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デッレ・アルピスタジアムの記憶

2021-02-05 14:12:21 | ワールドサッカー
1996年のサッカー旅のメインイベントは、トリノのデッレ・アルピスタジアムのユベントス対ACミランでした。当時、ミラノでインテル対アタランタを見てから、バスで高速道路を走ってトリノに向かった強行日程の旅だったので、オフィシャルショップに行くなどの余裕はなく、席に着いたらすぐに試合開始という慌ただしい旅でした。

2月のデッレ・アルピスタジアムは寒かったのが一番印象的でした。のちに冬季五輪が開かれた街なので当然とも思えますが、スタジアム周辺に雪が残っていたことで気付きました。スタジアムの気温表示は2℃で、試合中は試合に集中していたのでわかりませんでしたが、試合終了と同時に強烈な寒気が襲ってきました。

また、消化試合だったインテル対アタランタと違って、このユベントス対ACミランは首位攻防戦でした。ACミランが勝ち点でリードし、ユベントスは逆転優勝のためには勝利が欲しいという一戦でした。そのため、6万人が入るデッレ・アルピスタジアムは超満員で、試合の熱気は十分伝わってきました。試合前に発煙筒で煙が充満したのも、その熱気の一端でしょう。

もっとも、そんなデッレ・アルピスタジアムはユベントスのサポーターには評判が良くなかったスタジアムでした。陸上トラックがついていてピッチまでの距離が遠いことと、郊外にあってアクセスが良くないなどの理由でした。このデッレ・アルピスタジアムも、1990年イタリアW杯に向けて整備し、オーロラビジョンが2か所あるなど当時としては良いスタジアムでしたが、次第に時代に合わなくなっていました。

今は、デッレ・アルピスタジアムは取り壊され、跡地にユベントススタジアム(現アリアンツスタジアム)が建てられています。サッカー専用スタジアムで収容人員は4万人ほどと、規模は小さくなりましたがピッチへの距離は近くなりました。デッレ・アルピスタジアムは青年時代の記憶として美しいまま取っておきますが、いつかユベントススタジアムでサッカーを見られる日が来るといいですね。

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