二胡のレンタルを始めます。
中でも二泉二胡(低音二胡)を中心として、
低音二胡欲しいけど、中国曲ではそんなに弾く曲も無いし、
もう一台持っているほどではないけど、たまに二泉映月弾いてみたいし、
G線上のアリアなど弾くのも良いかもしれないと考えておられる方も、
たくさんいらっしゃると思います。
いま使われている二胡が
何故、いまDAと言う調弦にに決まったのかは解りません。
私は殆ど、普段弾く時にはCGで調弦して弾いています。
それは殆ど、中国曲を弾かないからかも知れません(教室行っていないせいかもしれないですね)
二胡は弦楽器として、こんなに扱いやすく、楽しい楽器はなかなか有りません。
軽くて、演奏の方法に無理がなく、持ち運びも便利で、
どこでも、気軽に楽しめるという弦楽器はなかなか無いものです。
ほんとならもっと世界の中に広がって良さそうなのですが。
何処か特殊なにおいが有るのかもしれません。
その一つに、中国曲を弾く楽器というイメージがあるのかもしれません。
それもありますが、
少し私には全体に音が高い感じがしてしまいます。
日本人には、或いは西洋楽器に慣れた人には、もう少し音の低めの方が良いのかな?
などと考えています。
また、中国語は比較的高い音に聞こえるというのは、私だけの感想でしょうか?
もしかしたら民族によって、キー音が違う等というのもあるのかもしれません。
中国楽器は比較的高い音の楽器が多いように感じます。
しかし、それだけでなく、今の二胡の構造では、低い弦(太めの弦)を張った時に
最高音まできれいに出るというのはなかなか難しいということもあります。
もちろんかなり良く出来た楽器は有ります。
しかし私が弾いたことのある二泉二胡(低音二胡)30台くらいの中で、
1台くらいでした。
皮が相当均一に張られていないと、良く鳴らないのが現状です。
しかし殆どそのようなよい状態の二泉二胡に出会えることは有りません。
ジョージガオさんと彼のモデルを作る時に話し合った中に、
二泉二胡にも使えると良いねと言うのが有りました。
皆さんご存知のように、彼は特殊な千斤を使っています。
移動千斤です。
これは自由に千斤の位置を変えることができ、
外せば、調弦しなくともAEの設定になるものです。
普通中国では、特に二泉二胡と言うのはないのです、と言う話をしておられた方もいらっしゃいます。
単に普通の二胡に中胡の弦を張って、AEに設定するのだそうです(普通中胡はGDです)
しかし普通の二胡に中胡の弦を張っても、低音はまだしも高音が殆ど出ない物が多いのです。
理由はいくつかあります。
一つには、今の二胡は元々高音が出にくいと言うことが有ります。
高音の小さな振動を拾い出せる構造になっていない物が多いからです。
また、皮がそれだけの緊張を保っていない物も多いのです。
中古の弦は太いです。
外弦に使う物は、普通の二胡の内弦に使う物と一緒ぐらいです。
みなさんも経験有ると思いますが、普通の二胡でも、内弦のハイポジションというのは、
ちゃんと出る楽器は少ないです。
太さが太くなる中胡弦は更に鳴りにくくなります。
ジョージさんは、それでも鳴る楽器を作ってほしい、
それも蛇皮で。
そこで何回かのテストを繰り返し出来上がったのが、ジョージガオモデルです。
二泉胡にも使え、普通の二胡にも使えるという物です。
要するに中胡の太い弦を張っても、最高音までちゃんと出るという楽器です。
彼の考案した移動千斤をつければそのままでも(通常の二胡弦を使う)二泉胡になります。
この時に問題は、千斤位置が、外弦の木軸のすぐ下ぐらいまで高くなりますので、
いつも演奏している左手の指使いとは大変違ってしまいます。
また、弦も張りが弱くなりますので、弓の使い方も変わります。
慣れれば問題は無いのでしょうが、かなり大変です(私には)
やはり中胡の弦を張って、普通の二胡のように使える方が良いのではないでしょうか。
弦を張り替える時には、内弦でも外弦でもどちらでも良いですが、
1本だけはずして、それを交換し、ある程度張ってから、
次の弦を交換すると、千斤も巻き変えずにすみます。
外した弦は、トイレットペーパーの芯などの紙のパイプなどに巻きつけて、
最後にセロハンテープなどで止めておくと、次に張り替える時に便利です。
と、話しが細部に逸れてしまいました。
私としては、二泉の音と言うのが、日本人には合っているのではないだろうかと考えています。
そんな話をすると周りの二胡弾きたちは殆どが賛成してくれますが、
「もう一本二泉胡を買うというのは大変、二泉胡は高いから」
と言うご意見が沢山ありました。
そこで、レンタル始めようと思います。
ジョージガオモデルの二胡(二泉弦も使える)ブラジリアンローズとシャム柿
それから、二泉二胡専用の光舜タイプです。これはかなりクリアーな音がします。
普通の二胡弦を張ると、クリアーすぎるという方もおられますが、
二泉胡にした時には、ホントに最高音までクリアーに出て、バイオリン曲などでも違和感なく弾けます。
これは皆さんの好みによると思います。
光舜堂店主
中でも二泉二胡(低音二胡)を中心として、
低音二胡欲しいけど、中国曲ではそんなに弾く曲も無いし、
もう一台持っているほどではないけど、たまに二泉映月弾いてみたいし、
G線上のアリアなど弾くのも良いかもしれないと考えておられる方も、
たくさんいらっしゃると思います。
いま使われている二胡が
何故、いまDAと言う調弦にに決まったのかは解りません。
私は殆ど、普段弾く時にはCGで調弦して弾いています。
それは殆ど、中国曲を弾かないからかも知れません(教室行っていないせいかもしれないですね)
二胡は弦楽器として、こんなに扱いやすく、楽しい楽器はなかなか有りません。
軽くて、演奏の方法に無理がなく、持ち運びも便利で、
どこでも、気軽に楽しめるという弦楽器はなかなか無いものです。
ほんとならもっと世界の中に広がって良さそうなのですが。
何処か特殊なにおいが有るのかもしれません。
その一つに、中国曲を弾く楽器というイメージがあるのかもしれません。
それもありますが、
少し私には全体に音が高い感じがしてしまいます。
日本人には、或いは西洋楽器に慣れた人には、もう少し音の低めの方が良いのかな?
