
朝日新聞2008年11月5日夕刊(通巻44020号)の1面トップで「オバマ氏当選 米大統領選」という歴史的記事を打電したのは、小村田義之特派員でした。
小村田さんは私の総理番同期です。
年端のいかない新人記者の私に「宮崎君って火事や交通事故の記事を書いたこと無いんでしょう。そういう人がここで取材しているって信じられないよね」と皮肉った小村田さんも、総理番としての仕事を続けるうちにかわいがってくれるようになりました。
小村田さんは私も興味をもって取材していた「情報公開法」の政府(総務庁)原案を見事なまでに朝日新聞1面トップでスクープ。抜かれた各社のうち、一番早かった毎日が2日後、日経にいたっては数日間、後追い報道すらできないという体たらくを演じてしまいました。(ちなみに現在の情報公開法はこの1997年秋の総務庁原案とほとんど違いはありません)。
僕は悔しくて、小村田さんに「あの紙はどうやって入手したんですか?」とハッキリ聞きました。私の質問に小村田さんは「総務庁のトイレに浮かんでいたんだよ」と切り返しました。ユーモアもなければ、朝日新聞ワシントン支局で米大統領選本記を任されるような記者にはなれませんよね。
うらやましいぞ、小村田さん、僕は日本で歴史の証人になるもんね。
いつか正夢、きっと(もうすぐ)正夢。
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