
[写真は御手洗冨士夫・日本経団連会長=経団連HPから]
日本経団連の御手洗冨士夫会長と連合(日本労働組合総連合会)の高木剛会長が会談し、2008年春闘がスタートしました。
トヨタ自動車労働組合など、金属労協加盟のハイテク企業などが賃上げを要求。その結果いかんで、それから順々に日本中のほとんどの企業の賃上げ、ベースアップ(ベア)が企業の担当重役と労働組合委員長らの交渉で決まっていきます。
業種を問わず、2008年春闘では、正社員以外の契約社員、パートタイマー、派遣社員などの「非正規雇用」の働く人たちの賃上げも重要な課題として話し合われていきます。
むしろ、今春闘は非正規労働者の人たちの賃上げ交渉が最大の焦点かもしれません。
景気のいい会社の労働組合でも、「1000円の賃上げ」が要求水準として提示されつつあります。
これから業種ごとに交渉のヤマ場を迎え、3月末までさまざまな闘いがされていきます。
会社に眠っているお金を働く人たちにもっと回す――これが「労働分配率の改善」です。
政府・自民党も「内需主導の新・前川リポートの作成しよう」と言っています。
「内需主導の足腰の強い日本経済つくり」とは「賃上げ」とまったく同義語でしょう。
最大最高の景気対策は賃上げです。
「政権交代=二大政党制」で「国民の生活が第一。」と思う方は・・・
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08年春闘スタート、連合は賃上げを強く要求(読売新聞) - goo ニュース
日本経団連と連合は23日、東京・大手町の経団連会館で、今年初めての首脳懇談会を開き、2008年春闘が事実上スタートした。
企業業績の好調さを背景に、経団連は、賃上げに積極姿勢を示しているものの、世界的な株安を受け、企業業績の不透明感も強まっている。
労働側は、個人消費の回復に向けた賃上げが必要だと主張しており、例年以上に激しい攻防が予想される。
懇談会で、連合の高木剛会長は、「(海外市場の)外需依存度の高い日本経済は、(株安などの影響を受けやすく)非常にもろい。内需拡大の処方せんが賃金の引き上げだ」と強調した。
これに対し、経団連の御手洗冨士夫会長は「日本経済は決して楽観できない状況にある。いかに(企業が)付加価値を上げていくかが労使共通の課題だ」と述べ、企業の競争力確保を優先すべきとの認識を示した。
今春闘で、連合は、ベースアップ(ベア)の統一要求を見送り、「賃金改善」という形で労働者への配分を増やすように求めている。一方、経団連は「業種や企業規模などによって、業績にばらつきがあるのは当然だ」(御手洗会長)と、賃上げに取り組むことができるかどうかは各企業の業績次第という立場だ。
また、連合は、パートなどの非正社員の待遇改善や、正社員の働き過ぎを是正するための残業代引き上げなども春闘のテーマに掲げている。
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