![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/8f/18f3f0cd39979f42fb2d44bd450d8460.jpg)
先週、ポンテの穴は予想以上に大きく、キープしてエジミウソンを裏に走らせる形ができないと当ブログに書きました。しかし、この試合を見て思うのは、ポンテがいないときの攻撃パターンを、1週間で浦和は組み立ててきたことです。確かに、トップ下の位置で卓越したボールキープ力を誇るポンテの真似は他の選手にはできません。
しかし、それならそれで、サイドから低くて速いボールを供給することで、エジミウソンの得意な縦に走る形を出そうとしたのが、前半3分の山田直輝のスルーパスでした。惜しくもエジミウソンがサイドネットに外してしまいましたが、この攻めで、「今日はサイドを使う」というメッセージがチームに共有されたようです。
サイド攻撃なら、エスクデロのドリブルも効きますし、山田暢久のオーバーラップも武器になります。エジミウソン自身がサイドに張っていたのは、真ん中の駒が足りなくなるのでどうかと思いましたが、山田直輝や原口が合わせようとしていました。特に山田直輝のボールへの反応は良く、2度ポストやクロスバーに嫌われましたが、攻撃サッカーのG大阪に対して主導権を握ることには成功していました。
そのため、今回のスコアレスドローという結果は残念ですが、G大阪も橋本の縦パスに佐々木が走ったり、レアンドロがドリブルでこじ開けようとしたりと、攻撃のパターンは多く見せました。浦和の狙いどころは左SB細貝のところというのは、全チームにばれていると思った方が良さそうで、今日のG大阪もそこを狙って攻めていました。
ただ、G大阪にとって不運だったのは、レアンドロの負傷交代でした。ビデオで確認したらドリブルの際に着地を誤った自爆の負傷で、決して浦和がファウルで負傷させたわけではありませんが、Jリーグ最強の2トップのレアンドロ、チョ・ジェジンのコンビが途中で見られなくなったのは、一ファンとしても残念でした。
相手がG大阪であることを考えると、引き分けで勝ち点1を取っておいたことは決して悪い結果ではありません。ちょっとした決定力不足で、こういう結果になりましたが、山田直輝の個人技がG大阪にもある程度通用したことは、良かったとみるべきと思います。結果が出ないことで、フィンケ監督の方針がぶれるのが一番怖いですが、今のところその心配はなさそうです。
しかし、それならそれで、サイドから低くて速いボールを供給することで、エジミウソンの得意な縦に走る形を出そうとしたのが、前半3分の山田直輝のスルーパスでした。惜しくもエジミウソンがサイドネットに外してしまいましたが、この攻めで、「今日はサイドを使う」というメッセージがチームに共有されたようです。
サイド攻撃なら、エスクデロのドリブルも効きますし、山田暢久のオーバーラップも武器になります。エジミウソン自身がサイドに張っていたのは、真ん中の駒が足りなくなるのでどうかと思いましたが、山田直輝や原口が合わせようとしていました。特に山田直輝のボールへの反応は良く、2度ポストやクロスバーに嫌われましたが、攻撃サッカーのG大阪に対して主導権を握ることには成功していました。
そのため、今回のスコアレスドローという結果は残念ですが、G大阪も橋本の縦パスに佐々木が走ったり、レアンドロがドリブルでこじ開けようとしたりと、攻撃のパターンは多く見せました。浦和の狙いどころは左SB細貝のところというのは、全チームにばれていると思った方が良さそうで、今日のG大阪もそこを狙って攻めていました。
ただ、G大阪にとって不運だったのは、レアンドロの負傷交代でした。ビデオで確認したらドリブルの際に着地を誤った自爆の負傷で、決して浦和がファウルで負傷させたわけではありませんが、Jリーグ最強の2トップのレアンドロ、チョ・ジェジンのコンビが途中で見られなくなったのは、一ファンとしても残念でした。
相手がG大阪であることを考えると、引き分けで勝ち点1を取っておいたことは決して悪い結果ではありません。ちょっとした決定力不足で、こういう結果になりましたが、山田直輝の個人技がG大阪にもある程度通用したことは、良かったとみるべきと思います。結果が出ないことで、フィンケ監督の方針がぶれるのが一番怖いですが、今のところその心配はなさそうです。
ところでこの試合だけではないかもしれませんが、相手のトップ下の選手にするっとパスが通る場面が何度も見られました。現行の浦和では仕方ないのかもしれませんが、ちょっとヒヤッとしました。
他にもポジションチェンジ時の役割分担はまだまだと見ました。啓太や阿部ちゃんが上がったときの中盤守備はガタガタですね。
時節は直輝とポンテがいないなかどうするでしょうか。そろそろ赤星が見てみたいです。
長文失礼しました。
左サイドの細貝はもともとはボランチの選手で多くを望むのは酷ですが。
アレックスが入ると間違いなく相手に守備の弱さを狙われるでしょうし。
このレッズの「左サイド」についてのkobbyさんのお考えを聞かせてください。
お返事遅くなりました。確かに、昨日の試合はカウンターでトップ下の位置に入り込んでいたルーカスやレアンドロに縦パスが入り、カバーするのはCB2枚だけという場面は何度かありました。
こういう状況を説明するには、一度に同時に敵味方を含めた多くの選手の動きを見てなければ正しい説明はできないですし、私にそれができる能力はありませんが、浦和の約束事から推測できる範囲で答えます。
浦和の中盤の4人ですが、時折山田直輝がアンカーの位置に下がっていて、鈴木啓太と阿部勇樹が相手のサイド攻撃に備えてサイドに開いている場面があります。こういうときに、山田直輝に渡してから組み立てるのが浦和のパターンですが、これが取られて相手ボールになったときの対応に課題があります。
山田直輝は、ずっとアンカーの位置に残って守備をしているようなタイプではなく、常に相手の隙を探して相手スペースに走りこむMFです。従って、こういうときは鈴木啓太と阿部勇樹が内に絞ってバイタルエリアを消さなければなりませんが、こういう切り替えは3バックに慣れた浦和の苦手とするところです。
それで、戻りの遅れた両ボランチの間にぽっかりスペースが空くのではと思いますが、特にどちらかのボランチが上がっているときはdddさんのおっしゃる通りまだまだ切り替えは遅いと思います。
浦和の左サイドの攻撃に関しては、どうもフィンケ監督は個人技に頼らず、人数を掛けて原口、山田直輝、鈴木啓太、細貝の4人が絡んでショートパスで崩す形を狙っているように思います。
細貝に関しては、もともとそんなにトップスピードのあるタイプではありませんし、右利きですから、ダイレクトでクロスを放り込むことは期待されていないと思います。その代わり、ボールを失わないことは期待されていて、確実につないでくれという指示が出ているのではと思います。
三都主がいれば、ほとんどの場面を確実にクロスで終わってくれますから、そんなに人数を掛けなくても攻撃が完結するというメリットはありますが、どうしても相手がスピードあるドリブラーを右サイドに置いてくると対応が遅れるという課題があります。
それが見えたのは名古屋戦で、結果は勝ちましたがダビを三都主の対面に張らせてドリブルで仕掛けさせた名古屋の狙いを見ると、三都主を左SBで使い続けるのは危険と見たのかもしれません。そういう意味では、身体能力の高い相手には不利でも、細貝の粘りに賭けるというフィンケ監督の判断は正しいように思えます。