらは、全日本私立幼稚園連合会が、きょう香川前会長を警視庁に告発。私的利用がないと主張する使途不明金がどこに流れたかも野党は見すえています。
【衆議院厚生労働委員会 同日】
大臣所信的あいさつに対する一般質疑の2日目となり、終りました。次回は未定。吊るしは、医療法改正案が健康保険法改正案より先におりそうです。
●衆議院経済産業委員会はきょうも開かれず、唯一大臣の所信的あいさつができていない委員会となります。
●衆議院外務委員会は開かれず、午後1時からの本会議で吊るしが降りた議案などの審議は来週以降になります。
【参議院政府開発援助等に関する特別委員会 同日】
外務省の政務三役が、ODAの事例紹介を交えつつあいさつしました。
【衆議院議院運営委員会 同日】
【参議院議院運営委員会 同日】
衆ではきのう、参ではきょう、川本裕子・人事官候補の所信聴取と質疑がありました。衆では、デジタル庁法の正誤表の正誤表が出された事態に、理事会に官房副長官が出席するよう与野党が求めて、来週水曜日に理事会が開かれます。
●来週の予定
木曜日の衆議院本会議で医療法の審議入りをするかどうか与野党が水曜日に協議。火曜日は、この時期には珍しく、衆議院予算委員会が開かれます。解散が必ずある今年ですが、テレビ入りになるかもしれません。
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【参議院予算委員会 令和3年2021年3月12日(金)】
「令和3年度予算案」は10日目で、そのうち一般質疑5日目。大きな動きがありました。立憲民主党の小西洋之さんが「誰でも見られる情報だ」として示した東北新社の外資比率が放送法が規制する20%超になっていた問題。朝、武田良太総務大臣が閣議後会見で「東北新社メディア・サービスのザ・シネマ4kの認定を取り消す」と発表しました。小西さんにとっては「憲法クイズ」に続く大ヒットとなりました。ところが、きょうの審議では、650世帯しか契約者がいないことは判明。「トカゲのシッポ切りだ」との疑念が出ました。週明け月曜日は参、火曜日は衆で予算委員会。NTTの沢田社長と東北新社の「日清食品カップヌードルでマンモスが出てくるアーユーハングリーCM」のディレクターとして著名な中島信也社長が参考人として呼ばれることになります。中島さんは関東のラジオ局「文化放送」で「なかしましんや」名義で毎週土曜日に2時間のレギュラー番組を数年以上続けた複業サラリーマンで、電波法の処分の他チャンネルへの適用という社命がかかった政局で「総理の子の上司」として国会に登場することとなります。
【参議院本会議 同日】
「地方税法改正案」(204閣法9号)と「地方交付税法改正案」(204閣法10号)の趣旨説明と代表質問。維新の柳ヶ瀬裕文さんが電波オークションで質問。武田大臣は「電波法による携帯電話の周波数の割り当ては経済生活の基盤だ。割り当て方針を公表してパブリックコメントを募り、電波監理審議会に諮り、基地局整備計画の認定を行っている。公平性、透明性をもって電波を割り当てている」としました。高市早苗元総務大臣はNTT麻布十番接待について、局長が最終決裁者だとホームページで主張しましたが、電波法にもとづく基地局設置は「総務大臣の免許」ですから、NTTドコモの生殺与奪の権を持っていると考えられ、例えば仮定ですが「NTTがNTTドコモを完全子会社化するとは思えなかった」などという理由はとうていあり得ません。総務省所管法令を見ると、電波法、放送法、電気通信事業法などがすべて被弾しており、旧郵政省存亡の危機。
【衆議院本会議 同日】
「過疎法を10年延長するなどの改正法案」(204衆法 号)が全会一致で可決し、参議院に送られました。年初は「5年延長」説が強かったですが、与野党とも「10年」にしました。
「いわゆる思いやり協定の1年暫定延長の改定議定書の承認案」(204条約2号)が趣旨説明され、代表質問がありました。
【衆議院国土交通委員会 同日】
JR北海道、JR四国、JR貨物の「二島貨物会社」を支援する「国鉄清算事業団債務処理法改正案」(204閣法12号)の対政府質疑が終わりました。共産党の高橋千鶴子さんが修正案を提出し「支援の必要性は政府原案の通りだけれども、鉄道事業に直接支援すべきで、金融機関に対する政府の利子補給を入れると、JR北海道の札幌タワー建設に利子を補給することになる」として修正案を出しました。衆議院規則146条や衆議院委員会先例114などは修正案を先に採決することになっているので、採決されました。高橋さん一人の賛成で否決されました。続いて、政府原案が採決され、高橋さんを含んだ全員が起立して全会一致で可決すべきだと決まりました。次回は17日(水)9時。
【衆議院法務委員会 同日】
17名純減の「裁判所職員定員法改正案」(204閣法15号)は共産党のみ反対し、自民・公明・立憲などが賛成して可決すべきだと決まりました。これに対する質疑では、刑法犯検挙件数としてはさほど増えていないDVですが、相談などはコロナ禍ステイホームで急増していることが、分かりました。
【衆議院内閣委員会 同日】
「デジタル庁5法案」(204閣法26号から30号まで)の対政府質疑。本多平直さんらが「参考資料の誤りも問題だが、それについて説明した経緯について、内閣官房がきのうの夜7時までずれ込んだ。誤りを隠ぺいしたかもしれない」と指摘しました。審議は順調に続きました。参考人出頭を18日(木)に求めることになりました。次回の審議は17日(水)9時。
【衆議院文部科学委員会 同日】
小学校の新・1・2年生以上全員6年間35人学級を法制化する「義務教育標準法改正案」(204閣法16号)は与党のみ2時間弱審議されました。こちらは、全日本私立幼稚園連合会が、きょう香川前会長を警視庁に告発。私的利用がないと主張する使途不明金がどこに流れたかも野党は見すえています。
【衆議院厚生労働委員会 同日】
大臣所信的あいさつに対する一般質疑の2日目となり、終りました。次回は未定。吊るしは、医療法改正案が健康保険法改正案より先におりそうです。
●衆議院経済産業委員会はきょうも開かれず、唯一大臣の所信的あいさつができていない委員会となります。
●衆議院外務委員会は開かれず、午後1時からの本会議で吊るしが降りた議案などの審議は来週以降になります。
【参議院政府開発援助等に関する特別委員会 同日】
外務省の政務三役が、ODAの事例紹介を交えつつあいさつしました。
【衆議院議院運営委員会 同日】
【参議院議院運営委員会 同日】
衆ではきのう、参ではきょう、川本裕子・人事官候補の所信聴取と質疑がありました。衆では、デジタル庁法の正誤表の正誤表が出された事態に、理事会に官房副長官が出席するよう与野党が求めて、来週水曜日に理事会が開かれます。
●来週の予定
木曜日の衆議院本会議で医療法の審議入りをするかどうか与野党が水曜日に協議。火曜日は、この時期には珍しく、衆議院予算委員会が開かれます。解散が必ずある今年ですが、テレビ入りになるかもしれません。
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