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盛田剛平、J2群馬移籍

2017-01-06 23:18:13 | 他チーム
今日、入ってきた移籍情報で、嬉しいものがありました。それは、元浦和で、昨年まで甲府でプレーしていたFW盛田剛平選手のJ2群馬加入というものです。盛田は来季41歳になる大ベテランで、甲府から戦力外になったときに現役続行にこだわりましたが、正直オファーがあるとは思っていませんでした。

盛田には、いろんな思い出があります。浦和では活躍できませんでした。当時の原監督が「フィジカルが弱い」ことに驚き、居残り練習をこなして克服に努めましたが、新人だった1999年はFWとして残念なノーゴールという結果に終わり、浦和のJ2降格の一つの要因となってしまいました。

浦和を失意のまま、2年で去った盛田は、C大阪、大宮と渡り歩きます。当時J2だった大宮時代に、CKを頭で合わせたゴールも見ていますが、J2でもあまり試合に出られていなかった盛田に、J1広島からオファーが届きます。本人も驚いたようで、「ありえないでしょう。J2でも試合に出ていないんですから。」とコメントしていたほどです。

当時はサテライトリーグがあり、そこでのプレーがきっかけだったと思われるオファーですが、この広島でCBに転向したことが、盛田の現役生活を延ばしてくれました。スピードこそありませんが、もともと足元のテクニックは持っており、長身を生かしたヘディングでのクリアとともに「うまいCB」として一時ポジションを得ます。

盛田の優れているところは、たとえベンチスタートになっても腐らず、一年中ベンチ入りできるコンディションを維持していることです。広島を戦力外になったときも、甲府からオファーが届き、甲府ではFW再コンバートという意外な道も待っていました。当時の監督、城福氏から「点を取ることはあまり期待していない」とポストプレー要員での起用でしたが、この年にはキャリア最高の5得点を挙げ、38歳にして「最も成長した選手」と言われたほどでした。

群馬でFWをやるかCBをやるかはわかりませんが、どちらでもやるつもりで入団するでしょう。甲府時代に、ファン感謝祭で臨時ラーメン店を出して用意した300食を完売したという特技もある盛田ですが、まだまだラーメン屋をやるのは先にして、現役を1年でも長く続けて欲しいです。
コメント (2)
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