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宮崎信行の国会傍聴記 ニュースサイト

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

大雨による被害で黙とう、衆議院内閣委「PCR自動検査は有用」安保委は「イージスアショア停止後」も議論化

2020年07月08日 21時53分38秒 | 第201回通常国会(2020年1月から6月)「コロナ感染症」
(初公開は11時15分頃、22時頃に全面的に更新)

[写真]内閣官房・内閣府、先月2020年6月、宮崎信行撮影。

 衆議院は水曜日、参議院は木曜日の「閉会中審査3時間一般質疑」が続きます。きょうあすは、内閣委員会と安全保障(外交防衛)委員会が衆参で開かれ、「コロナ」と「イージスアショア停止代替策」で論戦が繰り広げられます。 

【衆議院内閣委員会 令和2年2020年7月8日(火)】

 「令和2年7月6日からの大雨による被害」の黙祷がありました。

 一般質疑の中で柚木道義さんは「コロナとの複合災害。避難所に行きたくない人もいる。それでは救える命も少ない」として複合災害ととらえて、体温計、フェイスシールド、間仕切りなどを整備するよう内閣府の通知などを働きかけました。

 早稲田夕季(早稲田ゆき)さんは「PCR全自動検査装置を使わないのか」と問うと、厚労政務官の小島敏文さん(広島6区比例復活、岸田派)は「大変有用だ。PCR全自動装置、抗原検査キットは、自治体ごとにニーズが高まっており、厚労省としても使っていただきたい。緊急包括支援交付金で、自治体や医療機関にも使ってほしい」とどこか他人事に聞こえる答弁をしました。

【衆議院安全保障委員会 同日】

 一般質疑では、2013年の防衛大綱をまとめた小野寺五典さんが質問。小野寺さんは「イージスアショア停止までの経緯にはさまざまな判断があったと思う」としながら「もともと24時間365日のイージス艦の負担を軽減しようとしており、その方向で代替策を講じる」としました。

 小野寺さんの発言ですが、筆者が調べてみたところ、たしかに2018年にそういう議論はあったようです。代替策として、海上自衛隊イージス艦2隻新設の構想が報じられています。年末の国家安全保障戦略・防衛計画の大綱・中期防衛力整備計画では、イージス艦2隻新設で自民党内の議論が収れんされるのかもしれません。

【参議院議院運営委員会のメンバーら 同日】

 本会議場の演壇に設けられた、車いす用スロープを視察。れいわ新選組の舩後靖彦、木村英子両議員らも視察しました。

【野党国対委員長連絡会議 同日】

 梅雨前線による豪雨被害について、衆参の災害対策特別委員会の理事懇談会をあす開いて、政府から説明を聞き、委員会そのものの閉会中審査を求める考えで一致しました。

●あすの予定

 午前10時からの参議院内閣委員会では、矢田わか子さんや田村智子さんらが質問。

 午後1時からの参議院外交防衛委員会では、佐藤正久さんや白真勲さんらが質問します。

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Ⓒ2020年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki
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