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ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。

長妻質問の参考) 自民党の「年金 ご安心ください。」はデタラメ!

2007年10月03日 23時30分00秒 | 第168臨時会(2007年9月~1月)法案の嵐作戦

 長妻昭さんが10月3日の衆院本会議で指摘した、「年金 ご安心ください。」(自民党本部ウェブサイト)を見てびっくり仰天しました。こんなものをいまだに載せている自民党の危機管理能力はどうなっているのでしょうか!
 これを福田内閣が受け継いでいるとしたら、この国民との約束を果たせるわけがない。「詐欺だ!嘘つきだ!」と罵られながら、政権から転落していくことでしょう。
 上記ページをテクスト化下上で、要約してみました。具体的な期日がはいている部分は赤字で強調しました。

【2007年10月3日の各党代表質問(衆院本会議)】の傍聴録はこちらをクリックするとごらんになれます


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 年金記録問題が国民に大きな不安・不信を呼び起こした5月末からほぼ1ヶ月。政府・与党は、国民の年金に対する信頼を回復するため、文字通り“不眠不休”で真剣に検討・議論を続けてきました。 この間、野党はそろって批判の大合唱をしただけ。やっぱり政治は実行力。自民党が皆さんの年金を守りました!!
 
安心で、確実で、信頼できる新・年金システムが完成します!
5000万件の年金記録の名寄せもスピードアップします。
領収証などが無くても、「第三者委員会」が国民の立場で判断します。
 
自治労から最大級の支援を受ける民主党は、社保庁職員のぬるま湯体質、怠慢を一掃できません。
そして平成22年1月、やる気、能力のある職員だけを再雇用して「日本年金機構」がスタートします。
国民の大事な老後の支えである大切な年金。もう、これからは安心です!!

20年5月までに名寄せするとしていた5000万件の年金記録。これを今年の12月から来年3月までに前倒しして終了します。
「1430万件」、「36万件」のデータも、20年5月までにすべて名寄せし、結果も通知します。

5000万件を名寄せした結果、記録が結びつくと思われる方全員に、今年の12月から来年3月までにお知らせします。
それ以外のすべての方にも加入履歴をお知らせします。
すでに年金を受け取られている方 → 今年(平成19年)12月から来年5月頃までにお知らせします。
20歳以上のこれから年金を受け取る方 → 今年(平成19年)12月から来年10月頃までにお知らせします。

住民基本台帳ネットワークと連携し、住所変更や結婚、亡くなられた場合など、すべての住民異動を確実に、すみやかに年金管理記録に反映する新たな仕組みを23年度中に構築します。

国民の皆さんの怒り、不満をなおざりにすることは絶対にありません!!



【上記自民党本部ウェブサイトの内容を以下に掲載します】





すばやい。1ヶ月ちょっとで迅速な対応。
  • 年金記録問題が国民に大きな不安・不信を呼び起こした5月末からほぼ1ヶ月。政府・与党は、国民の年金に対する信頼を回復するため、文字通り“不眠不休”で真剣に検討・議論を続けてきました。
  • その成果が今回の包括的な対策に結実しました。
  • この間、野党はそろって批判の大合唱をしただけ。
  • やっぱり政治は実行力。自民党が皆さんの年金を守りました!!

やれることは次々に。充実・万全の対策を。詳細
  • 安心で、確実で、信頼できる新・年金システムが完成します!
  • 5000万件の年金記録の名寄せもスピードアップします。
  • 「ねんきん特別便」で全ての方に加入記録をお知らせします。
  • 作業の経過もしっかり公表します。
  • 領収証などが無くても、「第三者委員会」が国民の立場で判断します。
  • 身近な市町村や会社でも気軽に相談できるようになります。
  • 住民基本台帳ネットワークとリンクして、住所移転、婚姻などによる変更も即座に反映させます。
  • 社会保障電子通帳(カード)」で年金、健康保険、介護保険を自分で管理できるようになります。
  • 年金記録問題の原因、責任は、検証委員会が徹底的に明らかにし、再発を防ぎます。
  • 「年金業務・社会保険庁管理委員会」が社会保険庁の仕事をチェックする体制をつくります。(7月17日から全国309ヶ所すべての社会保険事務所で受け付けが始まっています。)

