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アルゼンチン対クロアチア

2022-12-17 22:12:09 | ワールドサッカー
W杯準決勝のもう一試合、アルゼンチン対クロアチアの映像も見ていました。アルゼンチンは出場停止が出たことで戦術を4-4-2に変更はしていますが、ハードワークしながら、メッシが空くタイミングを見計らってくるいつもの戦い方でした。これに対してクロアチアがどういう入り方をしてくるかは注目でした。

クロアチアはいつもの4-3-3を少し手直しして、サイドのFWパシャリッチとペリシッチをMF気味に下げて、中盤に5枚を置いてアルゼンチンのパスコースを限定する手できました。この手にアルゼンチンは多少面食らった様子で、クロアチアの守備ブロックの外側でボールを回す時間もありました。これなら、メッシにボールを入れにくいので、クロアチアにとっては狙い通りです。

しかし、この日はハードワーカーである、アルバレスが機能することになりました。アルゼンチンが自陣から蹴ったロングボールでアルバレスが抜け出し、相手GKリバコビッチのファウルでPKが与えられます。このPKはメッシが蹴り、方向はリバコビッチに読まれていたものの、GKが届かないゴールの上隅に蹴り込んでアルゼンチンに先制点が入ります。

これでクロアチアが攻めに出ますが、勝負を分けたのは意外にもアルゼンチンのカウンターでした。クロアチアボールのCKをカットしてから、一気に持っていったアルバレスが、そのままゴールまで得て、決定的な2点リードを得ることができました。得点力はそれほどではないクロアチアはロースコアの勝負に持ち込んで、得意としているPK戦も視野に入れた戦いを意図していたでしょうが、これで前からプレスに行く、本来の戦い方でない形を強いられます。

アルゼンチンはこれで安全運転に徹することが可能になり、ボランチに入っていたパレデスを下げてLマルティネスを投入して、3バックに変更して守りを固めてきました。クロアチアは長身FWペトコビッチを投入して、4-4-2に変更して前に圧力を強めますが、アルゼンチンは確実に時計の針を進めてリードを守ります。

最後はメッシでした。得意な個人技でクロアチアDFグバルディオルを抜き去り、マイナス気味のクロスを入れて、アルバレスは合わせるだけのシュートで3-0としてゲームを決めました。戦い方にオプションが複数あるのがアルゼンチンの強みなので、それが固定した4-3-3のフランスにどういう威力を発揮するかが、決勝戦の見どころではと思っています。

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