などと考えています。
また、中国語は比較的高い音に聞こえるというのは、私だけの感想でしょうか?
もしかしたら民族によって、キー音が違う等というのもあるのかもしれません。
中国楽器は比較的高い音の楽器が多いように感じます。
しかし、それだけでなく、今の二胡の構造では、低い弦(太めの弦)を張った時に
最高音まできれいに出るというのはなかなか難しいということもあります。
もちろんかなり良く出来た楽器は有ります。
しかし私が弾いたことのある二泉二胡(低音二胡)30台くらいの中で、
1台くらいでした。
皮が相当均一に張られていないと、良く鳴らないのが現状です。
しかし殆どそのようなよい状態の二泉二胡に出会えることは有りません。
ジョージガオさんと彼のモデルを作る時に話し合った中に、
二泉二胡にも使えると良いねと言うのが有りました。
皆さんご存知のように、彼は特殊な千斤を使っています。
移動千斤です。
これは自由に千斤の位置を変えることができ、
外せば、調弦しなくともAEの設定になるものです。
普通中国では、特に二泉二胡と言うのはないのです、と言う話をしておられた方もいらっしゃいます。
単に普通の二胡に中胡の弦を張って、AEに設定するのだそうです(普通中胡はGDです)
しかし普通の二胡に中胡の弦を張っても、低音はまだしも高音が殆ど出ない物が多いのです。
理由はいくつかあります。
一つには、今の二胡は元々高音が出にくいと言うことが有ります。
高音の小さな振動を拾い出せる構造になっていない物が多いからです。
また、皮がそれだけの緊張を保っていない物も多いのです。
中古の弦は太いです。
外弦に使う物は、普通の二胡の内弦に使う物と一緒ぐらいです。
みなさんも経験有ると思いますが、普通の二胡でも、内弦のハイポジションというのは、
ちゃんと出る楽器は少ないです。
太さが太くなる中胡弦は更に鳴りにくくなります。
ジョージさんは、それでも鳴る楽器を作ってほしい、
それも蛇皮で。
そこで何回かのテストを繰り返し出来上がったのが、ジョージガオモデルです。
二泉胡にも使え、普通の二胡にも使えるという物です。
要するに中胡の太い弦を張っても、最高音までちゃんと出るという楽器です。
彼の考案した移動千斤をつければそのままでも(通常の二胡弦を使う)二泉胡になります。
この時に問題は、千斤位置が、外弦の木軸のすぐ下ぐらいまで高くなりますので、
いつも演奏している左手の指使いとは大変違ってしまいます。
また、弦も張りが弱くなりますので、弓の使い方も変わります。
慣れれば問題は無いのでしょうが、かなり大変です(私には)
やはり中胡の弦を張って、普通の二胡のように使える方が良いのではないでしょうか。
弦を張り替える時には、内弦でも外弦でもどちらでも良いですが、
1本だけはずして、それを交換し、ある程度張ってから、
次の弦を交換すると、千斤も巻き変えずにすみます。
外した弦は、トイレットペーパーの芯などの紙のパイプなどに巻きつけて、
最後にセロハンテープなどで止めておくと、次に張り替える時に便利です。
と、話しが細部に逸れてしまいました。
私としては、二泉の音と言うのが、日本人には合っているのではないだろうかと考えています。
そんな話をすると周りの二胡弾きたちは殆どが賛成してくれますが、
「もう一本二泉胡を買うというのは大変、二泉胡は高いから」
と言うご意見が沢山ありました。
そこで、レンタル始めようと思います。
ジョージガオモデルの二胡(二泉弦も使える)ブラジリアンローズとシャム柿
それから、二泉二胡専用の光舜タイプです。これはかなりクリアーな音がします。
普通の二胡弦を張ると、クリアーすぎるという方もおられますが、
二泉胡にした時には、ホントに最高音までクリアーに出て、バイオリン曲などでも違和感なく弾けます。
これは皆さんの好みによると思います。
光舜堂店主
確かに中国語の音域は、日本語よりもかなり高いです。(英語の音域も日本語より少し高い。)
だから中国人が「気持ちいい。安心する。」と感じる音域は、日本人よりも高めです。
例えば京胡は私たち日本人にはかなりきつい高音ですが、中国人いわく「あの音が気持ちいい」のだそう。京劇でも頭のてっぺんから出るような高音でセリフを言いますし。
でも中胡は中国では人気が無く、中胡を習う中国人はほとんどいないそうです。
一方、日本人は、チェロの低い音色を心地よいと感じますし、能や歌舞伎は京劇と比べてはるかに低い音程でセリフを話しますし。
「心地よく感じる音域」は中国人と日本人ではずいぶん違うようです。
気候風土、体型、骨格などいろいろ有るのだと思います。
それぞれの民族で、キー音と言うのが有るような気もします。
日本人には、やはり二泉胡でしょう。