7月6日から時効で消滅していた5年以上前の年金を増額する受付がはじまりました。
  • これまでは、年金記録の間違いが発見され、訂正されて年金額が増額した場合でも、5年以上前の増額分については時効で自動的に消滅していました。
  • それが、先の通常国会で、与党の議員立法による「年金時効撤廃法」が成立し、5年の時効が撤廃され、記録訂正の増額分は、過去何年でもさかのぼって全額支払われるようになりました。
  • 野党は「与党が強行採決した」と主張していますが、野党が国民のことを第一に考えて協力していれば、もっと早く実現していたことです。
  • やっぱり政治は実行力。批判ばかりの野党に政権を任せることはできません。

民主と自治労に社保庁は、変えられない。
  • 自治労から最大級の支援を受ける民主党は、社保庁職員のぬるま湯体質、怠慢を一掃できません。
  • 政府・与党は、社会保険庁を解体して廃止します。「働かない」、「傲慢」と国民の批判・不満のまとだった社会保険庁職員は全員いったん解雇します。
  • そして平成22年1月、やる気、能力のある職員だけを再雇用して「日本年金機構」がスタートします。
  • 国民の大事な老後の支えである大切な年金。もう、これからは安心です!!



やれることは次々に。充実と万全の対策を。
5000万件の年金記録の名寄せをスピードアップ!!
  • 20年5月までに名寄せするとしていた5000万件の年金記録。これを今年の12月から来年3月までに前倒しして終了します。
  • 「1430万件」、「36万件」のデータも、20年5月までにすべて名寄せし、結果も通知します。

すべての人に加入記録を。「ねんきん特別便」が届きます。
  • 5000万件を名寄せした結果、記録が結びつくと思われる方全員に、今年の12月から来年3月までにお知らせします。
  • それ以外のすべての方にも加入履歴をお知らせします。
  • すでに年金を受け取られている方   → 今年(平成19年)12月から来年5月頃までにお知らせします。
  • 20歳以上のこれから年金を受け取る方   → 今年(平成19年)12月から来年10月頃までにお知らせします。

作業の経過もガラス張り。だから安心です。
  • すべての記録をコンピューターの記録と計画的に突き合わせます。 社会保険庁が保管する国民年金の特殊台帳の記録 市町村が保有する国民年金の被保険者名簿の記録 社会保険庁が保管する厚生年金の被保険者名簿・原票の記録
  • どれだけ進んだか、半年ごとにしっかりと公表します。

領収証などが無くても、国民の立場に立って判断します。
  • 「社会保険庁の対応に不満」、「厚生労働省の社会保険審議会は機能していない!」との国民の皆さんの批判を受け止め、総務省に「年金記録確認第三者委員会」を設置しました。
  • ここで国民の立場に立った判定の具体的な基準をつくりました。「不合理な点がなく」「一応確か」であれば、全て認めていきます。
  • 47都道府県に設置する「年金記録確認地方第三者委員会」で親身に対応し、相談者と一緒に手がかりを探して判定します。

身近な市町村や会社でも気軽に相談できるようになります。
  • 今年の7月から、すべての市町村で社会保険労務士さんが協力する巡回相談を実施します。
  • 日本経団連、日本商工会議所、全国商工会連合会が協力し、自分の会社や商店街の一角でも相談ができるようになります。

転居しても、結婚で姓が変わっても、安心です。
  • 住民基本台帳ネットワークと連携し、住所変更や結婚、亡くなられた場合など、すべての住民異動を確実に、すみやかに年金管理記録に反映する新たな仕組みを23年度中に構築します。

年金も、健康保険も、介護もカードで。国民を守る社会保障を自分で管理できるようになります。
  • 社会保障電子通帳(カード)」を23年度中に導入します。いつでも自宅のパソコンや社会保険事務所で自分の年金記録が確認できるようになります。
  • ICカードならプライバシーも安心。個人情報すべてを記載する民主党の「年金通帳」と違い、安心と信頼のシステムです。

年金記録問題の原因、責任を徹底的に明らかにします!
  • 「社会保険庁や厚生労働省では信用できない」との声に応え、原因と責任の所在を追及する「年金記録問題検証委員会」を総務省に設置し、厳しく検証しています。
  • 今年7月には中間報告を公表します。国民の皆さんの怒り、不満をなおざりにすることは絶対にありません!!

