【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

代表選出馬の小沢一郎さんの息の根を止めよう

2010年08月26日 19時43分34秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ

[画像]小沢一郎さん(2007年の民主党関係の広報文書)

 小沢一郎さんが代表選に立候補する意向を示しました。私は何でも正直に言える日本社会をめざしているので、正直に言いますが、これにはかなり驚きました。

 これに先立ち、鳩山由紀夫さんが菅直人首相と会談。報道を総合すると、鳩山さんは、「今の『脱小沢人事』をやめて、小沢一郎さんにポストを用意する『挙党一致態勢』にすれば、小沢さんは立候補しない」という趣旨の仲介案を、菅総理に示したそうです。しかし、菅さんはこれを拒否したようで、総理の決断を高く評価したいと、私は思います。

 小沢一郎さんは、代表、幹事長、選挙専従代表代行のいずれのポストでも、党資金を自由に使ってきました。多くの新人は、小沢さんから500万円の現金をもらった経験がありますが、これは、小沢さんのお金でも、陸山会のお金でもなく、民主党本部のお金です。こういう現金の見せ方で、若手はビビリます。一方で、現金を見慣れている銀行出身の1年生議員は、「一新会倶楽部」に所属していない傾向がありますから、調べてみたら面白いですよ。

 小沢さんとなると、代表、幹事長に限らず、財務委員長、会計監査、組織委員長や幹事長代理など党本部のポストを与えることは危険です。

 代表選の党員・サポーター投票は、300小選挙区毎に、そこの1位の候補者にポイントが入ることになっています。つまり世論調査で1位の候補者が圧倒的に有利になります。現時点では、ほとんどの小選挙区で「菅直人」が1位になると思います。参院議員が持っているサポーターも、それぞれの住民票所在地の小選挙区の得票にカウントされますから、小沢グループの今の実力(人件費含む)では、100ポイントも取れないのではないか、と現時点では感じます。

 僕の予想通り、民社協会の動向がカギを握ることになりそうです。民社協会が「菅支持」を決めたり、鳩山グループ中堅議員が「菅支持」に寝返った場合は、ぜひ人事面での処遇を菅さんにお願いしたいところです。

 とにもかくにも、小沢一郎さんが出るのなら、最終戦争です。小沢さんが負けた場合、ねじれ国会ですから、参院議員にはできるだけ残って欲しいですが、衆院議員からは5人~10人ほどが小沢新党を結成して、政党助成金を自分たちの思うままに使えばいいのではないでしょうか。奴ら、金だけですからね。

 私は、民主党サポーターである前に、日本国民です。

 小沢反乱軍(マニフェスト原理主義者)は、公明党、みんなの党、自民党よりも敵です。国のためには、自民党さんにもしっかりしてもらわないと困ります。

 小沢一郎さんは新進党を解党し、日本の夜明け(政権交代)を10年遅らせました。失われた10年、20年のA級戦犯です。公明党・創価学会でも、多くの組織員にとっては、仏敵・菅よりも、新進党解党魔・小沢の方が今でも憎いのが現状です。

 日本国民全員の総力を結集して、小沢一郎を倒しましょう。

tag 新進党を解党した小沢一郎を歴史法廷の断頭台に送ろう。



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