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華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

見えないご褒美

2012年09月04日 23時45分12秒 | Weblog
今日は午前シフト。睡眠時間が短かったからなのか、3日連続だったからなのか、今日はなんか疲れた。
担当したのは7名。うち1人が退院。退院書類の準備ができてないのに「お迎えがすぐに来るよ」とのことで大急ぎで退院手続き。「ウヒーッ」とテンパりながら取り組んだら、意外と早くできた。苦手意識が先行しているだけで、もしかして実はそんなに大変じゃないのかも。

とりあえず一人送り出して残り6名。皆、さほど手のかかる人たちではなかったんだけど、なぜか時間がかかる。自分で言うのもなんやけど患者さんの話を聞きすぎるのかもしれない。今思い返してみると6人のうち2人はかなりおしゃべりだった。退屈な病院生活の中でしゃべる人がいないんやろうなぁと思うとムゲにもできず「うんうん」って聞いてることが多いんやけど、これがアカンのかも。他の人たちはどうやって切り抜けてるんやろう? 
だけど、例えば今日の、数日後の退院が決まった患者さん。今年奥さんが亡くなり、思い出の詰まった家に戻りたくないからと入院の機にわざわざ小さなアパートを購入していた。退院・一人暮らしが間近になったことでいろんな感情がこみ上げてきたようで、これまで住んでいた家のことや奥さんとした数々の旅行の思い出話など今日はひときわ冗舌。そんな患者さんの心理状態がわかっていて「はいはい、じゃーね」と仕事だけ済ませてどうして部屋を出られるやろう? 話を聞いて患者さんの不安を取り除くのも看護師の仕事なんじゃないかと思うとやっぱり部屋にいる時間が長くなってしまう。でもそればっかりしていたら仕事が滞ってしまうし、この辺りは時間を上手に割り振っていかんとアカンのやろうなぁ。
それにしても。
これが功を奏するのかナンなのか、患者さんから「ウチに来ないか?」と言われることがたびたびある(お世話係りとして)。もちろん本気ではないだろうし、私も真面目に考えたりはしないけど、ウソでもそういうコメントが出ることが嬉しい。これだけでも看護師って良い仕事だなと思う。

無事に仕事を終わらせて帰宅。なんだか今日は本当に疲れていて、今夜予定していたヨガ教室もキャンセル。夕食もテイクアウトにして今までずっとゴロゴロしていた。さっさと寝ればいいんだけどベッドに向かうことすら面倒くさいぐらいダルイ。とはいえソファで寝ることは考えてないのでそろそろベッドに向かうとしよう。

明日明後日はお休み。明日こそはジムに行くつもり。もう4日も行ってない。ちょっと体を動かして、後はゆっくりしようっと。