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ニュースサイト 宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

参議院大分も補選追加で5選挙区に「非自公が連続53%」の地で、泉執行部はハードルが上がる

2023年02月23日 23時49分12秒 | 国政統一補欠選挙
[写真]車を降りる泉健太・立憲民主党代表、きょねん10月、東京・平河町で、宮崎信行撮影。

 安達澄参議院議員は「私、あだちきよしは、3月上旬で参議院議員を辞職し、大分県知事選 に向けた準備に専念する意向を固めました」とツイートしました。1人称で「意向を固めた」と書くのは珍しいですが、安達さんは「これにより、補欠選挙は4月に行われることになります」と断定し、一部新聞も1面で断定報道しました。

 安達さんの参議院大分(改選定数1)の任期は2年半残っています。令和5年2023年4月6日(木)に告示され、23日(日)の7時から20時近くまで投票となります。

 ちなみに、ちょうど1か月後の、3月23日(木)知事選告示、4月6日(木)参議院大分補選告示、4月9日(日)知事選投票、4月11日(火)衆議院の千葉5区と、旧区割りの和歌山1区・山口2区・山口4区が告示され、4月23日(日)投票となります。

 なお、4年前の統一地方選特例法は「令和改元」のため1週前倒しでしたが、8年前と同じスケジュールに戻りました。

 自民党は千葉5区が麻生派、和歌山1区が二階派、山口が旧安倍派のたたかい。

 春の国政統一補選は、おととし枝野幸男代表率いる立憲民主党が3勝0敗で完勝しましたが、半年後の全国一斉解散総選挙では敗北しました。

 今回は立憲は勝機は少ないとの雰囲気でしたが、参議院大分でハードルが上がりました。大串博志選対委員長(佐賀2区)は執行部の先陣を切り「この議席は2019年に野党全体で得た貴重な議席。これを与党に渡すわけにはいかない。立憲大分県連の皆さんとも連携し、しっかり戦い、勝ち抜かねば」とツイートしました。

 大分は大正デモクラシー当時から 二大政党マインドが強く、選挙の結果で、駐在警察官まで回転ドアで政権交代したという、良くも悪くも政権交代ある二大政党政治の先進地。参院選では「非・自公」が連続して53%ないし54%を得票しています。

 統一地方選で政党幹部が交代したことは、小沢一郎自民党幹事長・土井たか子社会党委員長以来30年間ありません。但し国政補選が5戦全敗となると泉執行部の求心力が問われることになりそうです。

 以上です。


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