
[画像]懲罰委員会を終えて、衆議院第五委員室の永年在職表彰議員の肖像画を指さして歓談する、安倍晋三委員(右から3人目)と石原伸晃委員(右から2人目)ら、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
米「バズフィード社」が米「ハフポスト社」を吸収合併の報。ともにコロナ禍もあり、広告収入減少。日本社はどうなる。
【衆議院外務委員会 令和2年2020年11月20日(金)】
「日英EPA承認案」(203条約1号)が採決され、共産党反対、自民・公明・立憲など賛成多数で承認すべしと決まりました。
討論では、共産党の穀田恵二・国会対策委員長が、自由貿易の観点から反対しました。しかし、この条約は、英国のEU離脱にともない、日・EUにかわる条約として交渉したわけです。今週の共産党の討論演説はかなり雑で、仮に赤旗が部数減だとしたら国費の政策秘書にも皺寄せがいく組織ガバナンスなど思うので、そういう影響だとしたら、褌をしめなおしていただきたい。外務委の次回開催は未定。
なおこの後の本会議への「緊急上程」は見送られ、来週火曜日の本会議で採決。なるべく緊急上程をやらないのは、2014年の松野頼久衆議院議員(当時)が提案したことでここ6年間先例といってもいい議会のルールとなっています。
【衆議院内閣委員会 同日】
共産党の塩川鉄也・国対委員長代理が吠えました。10月6日の閉会中審査で、内閣法制局第一部長は「日本学術会議の推薦名簿に基づき、全員を任命する」との問答集を答弁。ところが、「全員」ではなく手書きの「会員」を読み誤ったため、官房長官が記者会見で修正。翌日の参・内閣委の閉会中審査で与党議員の質問に答えて、訂正しました。これに対して、「衆議院」内閣委員会より先に、参の委員会で謝罪するとは何事だ」ということで、第一部長が発言して謝罪し、塩かさんだけの補充の質疑の時間がありました。塩川さんは批判一辺倒。一般的に塩川代議士を知らない人が大多数ですが、塩川さんは定例日外の開催で審議した法案の討論でそのことにふれるなど、衆議院という枠組みを大事にしています。そういう議員はあっていい。
これに先立ち、「NPO特定非営利活動促進法改正案」(203衆法 号)が木原誠二委員長から趣旨説明されました。毎年の報告や設立の際の事務の簡素化とデジタル化を盛り込んだ内容。全会一致で可決すべきだとなりました。
【衆議院本会議 同日】
ここで、衆議院本会議について書きます。衆参議運で質疑を受けた会計検査院岡村検査官の再任をはじめとした国会同意人事がありました。
続いて「防衛省などの給与法改正案」(203閣法7号)が共維反対、自公立賛成で可決し、参議院に送られました。給与法はすべて通過。
密猟対策の「特定水産物流通適正化法案」(203閣法4号)が全会一致で可決し、参に送られました。農水関係2法案はすべて通過。
土曜配達を廃止できる「郵便法など改正案」(203閣法3号)が全会一致で可決し、参送付。「暫定税率」で圧力が通じた日本新聞協会の力の低下を示しました。
半壊の定義を変えた「被災者生活再建支援法改正案」(203閣法2号)が全会一致で可決し、参送付。
【衆議院厚生労働委員会 同日】
思い出づくりも兼ねて、公明党で今期で引退する桝屋敬悟さんが「労働者共同組合法案」(201衆法26号)で答弁し、全会一致で可決すべきだと決まりました。この法案は、院内では篠原孝さん、院外では今やなき笹森清連合会長のほか、落選した議員ら、私が知っている人がかかりかかわってきました。しかし、私はこういう法案は嫌いです。次回は27日(金)9時。
【衆議院文部科学委員会 同日】
「toto法及び日本スポーツ振興センター法改正案」(203衆法 号)が共反対、自公立などの賛成多数で可決しました。バスケットバールを対象に加えるのが柱。今国会の参議院代表質問でも言及された、プロバスケの苦境を受けて、趣旨説明で「コロナ禍の苦境のスポーツを支えたい」とされました。
【衆議院災害対策特別委員会 同日】
「令和2年7月豪雨に限って義援金の差し押さえを禁ずる時限法案」(203衆法 号)が全会一致で可決しました。
しかし、被災者の義援金差し押さえ法の恒久化については、開会前に公明党が公明新聞1面も使ってプロジェクトチームが活動してきたし、枝野幸男・立憲民主党代表も秋の臨時国会を開くべき一つの理由として記者会見でも言及していました。自民党内にも恒久化に賛同している議員も多いと思われますが、極めて強行に差押え禁止恒久化に反対している議員がいるとみられます。今後は、サービサー法改正が議員立法される公算も高まり院内集会も始まっています。すでに終戦モードの衆議院ですが、最後まで気は抜けません。
【衆議院国土交通委員会 同日】
「交通対策基本法及び国土強靭化法の改正案」(203衆法 号)が趣旨説明されました。人口減少を踏まえて地域公共交通の持続化が目的。採決では一部の議員が反対し、自公などほとんどの議員の賛成で可決すべきだと決まりました。
【衆議院懲罰委員会 同日】
福田昭夫委員長が取り仕切り、安倍晋三さんや、石原伸晃さん、太田昭宏さん、伊吹文明さんらも委員として出席。理事の選任をして、散会しました。散会後には、安倍さんが後壁の永年在職議員の肖像画を指さし、石原さんと話し合う場面もありました。
【参議院本会議 同日】
山東昭子議長が、立皇嗣の礼の奉詞を皇居で天皇陛下や、秋篠宮皇嗣殿下に手渡したことを報告しました。
気候非常事態宣言案が朗読され、総員起立で採決されました。
法案の採決よりも前に、法案の趣旨説明がありました。
「予防接種法改正案」(203閣法1号)が趣旨説明され、菅義偉首相らが答弁しました。首相の本会議答弁はこれが年内最後になるかもしれません。
この後に、法案の採決。「生殖補助医療による母子関係の民法特例法案」(203参法13号)が過半数の賛成で可決し、衆議院に送られました。
【参議院災害対策特別委員会 同日】
一般質疑。
インターネット版官報
Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki
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