「お役所仕事」もそのままにはさせません。
    これも総務省に、新たに「年金業務・社会保険庁監理委員会」を7月中に設置します。社会保険庁が仕事を適正に、確実にしているか、「お役所仕事」を監視します。




ご自身の年金記録に不安や疑問をお持ちの方は、遠慮なくご相談ください。
年金記録照会専用「ねんきんあんしんダイヤル」0120-65-7830
後日、改めて回答票をお送りいたします。
さらに詳しいお問い合わせやご相談に関しては、以下までご連絡ください。
各社会保険事務所の窓口/「ねんきんダイヤル」0570-05-1165
また、すべての市区町村でも年金相談窓口を設けています。企業や商工会議所でも、順次、年金相談窓口を設けていきます。
年金記録を確認する際に大切なこと。
  • 窓口にお越しの際は、年金証書、振込通知書、年金手帳や健康保険証など、ご本人と確認できるものをお持ちください。
  • 結婚、就職、転職、引越しの年月日などを整理し、すぐ提示できるようにしておくと確認がスムーズにいきます。
  • コンピュータ上に記録がないと言われた場合は、元の台帳もチェックするよう要請してください。
  • 難しい漢字や、読み方が複数ある名前の方は、全てのパターンで記録を確認するよう要請してください。
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【国会傍聴記】鳩山、長妻両氏が怒濤の質問攻め 参院選の余勢そのまま民主党に(衆院代表質問)

2007年10月03日 23時27分08秒 | 第168臨時会(2007年9月~1月)法案の嵐作戦

 きょうとあすは衆院本会議で福田首相の所信表明演説に対する代表質問。「参院選(7月29日)から2ヶ月経ってやっと「国会論戦」スタートです!《写真は衆院本会議で質問する長妻昭さん(民主党website)》


■国会傍聴記 2007年10月3日衆院本会議 福田総理大臣の所信表明に対する各党代表質問 鳩山由紀夫(民主党)、伊吹文明(自民党)、長妻昭(民主党)■

【長妻昭さん、怒濤の質問攻め】

 今日は長妻昭さん(東京7区比例復活)に尽きます。まず、3番手だった長妻さんから書きます。長妻さんと言えば参院選で「ミスター年金」として応援弁士にひっぱりだこ。選挙後はネクスト年金担当大臣を務めています。
 とにかく、長妻質問は具体策ばかりの怒濤の質問攻め。およそ50項目!私が聞いた国会質問の中で最高の出来だと思います。
 まず、長妻さんは前の内閣から引き継ぐ政策と引き継がない政策をきっちり仕分けることを福田さんに求めました。例えば「戦後レジームからの脱却」という安倍さんの言葉を引き継ぐのかどうか。

 次に基礎年金番号に未統合の5000万件(「宙に浮いた(消えた)年金記録」)の名寄せ作業を本当に完了できるのか? 何年何月までか? これに対して福田首相は答弁で「平成20年(2008年)3月までに名寄せを完了すると明言しました。

 さらに「市町村などに残っている手書きの紙記録とコンピューターと完全に照合すべきだ」との長妻さんの主張に対して、福田さんは「社会保険庁が調査中だ」と答えるにとどまりました。

 ここで長妻昭さんが指摘した自民党ウェブサイトにある年金 ご安心ください。は驚くべき内容です。ぜひ見てください。いずれ削除される可能性がありますので、次のエントリー長妻質問の参考) 自民党の「年金 ご安心ください。」はデタラメ!」】に証拠として保存しておきます。

 長妻さんは腐敗の5つの要因を頭文字でまとめた「HATKZ」(ハットカズ)を紹介しました。
「(H)ひも付き補助金」
「(A)天下り」
「(T)特別会計」
「(K)官製談合」
「(Z)随意契約」の5つです。
 社会保険庁からの天下りなど多くの具体的な腐敗事例を挙げて、福田さんに答弁を求めました。福田さんはかなり細かく回答しました。


