[写真]馬場さんは去年2022年5月、岸田さんはおととし2021年10月、ともに大阪府堺市内で、宮崎信行撮影。
日本維新の会が主導しましたが、岸田自民も「維新・自民万博心中」でもするかのような状況になってきたようです。
第1次補正予算案(指示日・提出日未定)で、再来年の「2025年大阪・関西万博」の開催費用が増額補正されるとの観測が高まっています。
「公益社団法人2025年日本国際博覧会協会」の十倉雅和会長は、ちょうど1週間前、2023年9月20日の「共同通信きさらぎ会」で経団連会長の立場で講演しました。質疑応答で神戸新聞記者からの問いに答えて、「岸田さんの 鬼気迫る表情を見ましたのは私も100回以上官邸の会議に出席しておりますが初めてだった」と証言しました。
先月4日または31日の「大阪・関西万博に関する関係者会合」のことだと思われます。
十倉さんは次のように発言しました。この部分が文字になるのは、当ニュースサイトが初めてと思われます。
十倉さんは「現在の 万博の 厳しい状況をみんなでよく認識しようと、なんとかして仕上げるということで、先般、官邸において岸田総理のリーダーシップで関係者会合が立ち上がりました。私も出席いたしました。岸田さんの 鬼気迫る表情を見ましたのは私も100回以上官邸の会議に出席しておりますが 初めてであります。経産省をはじめ国交省、外務省これ総動員で官邸も日本国のこれプロジェクト 万博でありますから総力を上げて海外の折衝にあたりますし、(パビリオンの)建設支援もやっていくと。(貿易)保険の適用も積極的に行うということで進んでおります。今やもう、そのどう言いますか、危機とかそういう状態ではなくて皆さん、まなじりを決して、不退転の覚悟でこれを成し遂げるという意気込みで、地方、政府、協会内も石にかじりついても再来年の4月13日に、これを成し遂げてまいります」
と語りました。

[写真]十倉雅和さん、先週2023年9月20日、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急で、宮崎信行撮影。
日本維新の会が主導しましたが、岸田自民も「維新・自民万博心中」でもするかのような状況になってきたようです。
第1次補正予算案(指示日・提出日未定)で、再来年の「2025年大阪・関西万博」の開催費用が増額補正されるとの観測が高まっています。
「公益社団法人2025年日本国際博覧会協会」の十倉雅和会長は、ちょうど1週間前、2023年9月20日の「共同通信きさらぎ会」で経団連会長の立場で講演しました。質疑応答で神戸新聞記者からの問いに答えて、「岸田さんの 鬼気迫る表情を見ましたのは私も100回以上官邸の会議に出席しておりますが初めてだった」と証言しました。
先月4日または31日の「大阪・関西万博に関する関係者会合」のことだと思われます。
十倉さんは次のように発言しました。この部分が文字になるのは、当ニュースサイトが初めてと思われます。
十倉さんは「現在の 万博の 厳しい状況をみんなでよく認識しようと、なんとかして仕上げるということで、先般、官邸において岸田総理のリーダーシップで関係者会合が立ち上がりました。私も出席いたしました。岸田さんの 鬼気迫る表情を見ましたのは私も100回以上官邸の会議に出席しておりますが 初めてであります。経産省をはじめ国交省、外務省これ総動員で官邸も日本国のこれプロジェクト 万博でありますから総力を上げて海外の折衝にあたりますし、(パビリオンの)建設支援もやっていくと。(貿易)保険の適用も積極的に行うということで進んでおります。今やもう、そのどう言いますか、危機とかそういう状態ではなくて皆さん、まなじりを決して、不退転の覚悟でこれを成し遂げるという意気込みで、地方、政府、協会内も石にかじりついても再来年の4月13日に、これを成し遂げてまいります」
と語りました。

[写真]十倉雅和さん、先週2023年9月20日、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急で、宮崎信行撮影。
維新の馬場伸幸代表の求心力が問われる事態に、岸田さんは、菅義偉前首相からの申し送り事項もあるのか、第50回衆院選を前に維新に貸しをつくるのが得策だと考えているのか。
いずれにせよ、維新、岸田自民、経団連・関経連など万博協会と企業による「一蓮托生」のムードが出てきました。
立憲民主党の岡田克也幹事長はきのう(2023年9月26日)の記者会見で、次のように語りました。
岡田さんは「これは、ことしの1月に安住国対委員長と私は維新に請われて現場に行きました。視察をした後、そこには副知事もおられましたし、協会関係者、幹部もおられました。私はあえて聞いたのです。いろいろ説明いただいたが、それは結構だが、予算の範囲内でできますね、と。「できます」と明確に答えられました。それがまだ1月のことですから、これだけ多額の増額が必要だというのは、あのときのことは一体何だったのだろうかという思いがしてならないわけです。誰が負担すべきかといえば、それはやはりまずは額を本当にそれだけたくさん必要とするのかどうかと。かつてはパビリオンの屋根の形を見直すとかいうことで圧縮したこともありましたよね。いろいろな工夫をする中で何とか予算の範囲内でできないのかということを、まずは努力すべきだと思います。それは維新が日頃強調されていることにもつながることではないかと思います。その上で、どうしてもそれではできないということになったときに、私は基本的にはやはり国ではなく大阪、それから大阪を中心とする経済界、そこが負担するのが本来ではないかと。国民にまで負担をお願いするということであれば、きちっと説明してもらいたいと思います」
と語り、釘をさしました。
筆者は、「国際科学技術博覧会」「神戸ポートアイランド博覧会」「横浜博覧会」の3つに行ったことがあります。しかし、「日立館」「三菱館」にせよ、別々に映画館をつくって、映画を見るような感覚でした。常磐線万博臨時駅で体育座りしたり広場で大型スクリーンのズームインカメラに映るように走り回ったり、コスモクロック21観覧車に乗った記憶しか、正直ありません。「つまらない」との声もたびたび聞きました。
「宇宙食の試食」は振り返れば当然ですが、まずかったです。「宇宙ペンを入館者全員にもれなく差し上げます」は特殊な万年筆にすぎませんでした。1970年大阪万博の「月の石」がありましたが、2023年の人類は「宇宙へのあこがれ」が薄い。建設に関しては、2021年の東京オリンピック会場はペンキ職人が都内から掛け持ちで毎夕通い、前日やり残したところからやりましたが、大阪市内で仕事をしてから掛け持ちで夢洲に移動するのは、いくら高速が開通済みとしても、無料シャトルバスを超えた対応が必要のように思います。
現在、「維新が3票のばせば自民が2票、立憲が1票減る」という方程式が見えつつあり、第50回衆院選(再来年2025年10月以前)で、維新・岸田自民「万博心中」がボディーブローのように利いて、両党の47都道府県の得票率の伸び悩むことも予想されます。
以上です。