さて、当ブログは昨年暮れに、2010年の第22回参院選は、1998年7月12日の第18回参院選(1998年7月12日)に似ていると予言していましたが、ピタリ的中しました。
自民党「44」議席で、与党全体でも「44」議席(第18回参院選)
民主党「44」議席で、与党全体でも「44」議席(第22回参院選)
ということで、定数が変わっていますが、ピタリ。
「世論は参院選では、与党にお灸を据えようとする」「評判は高いと思われていたのに大敗」と述べています。また、「山一証券破綻処理など」とし、参院選は経済・景気に左右されやすい傾向がある、と取材で指摘させて頂きました。
【過去エントリ】下のリンクをクリックしてご覧ください。
AERA2010年1月4日・11日号にコメントを載せてもらいました。
なぜ、昨年末から民主党が大敗すると思っていたかというと、みんなが油断していたからです。これは選挙の鉄則ですね。それと、「参院選は組織の闘い」、という「組織」とは、基本的に県連のことです。なのに、小沢一郎幹事長(当時)の全国的各種団体への働きかけに対して、批判する声が党内になかった。
民主党が議長をやっているのは岩手県議会と東京都議会、そして、「新政みえ」の名前でやっている三重県議会のたったの3都県。残りの44道府県は自民党系が議長です。そして、第22回参院選からわずか8ヶ月後には、統一地方選挙で、これは44道府県(東京、茨城、沖縄除く)の県会議員が改選になるから、自民党県議は必死になります。
そのほかにもいろいろあるんですが、宜しければ、取材のご要請があれば、お話しします。小生若干営業に不得手なところがございまして、現時点で1件ありますが、その他にもご連絡お待ちしています。取材では、中立の立場から参院選を総括いたします。
昨年来、民主党は負けると思っていましたから、このブログは民主党支持を明言していますので、第22回参院選に関しては、議席予測などは自主的に控えてまいり、再選して欲しい政治家の応援に絞りました。民主党サポーター登録者なのだから、口頭で伝えればいいだろうと思われるかもしれません。私は5月11日の代議士会で執行部刷新要求をすべきだ、と複数の議員に働きかけましたがかないませんでした。5月12日以降、幹事長経験者の事務所からも「妙案はないか?」と聞かれましたが、これは「5月11日を過ぎたので、もう無理です」と断言しました。その後に、首相交代劇があり、世論調査の結果には、安堵しましたが、フタをあけたらやはり私の答えはあっていたと思います。公示日朝に取材に赴き、異変を感じて、あわてふためいて代表経験者の事務所に飛び込みましたが、数時間の話し合いの後、「何とか盛り上げていこう」ということで、それは出来たかと思います。
ところでこのAERA新年号、“龍馬”の福山雅治さんの表紙の次から3頁にわたり三井物産さんが広告を出していて、「ロマンを持て。世界と語れ。」として、創業者・益田孝の写真を載せていました。福井藩士から維新政府を経て三井に転じ、三井物産を創業した益田は浜で中外物価新報を発行。広辞苑にも載っていますが、これが現在の日本経済新聞です。創刊者・益田の力が、元日経浜支局員の僕にも伝わってきたのかもしれません。
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