弓は楽器の一部なのです。
このところ何人かのお客様からのメールにての問い合わせが来ていまして。
なんだか以前より雑音ぽくなった。
弾き込んだら鳴ってくるはずなのに、むしろ音がかすれてきてしまった。
あるいはかなり中国でも高価な弓に変えたのだが、最初は良かったのだが、どんどんなり方が落ちてくるような気がする。
これらのお問い合わせは、何しろメールだけでのやり取りで、楽器の具合を判断しながら . . . Read more
ソノケリンとというのは、インドの紫檀をインドネシアに移植したものと言われています。
ギターの制作する人たちが良く使うインドローズウッドと言われるものですが、
中には、ソノケリンと言って発売されているもの中には、小葉紫檀に近いものもあります。
私が知っているものの中では、、むしろ小葉紫檀系と思われる方が多いような気がするのですが、
もしかしたら、それは、二胡を扱っているせいかもしれません。
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最初に下地にCDMの加工をします。
よく乾燥して固まってから、反対面に
紫檀の木で作った、鱗の形をした紙を張り込みます。
和紙と言っても様々な種類がありますね、
このブログでも出てくるマスキングテープなども、和紙て作られているものは多いのです。
薄くて強い。というのが、和紙の良いところでしょうか。
勿論最近では様々な種類の紙が出来ていますね。
あれ、原材料は、みな木材なのです。(中に . . . Read more
台の修理に少しかかったほかは、なかなかに良くできた楽器でした。
この木は、現地名は分かりませんが、黒酸枝と呼ばれている、老紅木です。
老紅木は昔の物は、パドウクが多かったのですが、光舜堂でも、この黒酸枝は、時々見かけています。
ご覧のとおり、通常のパドウクほど真黒に変色することはなく、かなり時間がたっても木目がみえていますす。
あまり色の変わらないチンチャンなどに近いのかもしれません。
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今回CDMの張り替えのお預かりした二胡の台と胴の裏はこのようになっています。
通常、台の裏は、このようになっています(蘇州系の場合)
画像で分かりにくいかもしれませんが、
台にとても大きな鉄の板が入っていまして、
そのためかどうか普通なら台の先端の方にも木の板がついているのが、
鉄用のネジが撃ち込まれています。
このネジで胴を支えて、なおかつ台が曲がらないようになっているの . . . Read more
送られてきたのは、10年近く前に製造された、花梨の二胡でした。
多少、胴や棹には、色付けされて、塗装もされたものでしたが、お客様に説明しまして、色が少しは変わるのをご了承いただきまして、作業に入りました。
まず皮を剥がしました。この剥がした皮はお客様の金運が良くなるようにと、ケースに戻してあります。
それから約二週間たちまして、完成したのが、これ
(ちなみに弦はピラストロ、駒は彪駒)
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メールをいただきました。
今書いてる、ブログの駒の事、とても、解かりにくいです。
もっと分かりやすく書いてもらえますか。
確かに、仰せごもっともです。
そこで、振動学がどうのこうのとか、材質の密度がではなく、なるべくわかりやすく書いてみます。
駒は、弦の振動を皮に伝えます。
その木の質や高さ、重さ、そして、硬さによって、ひとつひとつ違う振動を皮に伝えます。
簡単に言うと、
一番よく . . . Read more
以前に書きましたように駒の高さというのは、それこそ、低いものから高いものまで、
3ミリくらいも違いがあります。
音が裏返りやすいという楽器があったとしたら、
その駒を、他の駒と比べてみてください、かなり高いものが多いと思います。
では、他の低い駒に変えたら、確かに、裏帰り音は出にくくなった、
でも、なんか音色が違うかもしれないなどということがおこります。
それは駒の木の種類が変わってし . . . Read more