【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

投票用紙が届かないよ~~!!

2010年09月06日 20時33分12秒 | 第175臨時国会(2010年7月)ねじれ
[画像]菅直人代表が、2010年5月末時点での民主党党員・サポーター登録者に送ったお礼と確認のハガキ。

 小生、民主党サポーター登録をしているのですが、ブログアップ時点で、投票用紙が届いていません(泣)。写真のように、登録のお礼(および、その確認)ハガキは以前もらっています。いろいろと拙宅内を探しているのですが、どうやら当家内の手違いではなさそうです。

 きょうのスポーツ紙で、私のように「未着の人がいる」との記事が載っています。また党本部に3回、電話しましたが、話し中になっていました。同様の事例がありますでしょうか、あれば、このブログのコメント欄にも情報をちょうだいしたく存じます。

 ことしは、例年登録していた総支部の代議士が、民主党籍から離れることになってしまい、ノルマに困っていた他の代議士の総支部で登録しました。5月中旬のギリギリでの手続きだったので、発送順が後になっているのかもしれません。また地元総支部長(衆院議員)からは、特定候補の「支援のお願い」が封書で届いています。地元小選挙区の有権者名簿に載っていることは間違いなし。住民票がある小選挙区ごとに作成した名簿は、中央代表選管が各総支部長に名簿確認を要請していますので、そのときに名簿の写しをとっているのだろうと思いますし、それは何ら問題ないと思います。

 とはいえ、疑心暗鬼は人の世の常。若い政党、私たち国民が育てている途中の政党とはいえ、現時点でのこの国の政権党なんですからしっかりやってほしい。

 どっちが勝とうが民主党が前に進む力を削ぐ可能性があります。超法規的措置も含めて、中央代表選管、党執行部のリーダーシップを期待します。

民社協会、国会議員団の結論持ち越し 会員は自主投票

2010年09月06日 19時41分41秒 | 第176臨時国会(2010年10月)熟議

[写真]左上から時計回りに田中慶秋会長、元民主党幹事長・衆議院副議長の中野寛成さん、直嶋正行経産相、中井洽国務大臣、川端達夫文科相ら民社協会員。

 民社協会は6日理事会を開き、民主党代表選で小沢一郎、菅直人両候補に「代表選後の挙党一致」を申し入れることを決めました。国会議員団としての、結論はあす以降に決定することを決めました。

 協会員の民主党党員・サポーターに関しては、郵便投票のシメキリが迫っていることから、「地域の事情と良識にもとづいて、各々の判断に基づいて投票してほしい」(田中慶秋会長)と決めました。

 また、理事会ではメンバーによる現状分析の意見を集約しました。終了後の記者会見で元民主党幹事長で元衆議院副議長の中野寛成さんは民社協会、民主党総支部、街頭演説などといったそれぞれの「場」によって、小沢候補と菅候補を推す声が、「5分5分だ」、「8分2分だ」、「2分8分だ」という風に極端に分かれる傾向があったと集約し、「“7分3分だ”、“6分4分だ”、という報告がまったくなく、場によって極端に考えが割れる傾向が出ている。このような経験は過去にない」として、40年にわたる政治生活(衆院10期・豊中市議3期)で初めてだとし、選挙後の全国的な国民、党員、サポーターらの融和に懸念を表明しました。

(以下の部分の初投稿日時は、2010年9月6日午後2時)

 民社協会の理事会は、現在各メンバーがマイクを持って発言中。国会内共用会議室の両隣は、事業仕分けの「再仕分け」と、「特別会計仕分け」の下調べ勉強会で、多くの政府外議員(1回生だけでなく、3回生クラスも多数)がヒアリングしています。で、代表選のさいちゅうでも、こういう風にしっかりやっているところをご紹介しようと、「冒頭アタマ撮り」に期待していたら、何もなく始まってしまい、写真をとれませんでした・・・。座長に言って、私一人でも、アタマ撮りをやらせてもらえばよかった。が、ヒアリングで何かが決定するわけではありませんが、仕分けのヒアリングの方も10月の本番に向かって、各議員のブログなどで関心を寄せてもらえればと思います。

 さて、民社協会が使っている共用会議室の予約は、午後3時までとなっています。あくまでも参考にお伝えします。

(以下の部分の初投稿日時は、2010年9月6日午後1時)

 きょう(9月6日)は月曜日。民主党代表選は2週目となります。

 民社協会(田中慶秋会長)は、きょう午後1時から、国会議員会館内で、理事会を開いて、代表選の対応を協議。

 民社協会副会長で国会議員団長の中野寛成さんらの小委員会が練って、民社協会として8月18日に機関決定したの「六つの基本姿勢」を基に、支援候補を決める方針です。

 きょうは国会議員、地方議員、労組代表からなる理事会のメンバーはフル参加を呼び掛けられています。土日などに収集した情報を吸い上げて、民社協会の対応を決めます。

 ただ、民社協会は、全員の意見が出尽くすまで議論する「熟議」のスタイルをとっており、かつ、全会一致を基本にしていますので、きょうの理事会は
「あす以降にもう一度理事会を開いて集約する」、
「会長としてのとりまとめ文書は出すが、代表選での投票行動は各自に任せる」

 などといった結果になるかもしれません。ハッキリ言って、幹部もシナリオがない、全員参加の熟議で会議は踊るのが民社協会です。

 一部報道がありましたが、仮に「菅直人候補を支援する」との決定になった場合は、速やかに、官邸にアポをとり、「菅直人」「田中慶秋」の署名入りの協定書をつくりたい意向のようです。その場合、公務多忙な菅総理の対応も注目されます。

 なお、自動車総連の直嶋正行さんは、「もうこれ以上先延ばせない」と田中会長に連絡した上で、3日(金)午前中に「菅候補支持」を表明しました。この背景は、推測ですが、自動車産業は「上意下達」で工場を回していくことが、みんなの生活としあわせをつくる業種なので、「早く決めてくれ」という声が多かったのではないか、と私は推測します。このように、日本の労働組合と政治の関わりは、産別(産業別労組)がベースとなりますので、その業界の性格を色濃く反映するものとなる傾向があります。

 このほか、菅内閣の「ベトナムへの原子炉トップセールス」の一員として官民出資の新会社に参加する東京電力、関西電力をかかえる電力総連の意見も注目されます。

 いずれにしろ、民社協会の会議というのは、やってみないと分からないので、このエントリーで随時更新していきますし、決定があった場合は、このブログで速報しようと考えております。あまり遅くなったら、帰っちゃいますので、新聞・テレビ報道にご注目ください。

 民社協会の理事会のメンバーは、民主党国会議員(名簿上は40人ほど、通称“コアメンバー”は30人ほど)、地方議員(各県民社協会のまとめ役)、そして、友好団体の代表者、とくに連合内の「旧同盟」系の産別の代表者が話し合います。

 民社協会を応援している産別は、UIゼンセン同盟(メンバーは103万1128人、文科相の川端達夫さんら)、自動車総連(75万9986人、経産相の直嶋正行さんら)、基幹労連(25万1268人)、電力総連(21万5845人)などです。メンバー数は連合ホームページ内の「2010年9月2日現在の構成組織一覧」(リンク先はPDF)に書かれた直近の数字です。

 民社協会は98年前にできた日本最初の労働組合「友愛会」の歴史を受け継ぎ、1993年に新進党結党に参加するために解党した民社党の残余財産をベースに発足しています。新進党解党後に4か月間存在した「新党友愛」の資産も受け継いでいます。