【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

宮沢洋一・税調会長が軽井沢別荘2つのうち1つ未記載「16日の訪米帰国後に対応」

2023年01月11日 15時59分40秒 | 自民党
[写真]宮沢洋一・税調会長、おととし9月、宮崎信行撮影。

 参院選広島選挙区(定数2)で断然トップ当選した宮沢洋一自民党税調会長が、軽井沢町に所有する別荘2つのうち1つが、参議院議員資産等報告書に記載されていないとけさ11日発売の週刊文春が報じました。事務所は、「16日まで訪米しており、本人と連絡が取れない。帰国次第対応したい」と語りました。

 おととし母親から相続した新幹線軽井沢駅徒歩10分の527平方メートルの土地と104平方メートルの平屋建て建物が報告書に載っていないとされています。軽井沢町は土地建物取引が盛んで、不動産屋に屋号より大きい「売ります買います」の看板が立っている、現在の日本では唯一の地域ではないでしょうか。

 宮沢さんは72歳で、今どき平日に海外にいて連絡をとれない人がいるとは驚きです。また、25日付でNHK会長になる稲葉延雄さんが、宮沢さんと中学・高校の同級生。岸田文雄官邸と、菅義偉元総理・総務大臣との暗闘があったとの観測もあります。我が世の春の宮沢さんの姿勢を問題視すべきだと考えます。

 防衛増税と銘打って、法人税率に「防衛目的税」という付加税を上乗せするプログラムを提示したうえで今秋に先送り。安倍晋三元首相に取り入って自民党税調会長になった宮沢さんですが、いとこの岸田首相のもと今秋まで大きな権力を持つことが確実視されています。

 新聞・雑誌など軽減税率8%を導入したのも宮沢氏。一部デジタル漫画以外のレガシーメディアの売上高の税込み金額は激減しており、増収効果がないにもかかわらず宮沢氏に頭が上がらない情勢でレガシーメディアが防衛増税の喧伝を迫られることも予想されます。


[写真]宮沢洋一・税調会長、おととし9月、宮崎信行撮影。


[写真]長野県北佐久郡軽井沢町を取材する筆者、おととし4月。

[写真]活気がある軽井沢町、筆者撮影。

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