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宮崎信行の国会傍聴記 ニュースサイト

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が3党協議を現地で取材したり国会中継を見たりして雑報を書いています。

経済)11月のガソリンは150円超えか? WTI上昇などで国内各社

2007年10月18日 08時05分46秒 | 経済

 石油が高くなると、ガソリン以外の物価も上がります。クルマに乗らない人でも、庶民の財布を直撃します。
 特に11月以降は、商業にとってかき入れ時。クリスマス年末年始商戦で消費が失速すると、年度末にかけて企業収益の悪化、春闘などでの賃金抑制の可能性もあります。
 近くワシントンでG7が開かれますので、額賀財務相のイニシアティブに期待したいです。

Rガソリン店頭価格、11月以降1リットル=150円超も(読売新聞) - goo ニュース

Rガソリン店頭価格、11月以降1リットル=150円超も(読売新聞)

2007年10月17日(水)18:57

 石油連盟の渡文明会長(新日本石油会長)は17日の定例記者会見で、新日石がガソリンなど石油製品の11月出荷分の卸価格を10月に比べ1リットルあたり4・8円程度値上げする見通しを明らかにした。

 石油情報センターが同日発表した15日時点の全国のレギュラーガソリン平均店頭価格は、前週比0・2円高の1リットル=144・9円で、8月中旬に記録した最高値145・4円に迫った。11月以降はレギュラー1リットル=150円を超える可能性も出てきた。

 原油価格の国際的な指標である米テキサス産軽質油(WTI)が高騰を続けているためだ。新日石以外の石油元売り各社も追随して値上げするのは確実だ。

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経済)「景気が悪くなった」34% 個人の景気判断悪化 物価高影響

2007年10月05日 09時45分51秒 | 経済

 3ヶ月に1回調査している日本銀行(日銀、BOJ)の個人の景況感が大幅に悪化しました。ガソリンを初めとする物価高が、庶民のサイフを直撃したようです。クリスマス・年末商戦に向けて、消費が回復しないと、年度末に向けて日本景気が失速してくる可能性も出てきます。

景気が「悪くなった」34%、大きく上昇…日銀調査(読売新聞) - goo ニュース
2007年10月4日(木)18:44  

 1年前より景気が「悪くなった」と感じている人の割合が3か月前より大きく上昇したことが、日本銀行が4日発表した9月の生活意識調査で分かった。

 調査はアンケート方式で、「悪くなった」と答えた人の割合は34・1%と、全体の3分の1を占め、6月の前回調査の23・6%から10・5ポイント上昇した。

 日銀によると、景気が「悪くなった」と感じた理由では「ガソリンや食品の値上げで暮らし向きが厳しくなった」など、生活必需品の値上げをあげた回答者が目立ったという。

 一年後の景気が現在より「悪くなる」と答えた人の割合も29・6%と前回(24・7%)より上昇した。

以上。

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2007年10月1日、郵政民営化!

2007年10月01日 19時05分45秒 | 経済

「民営郵政」、いよいよスタート 4事業会社に(朝日新聞) - goo ニュース

 2007年10月1日(月)、明治4年(1971年)以来の大改革。郵政民営化です! 

 国債残高が671兆円、現金での借入と政府短期証券を含めて、836兆円(2007年6月末)と聞くと誰でも不安になります。国民一人当たり650万円なんですから、当然です。でも、将来が不安だからと郵便局に貯金するともっと国の将来が不安になるでしょう。この仕組み、お分かりになりますか?

 その仕組みを理解するには政府の借金の最大の引受先は郵便局(日本郵政だという事実を知ることが大事です。

 小泉純一郎首相が「郵政民営化は改革の本丸」と言っていました。その通りだと思います。郵政民営化は国鉄民営化とはまるっきり、違います。私は郵政民営化は国鉄民営化や電電公社民営化のおそらく百倍難しい大改革だったと認識しています。

 郵便配達のサービスが良くなるの? そんなことはハッキリ言って、どうでもいいことなのです(あくまでも比較論での話です)。これは金融大改革なのです。
 日本政府の借金の3割を引き受けてくださっている日本郵政(株)。同社が国債を売りに出したら(現金化したら)、大変です!

 でも、経済アナリストの大多数が日本郵政は所有する国債を自由に市場に出せないだろうと見ており、私もそう考えます。日本郵政の金庫にしまってある国債の1%を市場に出しただけで、一気に日本国債は値崩れ(表面利率は上昇)します。不人気商品になります。日本郵政は大事な財産を自ら不良資産にしてしまうのです。だから売りに出せないと見られています。

 とはいえ、懸念はあります。もしも日本郵政社長が、総理大臣に「おい、コラッ!国債を売るぞ!」と脅したらどうなるでしょう? 日本郵政社長が日本の大ボスになるかもしれませんよね(冗談ですよ、冗談)。

 政府は当面、日本郵政の大株主ですが、早ければ3年後には株式を上場(公開)する予定です。外資に乗っ取られたらどうしましょう? そうならないよう、しっかり見守っていきましょう。

 ゆうちょ銀行の資産は222兆円、かんぽ生命保険の資産は112兆円です。国民の共通財産です。このお金(money)をどう運用するのか?

 ゆうちょ銀行は、早速、住宅ローンとクレジット事業を始めるべく検討しています。が、企業などにお金(money)を貸し出すとしたら、その融資のノウハウはどうするんでしょうか?

 この点に関して、日本郵政の西川善文社長は1日夜、NHK総合テレヴィジョンの「NHKニュースウォッチ9」に出演し、「外部から人材を登用する考えがある」ことを認めました。

 西川ゼンブンさんは住友銀行頭取をやっていた人です。西川ゼンブンさんが日本郵政公社総裁に就任したとき、多くの人が予想した通り、住友銀行(三井住友銀行)から社員を受け入れる考えがあると認識して間違いないと私は思います。

 (ちなみに、東京都が出資した「新銀行東京」でも旧住友銀行出身者が融資部門で活躍しているそうです)。

 以上です。

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