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バイエルン対アルアハリ

2021-02-10 16:28:13 | ワールドサッカー
クラブW杯準決勝のもう一つのカード、バイエルン(ドイツ)対アルアハリ(エジプト)のビデオを見ました。バイエルンは気温0度のベルリンで試合をしてから中2日という強行日程で、しかも飛行機の遅れで9時間も機内で足止めを食らうという厳しいコンディションで、キミッヒは「一日を無駄にされた。」とコンディション面で影響があることを示唆していました。

それでも、試合の序盤は「さすがバイエルン」と唸らせる試合内容でした。アルアハリは自陣に2ラインを引いて守る、4-4-1-1気味の入り方をしましたが、バイエルンのボール支配率は圧倒的で、世界最優秀選手のFWレバンドフスキに合わせるためにサイドの選手が突破し、仮にレバンドフスキのマークがきつければトップ下のミュラーが空くという、バイエルンのいいときのサッカーそのものでした。

その攻撃で、順調に先制点を取るところはさすがバイエルンで、右SBパバールのクロスが逆サイドに流れ、折り返したところでレバンドフスキが空き、地を這うような強烈なシュートを突き刺して先制点を得ます。その後もバイエルンは圧倒的なシュートの嵐を浴びせます。アルアハリGKエルシェラウィの好守がなければ、前半で決着していた試合でしょう。

しかし、シュートがなかなか入らなかったため、バイエルンのリードは前半終了時点で1点でした。これはロースコアの勝負に持ち込みたいアルアハリとしては計算通りの展開で、カウンター一発を決めて延長に持ち込めば何が起こるかわかりません。その後半、飛行機の足止めの影響か、バイエルンの動きが落ちてきました。

バイエルンのボール支配の要因は、4-2-3-1の1トップ3シャドーに加えて、ボランチの1枚と片方のSBが攻撃参加して最大6枚で攻撃できることです。ところが、後半になるとレバンドフスキとミュラー以外の選手が上がって来られなくなります。レバンドフスキといえど孤立してはアルアハリDFをこじ開けられず、逆にアルアハリがカウンターでチャンスをうかがう内容でした。

もっとも、バイエルンのカウンターの際の戻りの速さはいつもの内容でした。バイエルンといえど小差を拾う試合もあるようで、アルアハリのシュートを4本に抑えて粘り、最後はサネの突破からレバンドフスキのヘディングで2-0として勝負を決めます。欧州CLで圧倒的な強さで優勝したバイエルンにしては物足りない内容でしたが、それでも勝てるのは強いチームの証明でしょう。

写真はバイエルンの途中出場、ドイツ代表FWサネです。

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