華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

恐怖におののく

2013年10月27日 21時19分47秒 | Weblog
本日午前シフト。
昨日と同じ患者さん。同じ患者さんのお世話が続くと、何をするべきかを覚えているので動きがスムーズ。決してヒマではなかったけど、せかせかと動き回らなくても済む良い日だった。
ただ。頚椎骨折で入院していた90歳を超えるおばあさん。容態がすぐれない。骨折以外ではずっと元気だったのに、ここ数日で目立って衰えている。どうやら急性腎不全を発症している模様。娘さんが今日、ウチのリーダーと話をしていて、その中で「年齢を考えたらもう何があってもおかしくないと思っている」と述べたそうだ。割り切った風に見えるけど心中は絶対苦しいはず。なんかその話を聞いてこちらが泣いてしまいそうだった。私は明日から2週間病院を離れるけど、休み明けに戻ったとき元気な姿を見られるだろうか? ついこの間まで一緒に軽口叩いてたのになぁ。ちょっと切ない。

さて。
そう、明日は手術。背中の脂肪腫摘出。恥ずかしながらちょっとナーバスになっており、昨夜はあまりよく眠れなかった。夜中に何度も起きたし、何を見たか覚えてないけど夢見はとても悪かった。病院で醜態をさらすようなまねにならなければいいんやけど。
まだ全然入院の準備をしていない。一晩しか入院しないので、別に必要なものもそうないんだけどさ。着替えと歯ブラシ、歯磨き粉ぐらい。あとは本かな。
そういえば、今夜12時から何も食べちゃダメなんだった。今夜はチキンローストをおいしく頂いたけど、寝る前にもうちょっと何か詰め込んでおこうかしら?
Dが「しばらく君がいないんだから、買い込んでおかないと!」と言うので今日は夕方から買い物へ行った。たしかに私はいないけどそれは1日だけの話で、翌日には回復はしているはず。そこまで気合いを入れる必要はないと思うねんけどなー。でもそこまで張り切るのなら、私がくたばっている間の掃除・洗濯を頑張ってもらうとしよう。

早起きだったこともあってもう眠い。明日の手術の順番は2番目らしい。なので遅くともお昼ごろには終わっていることやろう。病院には7時過ぎに着かないといけないので、起きる時間は午前シフトと変わりがない。麻酔でノックアウトされた後は否が応でもたっぷり寝ることになるので、明日もう一度早起きを頑張ろう。
というわけで明日はブログの更新ができるかどうか不明。前回手術を受けたときは翌朝まで意識がはっきりせんかったもんなー。ぐぉ~、書いててもっとナーバスになってきた。
何が怖いって、手術そのものより麻酔が怖い。さらに言えばそのための点滴(=針)が怖い。今日、明日の手術に立ち会う麻酔医から電話があって、健康状態等を聞かれた。その際「点滴しないとダメですか?」と聞いてしまった。看護師なら知っている、絶対「要らない」と言われないことを。だけど一縷の望みをかける私。ドクターは「うーん」と一瞬悩んだ(フリをした)けど「ま、ちゃんと面倒見るから大丈夫(要るに決まってるでしょ)」という返事がかえってきた。やっぱり避けられないのか(涙)。ちなみにアメリカでは麻酔を扱う看護師の地位はとても高い。そのくらい麻酔は大事で、かつ危険だということ。あぁ、ちゃんと目が覚めますように。
もうひとつ避けたいものを加えるとしたら、術後の注射。術後は血栓を防ぐために血液をサラサラにするための注射が処方されるのが常。しかし私はすでに手術医に「術後の注射は要りません!」と宣言している。覚えてくれてるかなぁ。あぁ、注射嫌い。本当に嫌い。人に射すのはいいけど自分はイヤ。いやなものはいやじゃー。

ここでゴネてないで、そろそろ明日の準備をするとしよう。とりあえず手術が無事に終わりますように。

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