【「福田マニフェスト」対「小沢マニフェスト」 鳩山民主党幹事長】

 
トップバッターは鳩山由紀夫さん(民主党幹事長、北海道9区)でした。鳩山質問は、「福田マニフェスト」対「小沢マニフェスト」という構図で徹底していました。

 冒頭、「参院選後の2ヶ月余りの政治空白そのものが、大政治スキャンダルだ」として、国民の信任を受けていない福田内閣が最初にすべきことは「まず解散することだ」と総理に決断を迫りました。当然、あいまいな答弁が返ってきました。

 そのうえで、「改革と成長はクルマの両輪」との福田さんの所信表明は小泉成長路線の継続だとし、所信表明のしめくくりに述べた「自立と共生の社会」の実現と相容れない考え方だとバッサリ断定しました。

 そして参院選で勝利し、参院第一党となった民主党は「小沢マニフェストを確実に実行(法案化)していくだけだ」と強調したうえで、「一刻も早く、福田マニフェストを示してください」と迫りました。

 これはホントにうまいですよねえ。だって、小沢マニフェストは1年かけて練りに練ってきた上に、参院選で国民の信託(期待?)を受けたんですから。小沢マニフェストをかざしながら、「福田マニフェストを出せ!」と迫る――土俵に例えれば、民主党が横綱、自民党が大関という相撲をとっているわけです。

 この後の鳩山質問はほぼすべての項目で「民主党はこういう案(小沢マニフェスト)だが、自民党(政府)はどうか?」という構図で質問していました。怒濤の質問攻めです。

 年金に関しては「政府与党の“100年年金安心プラン”の安心は2、3年しか持たなかった」と痛烈に批判し、「与野党の協議を言う前にしっかりとした与党案を示せ!!」。

 農業に関しては「私は地方を回るたびに(略)農林業は地域社会を支える柱だと感じる」として、経済効率のため合理化(大規模集約化)を図る自民党の路線と対峙しました。

 「消費税は引き上げるのか?」との質問に、福田総理は「消費税に関しては、歳入歳出一体改革の考え方の下、(略)、消費税を含む税体系の抜本的改革を検討する」と強調しましたが、消費税引き上げに関してすぐに具体化する雰囲気ではない答弁でした。

 海上自衛隊の給油活動継続などテロとの戦いをめぐっては、鳩山さん自身が「私も2回アフガニスタンに行ったが、首都カブールですら、SP(警護官)なしでは歩けない」「以前はクルマでも日本の国旗を立てていれば安心だったのに」と治安悪化の現状を経験談を交えて披露。
 「テロは絶対に許さない」との前提の下、「テロの根源は、貧困と差別、社会の疲弊によるものだ」として、日本は別の方法で貢献していくべきだとの認識を示唆しました。

 鳩山さんに対する福田さんの答弁は「はぐらかしの帝王」という意味でも小泉路線を継承しており、特筆すべきことはありません。

 気になるのは福田さんが「自立と共生」という言葉を封印するかどうかです。
 鳩山さんは「自立と共生はもともと民主党の政策の基本方針だ」として、福田首相の所信表明演説は「理念にほど遠いものだ」としました。たたみかけるように鳩山さんは、「予算を組みかえてください。それができなければ、『自立と共生』は使わないでください」と言いました。もしも、今(10月)、当初予算の組みかえをしたら、霞が関の役人が倒れます。無理です。それを分かっていて、鳩山さんは言ったのですから、“民主党のパクリである自立と共生という言葉は二度と使うな!”という強烈なパンチです。

【グランドキャニオンには柵がない 伊吹文明には策がない】

 自民党幹事長の伊吹文明さん(京都1区)の代表質問。総理を支える立場ですから、質問の形で総理を助けたり、民主党を攻撃したりしました。それは当然のことです。一つだけ、極めて不愉快に感じたことがあったので指摘します。

