秋もだんだん深まってきてお腹をパンパンに膨らませたカマキリの雌が目につくようになってきました。
お腹が大きすぎて動くのもゆっくりで、上の写真のハラビロカマキリはヒボケの枝から動きません。どうも産卵に入ったようです。ハラビロカマキリの特徴は鎌(前肢)の黄色いイボ状の突起・・・
次の日に見に行くと、薄緑色の卵鞘が産み付けられていました。カマキリの卵鞘は種類によって形が違うので、卵でも種類が判別できます。
そして、こちらもお腹がパンパンになって切り株でじっとして動かないコカマキリの雌、鎌(前肢)の内側の黒白模様がコカマキリの特徴です。次の日に見に行ったら卵も無く、いなくなっていました・・・
近くの桜の木では、交尾前に近づくのに失敗したのか、交尾後に捕まったのか分かりませんが、オオカマキリの雌に雄が食べられているところでした。雄は子孫繁栄のため本能的に雌を食べないとか・・・
既に頭は無く、鎌でしっかりと持って、黙々と食べていました。交尾も命がけですね。
オオカマキリの特徴は鎌(前肢)の付け根・・・両肢の付け根の間が薄い黄色になっています。よく似たチョウセンカマキリは鮮やかな橙色・・・カマキリを驚かすと鎌をかまえて胸元を見せてくれるので、この時に観察するとよく分かりますね。
カマキリの種類ごとの特徴は鎌(前肢)にあるのですね。カマキリはカマが決め手なのだ!
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