今様々に二胡屋さんが修理・調整というのを行っています。修理も調整もお客様にはわかりにくいものです。むしろ修理に該当する場合の方が多く、光舜堂ではお客様に安心して来ていただけたり、送っていただけたり出来るように、分かりやすい修理内容と費用をを設定し直しました。初めて見せていただく楽器は全て、工房に送られてきたものでも、工房にご持参の物でも先ず以下の項目すべてのチッェクをいたします。その上で、送られて . . . Read more
あることでとても反省しています。先日、ネオちゃんが黒檀を彫るべく、刃物を研いでいました。その刃物を見せてもらって、「平らには遂げているんだけれど、これだと直ぐ欠けるよ、ほらこうやってこの刃先を二段に研いで、、、ね、私が研いだのは刃が長もちして欠けないでしょ!」言ってみてしまった!と思いました。なにしろネオちゃんは刃物を研ぎ始めてまだ3年。6歳のころからもうかれこれ70年も刃物を研ぎ続けてきた私がこ . . . Read more
いつのころから、こんなに紫檀紫檀!と小葉紫檀だけがもてはやされてきたのでしょうかね。確かに、小葉紫檀の甘い音色は気持ちよいですが。でも今の音を大きく、これでもか!と鳴ることを求めて作られた現在の二胡はその音色を活かしているようには聞こえてこないのです。以前横浜の中華街などで裏の方から聞こえてくる爺さん方が弾いていた、なんとも惹きこまれるような二胡の、胡琴の音からは離れてしまっているような気がするの . . . Read more
こんにちは、ネオです♪中々私の中でブログを書く、文字を書くということに慣れず、どうしよう〜と考えていました。そこで少し前から、写真がメインになるインスタグラムを初めてみることにしました!働き出してから写真はよく撮っていたので、昔の写真なども出てきたら載せようと思います♪アカウントとしては、二胡屋光舜堂としての告知などはする予定はなく、日常の中で楽しかったことや、びっくりしたことを皆様にも共有できた . . . Read more
先日、和歌山県太地にある鯨の博物館でのイベントに参加しました。まぐろ黒檀とシカモアの接ぎ合わせ。人生初の展示にドキドキ、今回はブースがとても大きかったので、木彫り(写真右下)版画(写真右上)高校の時に制作した鯨骨(写真左)を持っていきました。黒檀で彫ったしっぽ、マグネットを仕込みましたマッコウ鯨くるみで彫りましたなど15個ほど持っていきました同じ木でも場所で硬さが違ったり、木ごとに木目の癖が違った . . . Read more
光舜堂の工房には実に様々な二胡が持ち込まれます。鳴らない楽器。雑音のひどい楽器。折れたり、割れたり、破れたり。名前が間違え、偽の名前。本当に、購入した人がかわいそうな楽器たちが集まります。そんなことをこの2年ほど見てきたネオちゃんが、ある時初心者でもダメな楽器、あるいは良い楽器を見つける方法はないですか????「そうだ、フェルトを外して弾いてみればよいのですよ!」とネオちゃんこれ、思いもしなかった . . . Read more
光舜堂の二胡の調整は、以下の項目の点検から始まります。まずこれらを点検して、お客さんと相談の上修理に入ります。また、よくある頭の破損などで送られてきた時にもお客様と相談のうえで、以下の項目の中の不具合のある所は直していきます。・頭・首 破損直し・木軸 (削り合わせ) 木軸が滑らかに回って尚且つ止まるようにします・金属軸 ガタツキの直し~金属軸交換・金属軸を木軸に直し 棹に穴を開け直して木軸 . . . Read more
このところ沢山の蛇皮の張替えをしています。同じ一匹の蛇の皮としても厚いところもあれば、薄いところもありますし、また裏の削りぐあいでも厚みは変わります。蛇皮の厚みというのは分かりにくいです。ノギスで計っても100分の2ミリおtか3ミリの違いでしかないのです。先日お預かりした二胡はどうしても外弦の鳴りが悪いのです。特に開放弦。音に、音色になり切れないのですね。ウルフ音も出ます。そこでウルフ音を止めると . . . Read more
これ一番上は真黒黒檀でした。ところが後の5枚がアフリカンブラックっド。お陰でどうしても収まりにくい雑音がするのだと、思っていたのですが、、、この楽器ある関西の楽器屋さんの販売したものですが、お客さまが手に知れて皮の張替えをお願いしたところ、光舜堂の倍近くの金額を提示されて、光舜堂のCDMの張替えに決められたそうです。(最近どうやら、光舜堂は安いと思われている??という気がします。何しろ調整と言って . . . Read more
隙間開いてますね。これなどは殆ど演奏に問題ないくらいです。弦を張って調弦して棹をゆすっても動かないくらいです。これだけ開くと調弦して棹をゆするとカタカタと動きます。ですから、弾いている時に微妙に音程がずれたりします。弾きながら、楽器自体を前後に倒したりしても音程がずれてきます。このことは、どんな二胡にも必ず起こるのです。二胡の棹は真っ直ぐに作られていますから、棹が経年変化で縮んだりすると、必ずこの . . . Read more