とにかく困るのは、音が良くないので、何とかしてもらえないかと、頼まれることでしょう。
音が硬い。
雑音がする。
音をもっと大きく鳴るようにできないか。
もう少し高音が出るようにしてほしい。
などなど、これらの事は、駒を交換したり、弦を変えたり、台を止めるネジを閉めな押したり、木軸を削り合わせたり、
たぶん皆さんも、様々に、ご自身の二胡に手をかけて、何とかしている方も多いと思います。
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久しぶりで作ってみると、これは、可愛いですね。
やはり、木の仕事は好きですが、この大きさが限界かもしれません。
すっかり二胡の大きさに慣れてしまいましたね。
このロッキングバード、金沢のまだ見ぬ孫に!
西野和宏&ほぉ
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二胡の弦は、木軸と台によって、ピンと張られています。
弦そのものが、この木軸と台の間の長さによって、設計されて作られているはずです。
良く振動する長さと太さの組み合わせでしょう。
二胡の場合DとAに調弦されたときに、良く振動するように設定された、鋼の硬さと、長さと太さなのだと思います。
その設定が働くためには、棹は弦をしっかりと支えなくてはいけません。
その、棹が柔らかく、弦の強さによっ . . . Read more
ほぉさんが、そばにいないと、何となく、弓つくりが進みません。
止めてしまおうかなどとも、時々考えます。二胡屋!
そんな時には、時々道具を取り出して眺めたりします。
これは、40年ほど前に、モントリオールへ行って仕事をした時に、現地の職人さんにもらった、鉋です。
日本にもありますが、南京鉋と言われます。
このような曲面を削りだす、鉋です。
日本の物は、台の部分が木ですから、どんどん減 . . . Read more
こうやってぽつぽつと、弓を作りながら、時々思うのは、やっぱり販売お任せしてよかったと、いう事です。
月に大体24.5本、これを私自身がお客様に直接発送などしていたら、かなり大変です。
それと良いことは、各販売会社の方が、第二のチェックをしてくれることです。
孟さんなどはとても遠慮がないので、「西野さんここはもう少し、、、、」
などという事も、ありました。
お陰で最近はとても気を付けていま . . . Read more
久しぶりで、ブラジリアンローズウッドの低音二胡作りました。
とにかく、綺麗な木目、その質感の良さが、見た目でも、感じられます。
今回は特別、棹を太くしてみました。
通常の二胡の棹は、19ミリ×17ミリくらいなのです。
そして今まで作って来た、ドデカゴンは、20ミリ×18ミリでした。
今回はさらに、22ミリ×20ミリ。
手に持った瞬間重いです。
その重い、棹がすごく振動して、手にび . . . Read more
現在福音弓は、光風・舜風・紅風・黒旋風・そして西風と東風が発売されています。
弓の選び方の、方向性という事で書きます、弓の作りなどは、各販売店のHPをご覧ください。
まず特殊なところから、
「黒旋風」は、ある意味現在皆さんの通われている教室で、使っている弓とは違い、かなり特殊なものと言えるかもしれませんが、目的を、絹弦を弾く、低音二胡を弾くということに絞って作られた弓です。
「紅風」は、初 . . . Read more
大変ありがたいことに、福岡のニコロさん、里地帰君の教室から、ぽつぽつとご注文いただいています。
さすがに、10台を超えることから違和感はなくなりましたが、
最初に、「和j胡」と聞いた時には、作っている私には大変衝撃でした。
日本人の私が、二胡を作るというのは、どこか、気持ちの中に、中国から来た楽器、というのがありました。
最近は言いませんが、以前は紫檀黒檀類をまとめて唐木と言っていまし . . . Read more
これは中胡の内弦と普通の二胡の内弦の長さを比べたものです。
中胡弦の方が、11センチ前後長いですね、ピラストロの二胡弦と比べると12センチくらいも違います。
多分中胡の弦を始めて木軸に巻くとき、あれ!なんでこんなに長いのと、思われた方もたくさんいらっしゃるとおもいます。
現在販売されている、中胡の棹の長さは、ほとんど、二胡の棹の長さと変わりがありません。
多分、昔この弦が作られたころ、 . . . Read more
私は低音二胡の音が好きです。
二胡を弾き始めたころ、なんで、Dの音から始まるのか?
調弦を緩めてCから初めて弾いてみたりもしましたが、なんだか、頼りない音になってしまいます。
後になって長城弦(CG)というのがあるのを知り、試してみたのですが、これも今一つ。
そこで、色々楽器屋さんを訪ねて、GDのいわゆる中胡という楽器を弾かせてもらいましたが、
試してみた楽器の、不安定な事、2オクターブ . . . Read more