【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

インテリで飯が食えるか!教授・記者・野党の黄昏、第203回臨時国会閉会

2020年12月05日 17時55分35秒 | 第203回臨時国会(2020年10月下旬)菅首相初答弁
[写真]ファイザー社のインスタグラムの2020年12月5日=日本時刻=の画面のスクリーンショット。

 第203回臨時国会は、きょう閉会しました。

 インテリが完全敗北しました。アメリカで反知性主義の嵐を巻き起こしたトランプ大統領が落選。しかし、4年遅れて、これほどまでに反知性主義が日本にはびこっていたことに、教授、記者、野党議員は驚いたことでしょう。インテリというのは、ヤバいな、と思うと何もしゃべれなくなるものです。インテリなのに、借金の踏み倒し方すら知らずに、同期を蹴落とし、大学から月給をもらって、住宅ローンを払いながら、特許で利益を得るのではなく、学歴コンプレックスの親元から来た学生から学費をむしり取って食べている大学教授に、真の知性はありません。

 私はそれを知っていたから、落としどころを探るよりも前に、「早稲田政経卒の元日経新聞記者で英語が堪能な10年以上月10万ページビューの高度安定ブロガー」だけれども、反知性主義者だということを初めに明示しました。



 コロナワクチンとされるものを発明し、既に製造体制に入ったファイザー社。「サイエンス・ウィル・ウィン」。科学は必ず勝つ。シャルでなくウィルですから、髪のご加護ではなく、人知が必ず勝てる、その見込みがついた、という強い自信の発信です。同社の年商は5兆円以上のようです。コロナワクチンで、さらに1兆円前後上積みされるのでしょうか。けさの日経新聞に「頃和ワクチンは国際公共財に」というお花畑な教授の写真入りインタビューが載っていましたが、世界各国政府がファイザーからかえるように税収の配分を議会が決めて、政府が交渉して契約すればいいだけ。

 10月1日の5時39分付で「【日本学術会議】菅首相の人事で学者「弾圧」かきょうから6年間新・会員105名から平和安全法制や共謀罪法反対の松宮孝明立命館大学教授ら数名を外したか「しんぶん赤旗」報道」と書きましたが、自ら早めに火消しにかかりました。コロナワクチン開発で巨額の利益というファイザー社の前に、日本学術会議は、ひたすら沈黙するしかないでしょう。ですから、年10億円は政府ではなく、シオノギに全額だしてもらって、シオノギミュージックフェアの最後15秒間のCMで、声明を発表するだけでいいのではないかと思います。

 首相はゆうべの記者会見で、「大きくなるかどうかということでありますけれども、私はかなりなるのではないかなというふうには思っていました」と語り、日本学術会議6名推薦漏れ問題をめぐる抵抗はしりすぼみだったとの内心があると思われる発言をしました。

 私が前々から、その政治評論はピント外れで、書評では仲間内でうまくふるまっていると思っていた、宇野東大教授が前々から外されていたことが、東京新聞・中日新聞の望月衣塑子記者のスクープで分かりました。ところが、宇野教授は匿名を条件に話したと抗議している、との報道があります。弱弱しい。インテリだったら、知的な喧嘩の仕方を学ぶべきです。


[写真]筆者・宮崎信行の若い頃。

 ごらんのように、私は幼少期からサングラス姿をする「真の英才教育」を受けてきました。母方には横浜などに上京等をして抜きんでた実業的な成功をした人が散見され、20歳前後年下の奥さんや、元超有名女優(で現歌手)と結婚するような人が多いのですが、私はあるときから、豪農である父方のやり方を真似するようになりました。父の、父、祖父、曾祖父は村会議員でしたが、父は上京後法人会副支部長、協同組合の輪番制の理事長以外の公職はしませんでした。私の若い頃も、もう少し、足腰強く左右対称にどっしり立つようならば、衆議院議員選挙にも立候補できたようにも感じますが、まあ、いろいろあって、このブログを14年続けています。



 日本学術会議前から見ると、六本木ヒルズが見えます。六本木ヒルズ内のITベンチャーで働く、システムエンジニアの年収は、200万円台だろうとされています。学術会議の10億円があれば、100万円の臨時ボーナスを毎年上乗せすることができます。真の知性は、政治学教授とか、「先生、就職活動に影響するから反対活動をやめてください」などどいう早稲田政経行政法ゼミの顧問教授ではなく、大里博士、山中博士ら理系に振り向けるべきです。そして、新聞記者や、野党国会議員も、自分たちのインテリはいくらの金になっているか、少しは考えるべきです。インテリは批判すると何も反論しないので、強気で書いていますが。

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