【衆議院 平成30年2018年6月4日(月)】
先議の院、残り会期13営業日ですが、いまだに、政府提出12議案が審議入りすらしていません。この中には、自動運転特区の「国家戦略特区法改正案」(196閣法57号)やコンセッション方式の「水道法改正案」(196閣法48号)も、いまだに審議入りすらしていません。私としては、この両案と衆議院は通過している「PFI法改正案」(196閣法18号)の3つの「新自由主義」法案を、会期末に向けての審議未了廃案闘争の主題にしたいと考えます。
衆議院の、きょうの審議はありませんでした。
【参議院 同日】
●召集日以来の月曜午前10時開催。
参議院本会議の定例は、月曜10時、水曜10時、金曜10時ですが、月曜10時は、召集当日以来、今国会2回目の設定となりました。
「働き方改革関連法案」(196閣法63号)が趣旨説明され、代表質問がありました。
衆議院では、私も政局的にバタバタしてしまいましたが、参議院段階ではていねいな審査を求めたいところです。きょうは、私もじっくり聞きました。
自民党で張り切っている、石田昌宏さんは「経験をいかして働きたいけれども、短時間しか無理だという人も多いので配慮してほしい」としました。安倍晋三首相は「36協定(労働基準法第36条に基づく労働)は、罰則付き上限規制を、初めて努力義務としてつけた」と答弁しました。私は会社員8年半、ずっと36協定でしたから、本当にこの条項だけは絶対に会期内成立してほしいです。
勤務間インターバル規制では、加藤勝信働き方相が「翌日の代替要員の確保などがあるので、努力義務とする」「夜間の労働者の睡眠を与えるのに必要な仮眠室を設ける」などと答弁。上から目線が気になりました。衆議院で修正に乗り、強行採決を助けた維新ですが、参議院では東徹さんが「省令に委任する法定条項の改正が多いので、委員会の審議時間は十分とるべきだ」と呼びかけました。
【参議院消費者問題に関する特別委員会 同日】
「消費者契約法改正案」(196閣法31号)。
【参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 同日】
一般質疑。
【参議院決算委員会 同日】
平成28年度決算の承認案は、省庁別審査の第6回目。国交省、復興庁、警察庁。自民党で日建連の足立敏之さんは、見苦しいまでに、日本のインフラは貧弱だと強調し、予算拡充を求めました。
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Miyazaki Nobuyuki