今、大量のヴァイオリンの弓の製材にかかっています。フェルナンブーコですね。綺麗な黄色です。この黄色が次第に赤い色に変わっていきます。その色の変化はまた今度、綺麗ですよ。これはヴァイオリンの弓と二胡の弓です。二胡の弓は長いと思っていらっしゃる方も多いようですが、弾く毛の長さというのはほとんど同じなのです。大体64センチ。二胡の弓は持ち手の部分があってその分7センチほど全体としては長いのです。弓毛も似 . . . Read more
何に付けてもこのネットの時代、様々な疑心というのがすぐ言葉になって、飛び交うみたいです。光舜松脂は劣化もしないと書きました。松脂の劣化とは、時間がたつと、当初の性能が発揮されなくなることです。松脂の劣化は、商品としての松脂に含まれている他の物質、例えばひまし油、などの植物油、あるいは鉱物油などが空気に触れて固まって来たり,蒸発して質が、変化することで起きるようです。植物油の場合、物によっては固まっ . . . Read more
特に、コントラバス系の松脂と言われるねばねばとした、柔らかめの松脂はなかなかたんに布地で拭き取っても取り切れません。ほんとなら中性洗剤で洗うのが良いのでしょうが、弓毛を洗うなどと聞いたこともない。とおっしゃる方も多いです。普通、ヴァイオリン系の馬毛の張替えの時には、ほとんどの業者さんは洗っていません。馬毛屋さんに聞いてみると、約2割くらいの方が馬毛を洗って張り替えているくらいだそうです。洗っていな . . . Read more
良い楽器と言われるものの象徴的なのが、遠鳴りをする、という事かもしれません。ようするに、大きなホールで一番後ろまで音が届くという事でしょう。もちろん楽器ですから音色や響きの良さというのは、除外できません。でも、遠鳴りする(大きな音がするのとは違います)という事が良い楽器の一つの条件になっています。特にストラデバリウス、ガルネリ・デジュス。二胡でも、音の大きさにこだわる制作家というのはいますし、演奏 . . . Read more
高橋さん、こんにちは。高橋さんのブログにコメントしようと思ったのですが、長くなりそうなので、申し訳なく、こちらで読んでいただけると幸いです。昨日垣内兄妹の演奏聞きに行ってきました。キラキラと輝いていました。何となく、これはK20の音だなと感じていたのです。演奏後にお聞きしましたら、0の上にK20だったそうです。ホールに最初に入った時に、これは音が籠る感じのホールだなと感じて、二人の演奏という事で、 . . . Read more
今から9年前ですね。最初のころはこのように、弓毛を二つに分けて頭のところで縛っていたのです。約半年くらい。その後は今のように、チューブで巻いて一本にしてよりシンプルにしています。竹は全く問題ないです。馬毛が伸びて、ネジが一杯になってきていますね。Mさん 長い間お使いいただきましてありがとうございます。そういえば、今から4年ほど前、そろそろ、弓毛の張替えをしたいとお願いされたのですが、「まだまだ使え . . . Read more
https://toruberlin.exblog.jp/32947624/垣内兄妹のヴァイオリンデュエット、明日15日と16日 「ティアラこうとう小ホール」にて開かれます。東京では初めて。昨年ベルリンの高橋徹さんのところで、光舜松脂の0と1に出会って、以来使い続けてくれているそうです。「他の松脂は考えられない」と、これは、聞きに行くしかないですね。試してもらおうと新しいタイプの光舜松脂持っていき . . . Read more
これ何の数値かと言いますと、二胡の胴と棹と蛇皮と台の役割の大まかな比率です。そして材料とその手間を加えたものの比率でもあります。二胡と言うと、どうしても、皮やそれを張る胴の役割や、価値に目が行ってしまいがちです。先日あるお客様が、工房にいらして、西野二胡を弾いてみました。その時の感想が、「なんて触りやすい、扱いやすい棹なの!!」音や音色より先に棹の触りやすさに驚いていました。そこでご自身の二胡の棹 . . . Read more
以前から書いていますように、真黒黒檀はもう殆ど入ってきませんし、また国内にも本当に少なくなってきています。木場にある銘木屋さんと言われる、紫檀黒檀などを扱うお店、数軒あるのですが、そこにも全くなくなっています。その他、名古屋、大阪、徳島、大分などにも無いですね。たまたま黒檀と表示されていたとしても、縞黒檀であったり、アフリカのブラックウッドであったり、また、黒檀というには茶色でしょうという、アフリ . . . Read more