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豪栄道、大関陥落

2020-01-23 22:27:50 | 他スポーツ
大相撲初場所からは残念なニュースがありました。写真の大関豪栄道が8敗目を喫して2場所連続の負け越しが決まり、来場所は関脇に陥落することが決まりました。初日から連敗するなど黒星が先行する土俵で、時間の問題かに思えた負け越しですが、実際に決まってしまうと寂しさを感じます。豪栄道は今回で通算9回目のカド番で、上は千代大海(13回)、魁皇(11回)しかいないワースト記録です。

もっとも、豪栄道のカド番が多くなったのは、跳ね返せる力があったのも理由です。過去にはカド番の5勝7敗から3連勝してカド番を脱出したこともあるなど精神力は強く、優勝こそ1回ですがカド番の場所で負け越さない力は最近まで維持していました。そんな豪栄道もベテランになり、大関在位は既に5年を数えるほどになりました。

豪栄道の四股名は、本名の「沢井豪太郎」から「豪」を取り、「栄」は出身の埼玉栄高校、「道」は相撲道から取っています。彼の埼玉栄高校時代の実績は高卒力士では最強と言えるもので、アマチュア相撲で実績を残しあと一歩で史上初の「高卒の幕下付け出し」を得る可能性もあった力士です。これほどの力士なら、序ノ口や序二段は問題なく、すぐに幕下上位まで上がってきました。

高校時代に2年後輩だった現幕下の常幸龍は「レベルが違い過ぎて稽古相手にもさせてもらえなかった」と当時の豪栄道の強さを振り返っています。豪栄道は関脇の連続在位記録を持っています。彼の場合は、7勝8敗が2度ありながら番付運で関脇を陥落しなかった要因もありますが、この記録は上に上がれそうで上がれない、名誉とは言えない記録です。

それでも、関脇を長く務めた実績を評価されて大関に上がりますが、大関2場所目に5勝10敗と負け越すなど不安定なスタートでした。それを考えると、5年も持ちこたえたのはよくやった方でしょう。33歳とベテランなので、陥落後にどれほどの気力を維持できるかは不透明ですが、本人が納得できる道を選んで欲しいです。

豪栄道の大関陥落で、来場所は関脇以下に元大関が5人いる、異例の事態になります。大関は貴景勝の一人大関となり、上位陣は一気に世代交代の流れです。いつか来ると思われていた世代交代、これでいよいよ待ったなしになりました。白鵬も鶴竜も、来場所出てくるようなら相当の覚悟が要るでしょう。

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