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カウンターを許さない(6/6日本対ブラジル)

2022-06-08 21:04:54 | ワールドサッカー
この試合はブラジルを率いるチッチ監督の手が見ものでした。2012年のクラブW杯で、コリンチャンスを世界一に導いている手腕を見たかったからですが、RマドリードでFWのビニシウスを左MFに置いて、トップ下のパケタとFWのネイマールを縦関係の2トップ気味に起用してきました。もっとも、ネイマールの動きは「偽9番」と呼べるもので、時にはボランチの位置まで引いてボールを引き出すこともあります。

チッチ監督はネイマールには全幅の信頼を置いているようで、思い切って個人技を発揮する自由を与えていました。そのスピードには、マークに付く遠藤航や板倉は苦労しており、どうしてもファウルで止めざるを得ませんでした。前半の立ち上がりにネイマールが出したヒールキックを、パケタがポストに当てていなければ前半で終わっていた試合かもしれません。

もっとも、この日の日本は、ボランチのところでブラジルに回収されてピンチの連続だった韓国代表とは違って、4-3-3の中盤まではさばけていました。アンカーの遠藤航のポジショニングが良く、ボールを引き出すことができていたので、サイドを仕掛けた伊東純也にパスが出ることもありました。もっとも、相手はさすがブラジル代表で、CFの古橋は相手CB2枚に挟まれてほとんどボールを受けられませんでした。

また、ブラジルの強みに、カウンターを許さないというものも感じました。技術では世界一のブラジルといえども、時にはパスミスもあり、日本が中盤でカットできることもあります。それでも、カウンターを狙って前線にボールを出しても、古橋が得意とするスピードを発揮する場面は全く作らせてもらえませんでした。それだけ、事前にプレーの予測ができている証明です。

国立競技場を埋めたファンは、韓国が1-5で惨敗していることは知っている様子で、最初はブラジルボールをクリアしてスローインに逃れるだけで拍手が出ていました。もちろん、それだけでは90分という長い時間は戦えませんが、パスをつなぐ日本代表のサッカーを出そうとして、サイドのところまではボールを出せたので、「試合になっている」というのが感想でした。

ブラジルの強みには、セットプレーに強いのもあります。日本はブラジルの屈強なCB相手にまともに競り合っても勝てないと、わざと相手CBから遠いところにポジションを取って走り込ませてきました。しかし、そのCKは通らず、日本が点を取れなくて惜しいと思う場面は全くない前半を、ブラジルの猛攻をしのいで0-0で折り返しました。

後半については明日、マニアック分析で補足します。


上田と三笘


原口元気


吉田麻也


原口元気


長友佑都


古橋亨梧


吉田麻也


南野拓実


カゼミーロ


フレッジ


ギマライス


伊東純也


吉田麻也


原口元気


パケタ


長友佑都


古橋亨梧


カゼミーロ


カゼミーロ


板倉滉


ダニ・アウベス


伊東純也


吉田麻也

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