 伊吹さんは15年前、講談社から出てベストセラーになった『日本改造計画』(小沢一郎著)を引用しながら、民主党を攻撃しました。それはいいのですが、はしがきに「米国のグランドキャニオン(大峡谷)には柵がない。米国は自助努力の国だからだ」と書いてあることにくどくどと触れました。
 私はグランドキャニオンに行ったことはないのですが、行った人によると、柵があるそうです。ではなぜ『日本改造計画』には「柵がない」と書いてあるのか? 大蔵省主計局(財務省主計局)の官僚によると、『日本改造計画』のテクストを執筆した官僚による勉強会のメンバーが「読む人が読めば、この本は変だなと思う」ことを意図して、はしがきに事実誤認を書いたそうです。
 これは財務省主計局などの幹部官僚では有名な話ですから、大蔵官僚出身の伊吹さんは当然、知っていたはずです。ただ、このエピソードは随分古い話で、このことに触れたコラムは読売新聞でも、毎日新聞でも読んだ記憶があります。
 こういうことを蒸し返す伊吹さんのセンスはいかがなものか。野党批判をするのなら、政権与党しか取れない情報で攻撃した方がいいのではないでしょうか?
 グランドキャニオンには柵がないが、伊吹文明には策がない、と私は感じがしました。そもそも、質問の前段で『日本改造計画』での湾岸戦争の記述を引き合いに出して、「小沢一郎の変質」を批判したことのに、それと矛盾しています。もう一ひねり欲しかったです。

[参考エントリー]
■国会傍聴記 2007年10月1日衆院本会議 福田首相の所信表明演説■

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10月4日(木)の衆院本会議には沖縄選出2人が総理に質問

2007年10月03日 22時30分37秒 | 第168臨時会(2007年9月~1月)法案の嵐作戦

 写真を見てください。9月30日付の琉球新報と沖縄タイムスです。最終面のテレビ面を移し、1面と最終面をぶち抜いた見開きで「11万6000人結集 検定撤回要求 復帰後最大 文科省を批判」(琉球新報)、「11万人結集抗議 “集団自決” 軍強制削除 検定撤回求め決議 復帰後最大規模 島ぐるみ“史実守る”」(沖縄タイムス)――

 太平洋戦争末期の沖縄戦で帝国陸軍の命令で集団自決を迫られた民間人がいるという高校日本史の教科書の記述が、来年度使用のものから教科書検定で変更されたことへ抗議する「教科書検定意見撤回を求める県民大会」(9月29日・宜野湾海浜公園)を報じた新聞です。

 イデオロギーは別として、「沖縄の人が怒っている」という現状を「ナイチャー」(琉球ことばで沖縄以外の本土46都道府県の日本人を意味する)も知るべきだと思います。私もそう思い、両紙を郵送で取り寄せました。

 10月4日(木)午後の衆院本会議の代表質問には、社民党副党首の照屋寛徳さん(沖縄2区)、衆院会派「国民新党・そうぞう・無所属の会」の下地幹郎さん(沖縄1区)の沖縄選出2議員が福田首相に迫ります。登場は午後3時半以降だと思います。(NHK中継あり)。

 くどいですが、思想、信条は別として、沖縄県民が怒っているという現状を知るべきです。

追記(2007-10-5 23:00)

当日の国会傍聴記は下をクリックしてごらんください。

■国会傍聴記 2007年10月4日衆議院本会議 福田総理大臣の所信表明に対する各党代表質問 太田昭宏(公明党)、志位和夫(共産党)、照屋寛徳(社民党)、下地幹郎(国民新党・そうぞう・無所属の会)■

このエントリー記事の本文は以上です。

宮崎信行。

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自民党中堅、木村隆秀衆院議員が次期総選挙不出馬の意向

2007年10月03日 08時48分52秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
自民・木村隆秀氏、次期衆院選に出馬せず(朝日新聞) - goo ニュース

自民党の木村隆秀・元防衛副大臣(52)=衆院愛知5区=は2日、次の衆院選に立候補しない意向を固めた。木村氏側が朝日新聞の取材に対して明らかにした。不出馬の理由については、9日に愛知県庁で記者会見を開いて説明する。木村氏は当選4回で、自民党津島派に所属している。

【補足説明】
 愛知5区は名古屋市中村区、中川区、西春日井郡。前回は木村隆秀氏が小選挙区で当選した。民主党の赤松広隆・選挙対策委員長の地元(前回は比例復活)。
 木村氏は名古屋市中川区生まれ。県議だった木村昭一氏の子で、国会議員秘書、県議3期などを経て、1996年(平成8年)初当選(落選・比例繰り上げ当選経験あり)。東京経済大学経済学部卒。

《写真はYahoo!みんなの政治から》

関連エントリー(続報)
木村さんが記者会見「政治家に不向きだった、普通の生活に戻りたい」(10月9日)

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