
[画像]国務大臣の経済に関する発言をする石原伸晃経財相、平成28年2016年2月2日(火)、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
【平成28年2016年2月2日(火)衆議院本会議】
第2次野党期自民党の幹事長を2年間務め、「3党合意」で、衆参ねじれと、東日本大震災の対応に苦慮する民主党の「3党合意」の「テーマ付き大連立」で国難を救った、石原伸晃さんが、まさに順風満帆にアベノミクスの司令塔、経財相として答弁しました。
これにより、先週金曜日からの空転国会は正常化しました。
この日の議題は、「国務大臣の経済に関する発言」。
石原大臣は「経済、財政を担当する国務大臣として発言します」とし「安倍内閣の取り組みは確実にデフレ脱却し、経済再生が進んでいる。名目GDP600兆円を実現するため、3本の矢を新3本の矢として成長と分配の好循環をつくっていく。一億総活躍社会アクションプランの中から緊急に対応する」とし、先週金曜日の日本銀行のマイナス金利については「日銀はマイナス金利を導入したが、物価安定目標年2%を実現することを期待する」と発言しました。
野党の質問に対して、自民党議員からは「悪口ばっかり!」との野次が飛びました。
【同日 参議院本会議】
石原伸晃経財相の「国務大臣の発言に関する件 経済に関する発言」がありました。
これに対して、民主党の相原久美子さん(自治労)から聞き捨てならない質疑がありました。「あなたが育った環境では弱い人の気持ちは分からないのでしょう」。このような育ちによる差別発言が許されていいのでしょうか。非世襲で連続9期。3党合意の恩義がある政治家に対してこの言いざま。やはりに野におけ蓮華草。反省してほしい。
【同日 衆議院予算委員会】
平成28年度2016年度総予算3案(一般会計、特別会計、政府関係機関)の趣旨説明が行われました。
[画像]平成28年度総予算案を趣旨説明する、麻生太郎財務大臣、2016年2月2日、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
ご覧のように、第1委員室でも、麻生財務大臣の背後に、石原経財相、石破地方創生相ということで、答弁しない谷垣幹事長と含めて、3党合意派が第3次与党期でも浮上してきた印象です。石原大臣の方が名実ともに、石破大臣より上という雰囲気のたたずまい。
麻生太郎財務相が「ODA予算は確保した」などと趣旨説明。坂井学財務副大臣が「財投は16兆円」などと補足説明。高鳥修一内閣府副大臣が「成長と分配を実現する」と発言しました。
【同日 参議院予算委員会】
「平成28年度総予算3案」の趣旨説明を聞きました。ここ3年ぐらいでしょうか、衆参の委員会は同日に趣旨説明を聞いています。ただ、参・予での基本的質疑まで、1か月間が空くことになります。
麻生財務相は「歳入では新規発行国債は34・4兆円だ」「歳出では防衛費が5・1兆円だ」などと趣旨説明しました。副大臣の補足説明は、会議録に添付されることになりました。
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