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スタディオ・オリンピコの奇跡(ローマ対バルセロナ)

2018-04-26 22:59:45 | ワールドサッカー
欧州CL準々決勝では、奇跡の大逆転になったローマ対バルセロナ(以下バルサ)の映像をチェックしました。バルサはスペインリーグでは首位を独走しており、ホームでの1stレグは4-1の圧勝と、ローマが勝てる要素はまったくないと思われた試合でした。しかし、思い切って攻めるしかないローマのディフランチェスコ監督は、布陣を3バックにしてきました。

アウトサイドのフロレンツィ(24番)、コラロフ(11番)には下がって来なくていい自由を与え、中盤に6枚を固めてバルサ相手に逆にボールを支配しようとする、常識では考えられないサッカーです。このサッカーを見たバルサは、落ち着いてボールを回してローマの体力が落ちるのを待つ手に出ました。

先制点はローマに入りました。FWのジェコ(9番)にうまく縦パスが入って、ジェコの個人技で6分という早い時間で点を取ります。それでも、バルサにはまだ2点リードがあります。もちろん、バルサにはメッシがいるので、攻めに出る選択肢もあったと思いますが、バルサはつなぎながら相手の消耗を待つ戦略を変えませんでした。

結果的には、その判断がミスになりました。ローマの、6人のMFでバルサに動き勝つサッカーは、おそらく90分持たないと判断したのでしょうが、後半15分でピケがジェコを倒してPKを献上したあたりからおかしくなってきました。これほど、攻めに出られない動きの鈍いバルサは初めて見るほどでした。

バルサというチームに弱点は少ないですが、挙げるとするなら選手交代で流れを変えにくいことです。メッシやスアレスよりいいFWをベンチに置けるチームは世界中どこにもないので、代えるとするならどうしてもMFになります。メッシ自身もシュートが決まらず、ついに最後はローマボールのCKからマノラス(44番)が決めて3-0とし、アウェイゴールの差でローマが勝ち抜けを決めることになります。

バルサとしては悔やまれる負けでしょう。1点取れば相手の逆転には5点が必要だったので、1点取って試合を終わらせに行く選択肢もあったはずです。メッシ、ブスケッツが負傷明けだった、ちょっとした隙があった試合だったので、こんな奇跡的なことが起こったのでしょう。

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